いくら立派なお道具で素敵なお道具組をしてもココがダメなら引くわ~!
というお席にしないように、気を付けていること。
そして、お道具の他にこういう消耗品もそこそこお金が掛かっちゃうってお話。
茶巾 ちゃきん
「茶巾は雪白」 って聞いたことありませんか?どなたが仰ったのかな、
とにかく、茶巾は雪のように白くあるべし。という。
茶巾はお茶盌の中に仕組んで(入れて)席中でお茶盌を清める(拭く)のに使います。
これがよれよれで薄茶色くなっちゃってるの、厭です。
使い捨てとは言いませんがちょっとでもよれよれ黄ばんできたら卒業させてね。
茶巾は一枚700円~
お流によってサイズが違うのでお店で既製品が買えない場合もあり、
そういうお流では手作りなさってます。
茶筅 ちゃせん
世界に誇る攪拌機、お湯とお茶を混ぜる=薄茶は点てる、濃茶は煉る。
各お流儀で決まり(これを使うと決まってる)のものがあり、
表千家は煤竹、裏千家は白竹、武者小路千家は黒竹で作ったものを使います。
↑表千家の煤竹茶筅。これは18000円だった。30000円以上のもあります。
これも消耗品です。田舎家の囲炉裏の煙で燻された竹が煤竹、これがもう無くて、
ほとんど品切れ状態。だって材料が無いのよ。
かといって穂先の折れ折れのを使う訳にはいかないので
官休庵(武者小路千家)さんの黒竹のを代用で使うことも多くなってきたと
お道具屋さんにうかがいました。
黒竹茶筅は5000円くらいで国産上等のが買えます。
黒文字 くろもじ
お菓子を菓子器から銘々の懐紙に移すときに使います。
お菓子を切って刺して食べるためのものではありません。
一人一本のときと、取り箸みたいにみんなで二本を使うときがある。
この黒文字の削ぎ目というのかな、木の皮と中身の境目の所、
ここが青々(実際には緑)してなくちゃ厭です。
瑞々しいでしょ?
たまに、もう全体が煮しめたみたいに真っ茶色のカリカリの黒文字を添えて
SNSなどに画像を載せてる人がいますけど、お菓子まで不味く見えちゃいます。
本来は茶席の亭主がその日のお客さまのために一本ずつ削ってつくるもの。
大昔に作って棚に置いといたようなものは使わない。
黒文字は一膳(2本)800円~2000円以上のものもあります。
10本箱入り800円などもあるけど細いし、お勧めできません。
柄杓 ひしゃく
釜や水指からお湯やお水を汲むのに使います。
竹製のものを熱い釜の縁に掛けておくのだから当然傷みます。
それでなくても経年の茶枯れ感は出ちゃいます。
柄杓は5000円~炉用風炉用差通しなど季節やしつらえで変えるし
水屋用も必要なので一本あればいいわけでは無い。
ねえ、消耗品でも揃えるとなるとそこそこ掛かります。
上等で揃えると安いお茶盌の一枚か二枚買えちゃうくらいね。
でもそこをケチるとなにもかも台無しになるわけで、
実際ケチって台無しにしてる方にも出くわすことがあるので気を付けています。
そして今からお茶をお稽古しようとしてる方「やっぱりお茶はお金が掛かるんだ」と
思わないでね。茶巾一枚持ってなくてもお稽古は始められます。
お稽古を始めたからと言って道具を全部揃えなさいと仰る先生はいません。
ここに書いた消耗品は全部お茶の先生が揃えるものですからご安心を。
利休道歌
水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝柄杓と心あたらしきよし
利休道歌(りきゅうどうか)は「利休百首(りきゅうひゃくしゅ)」ともいって、千利休の教えをわかりやすく、覚えやすいように、和歌の形にしたもの。
紅雲庵では毎月一度お遊びの「茶話会」と
予約制お稽古の「紅雲庵茶の湯laboratory」を開催しています。
お気軽にご参加ください。必ず「お茶は愉しい」と感じていただけます。
おすすめの茶会やイベントのお知らせはこちら⇒紅雲庵お遊び帖
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