がんの三大治療は、
①手術
②抗がん剤
③放射線治療
です。
獣医界では、①②が一般的です。
飼い主さんの中で「抗がん剤は使いたくないので、何もしな」という考えもあるのは、よくわかります。
ただカラダの中では、以下のことが起こっている。
①激しい炎症
②貧血
「はたらく細胞」風にいうと、カラダの中は火事が起こっているので、ほっておくと多臓器不全になります。
血液検査をすれば、
①炎症マーカー(CRP SAA)が上る
②Htが下がる
③白血球数が、高いか非常に少ない。
などで、血液検査さえすれば、すぐにわかります。
●治療法
①高濃度ビタミンC点滴
②非ステロイド系の抗炎症剤
③ヘム鉄
④食事療法
⑤トリテルペノイド
⑥ペルテノライド
などをしてカラダの炎症を少しでも取ってあげることですね。
がんの分子生物学という学問があり、そこでいろいろなことがわかるようになってきました。
がんになっても抗がん剤を使いたくないというのは、よくわかりますが、炎症は取ってあげて欲しいと考えています。