■がん とろみの食感が好きなので、あげてしまう。作ってみよう! #葛粉 #発がん物質 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

私たちの病院では、がんで来た子や難治性の子には、何を食べているか? 尋ねます。

 

猫さまは、

あのにゅるにゅるしたものが大好きで、それをあげている人がよくいます。

 

とろりとした食感

*筒に入っているもの。

*缶詰

*レトルト食品

 

などのとろみの成分を作るために。

『増粘剤、増粘多糖類』

この成分の中に、一部に発がん性が疑われるものがあり、缶詰型やパウチ型の商品などに広く使用されている。

少しなら、大丈夫だといれていますが、猫さまの中では、これを毎日、食べている子がいます。

 

 とろみの食感のものを与えるときは、よく成分を見てくださいね。

 

●飼い主さんが出来ること。

*とくに、とろみの成分があるものを与えるとき、『増粘剤、増粘多糖類』が入っていないか見る。

 

●ドライフードを食べない猫さまは、

とろみ成分がないフードを買ってきて、葛粉でとろみをつけてあげてくださいね。

 

●とろみの作り方

①鍋に水と葛粉を入れてよく混ぜる。

②①が出来たら、魚だけの缶詰などを入れる。

③とろみがつくまで、弱火で炊く。

 

これをお伝えした猫さまは早速、飼い主さんに作ってもらってよく食べているそうです。

 

もちろん食事だけで、がんは治るとはいえませんが、食事も変えていただきたいと考えています。

 

 

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