梅の花は猫の肉球や足あとになぞらえられます。
梅見とお誘いしておいて、2月22日猫の日ですもの、猫茶会いたしました。
お付き合いくださったお客さま皆さまありがとうございました。
そして2月22日は雨水に入って最初の大安でお雛さまを荘るのに良い日です。
お玄関に猫のミニチュアお雛さまを。
寄付掛物 猫
もうここでお客さまも「猫の日!」と気付いてくださいました。
袴男子がお正客してくださってお席をはじめます。
本席掛物 妙言無古今 みょうげんにここんなし ですが
きょうは みゃうげん と読んでいただきましょう。
香合 かつ箱 鰹節削り器のこと。鰹節は沈香です。
炉では香木を使いませんがお遊び会なのでご容赦いただきます。
花入 命婦 仰止斎在判 如隠追銘
花 猫柳 黒侘助
脇の棚には香箱
茶入 瀬戸耳付 仕覆 荒磯
茶杓 波斯猫掻き
紅雲庵の茶杓の先生 伊藤宗和先生が12年前に削ってくださったもの。
実は庵主は某所で猫の手と呼ばれていまして、それをお聞きになった先生が
削ってプレゼントしてくださったんです。
水指は安南写ですが今日は あんにゃん と。
釜は淡斎先生の好で笑門と銘があるもの。
主菓子は川口屋さんで 手毬
黒文字は庵主が削りました またたび なんです。
本物の生のまたたびの枝を削りました。
世の中にはまたたび専門店なるものがあり、そこからお取り寄せ。
鯉江良二造 織部茶盌 銘 猫間
柴山利彌作 志埜 銘 海老鯛 などで濃茶
濃茶はこういうご時世ですから各服仕様にしました。
袋 の火入を仕組んだ 小判 の莨盆を運び出して薄茶
お菓子は博多鈴懸のりん 鈴 の形の和三盆
器は不二見焼
宜稲の 松 の絵赤楽は 立ち別れ因幡の山の峰に生うる のおまじないに因んで。
もちろん、絵高麗梅鉢の茶盌 も使いました。
薄茶のあとはお弁当で一献
お酒は近江の 猫正宗
庵主は猫の帯でおもてなし。
これで釜が 天猫 だったら良かったのにねぇ~
あんにゃんが本物だったらよかったのにねぇ~
ま、等身大のお茶が紅雲庵の基本路線ですから無理しない、
あるもので遊べばよろしいんです。
今月もよく遊びました。
お客さまも各所のなぞらえにすぐ反応してくださいました。
猫は身近な動物でことわざ、慣用句などに頻繁に登場しますから
ガチ猫勢でなくてもキャハハって。
たくさん笑っていただけて嬉しゅうございます。
ありがとうございました。
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