私たちの病院では、治療をしながら食事療法もしています。
読者から、以下の質問をいただきました。
Q&A
1、がんは炭水化物やブドウ糖などの糖質を好物とするので、がんになってしまった場合は、あげない方がいいというのは本当でしょうか?
2、リンゴなどの果物(果糖)やカボチャ、いも類、にんじん等も糖質があるので、避けたほうがいいのでしょうか?
1、がんは、炭水化物やブドウ糖が好きです。
できれば、なるべくあない方がいいです。
手作り食をしていると、やはり多少の炭水化物はあげないと、体重が減ってくる子もいます。
●飼い主さんのできること
・玄米をあげる。
・全粒粉の小麦粉で、団子やクレープなようなものを作る。
・砂糖は与えない。
・GI値がすぐにあがるようなものは避ける(すぐに、血糖があがるものは避ける)。
2、完全な食品はないので、果物や野菜に入っている果糖ぐらいなら、OK
●飼い主さんのできること
・あまり甘くない果物にする。
・サツマイモ、ニンジンは、あげても大丈夫です。
まとめ
くれぐれも食事療法をするときは、食事に詳しい獣医師のもとで、血液検査をしながら行ってくださいね。
がんのもふもふちゃんは、体を変えることが必要だと私たちは、考えています。だから、血液検査を深読みして、丁寧に食事療法をしてあげましょう。
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