今年も、楽しい嬉しい、けれど悩ましい夏衣の季節になりました。

令和二年の夏衣きもの暦、

紅雲庵では二十四節気に添ったスケジュールをおすすめしています。

 

 

今年、令和二年の二十四節気に添ったきもの暦は

5月5日 「立夏」から透けない単衣のきものに透けない単衣帯。
      だんだん帯を夏ものにしていきます。


6月21日 「夏至」から絽や紗の透ける薄物にして帯も透けるもの。
       ここから本格的な夏衣になります。

 

  蝉の羽のような軽やかさを楽しむ夏の装いは

  6月21日から8月7日までと思いの外長いものです。


8月7日 「立秋」からは秋の雰囲気のある薄物、
      色柄素材に秋のにおいを入れていきます。


9月7日 「白露」にまた透けない単衣に戻る。
      5月からの単衣をまた着ます。帯も透けない単衣帯。


10月8日 「寒露」以降袷のきものでここから袷仕様になります。

 

 

薄物とは

透ける生地で裏地を付けずに単衣仕立てにしたものを 「薄物」うすもの と言います。
着用時期は六月末から九月初めまでのおよそ二か月と二週間くらい、
真夏だからお茶会なんか無いんじゃない?と思うと大間違いで
朝茶事や盛夏の大寄せ、お稽古茶会などもこの期間に多く催されますから
茶会のきもの一通りには欠かせない一枚です。

 


薄物の生地には絽(平絽、駒絽、壁絽、絽縮緬)、
紗(紋紗、紬紗)などがありますが、最初の一枚でしたら
平絽か駒絽の無地で一つ紋を付けておけば大体のお茶会に着られます。

 


この二か月と二週間くらいの間に季節は
初夏 盛夏 晩夏 立秋と移り変わりますのでそれにつれて
帯、帯揚げ、半衿、長襦袢も変わっていきます。
帯締めについては特に夏用とされるものは使いません。
通年、組み方の格や配色に応じて使いわけます。

 

きものの色目、夏の初めから秋の初めまで着ますので

最初は暑さ寒さを感じない中間色を選びましょう。

 


夏の帯は六月中ごろから透けない単衣のきものにも合わせます。
透けないのと透けるのと両方のきものに合うものを選ばなくちゃいけません。
取り合わせが簡単だからと白地の帯を選ぶ方が本当に多く、
実際店頭には夏物と言えば白地というくらい白い帯が並びます。
と、いうことは、夏のお茶会には白地の帯が溢れかえっている。わけです。
白地の帯は汚れも、くたっとした「お古感」も目立つもので
よほどパリッとした真っ白の素敵な帯でないと埋もれちゃいます。

 


立秋8月7日を過ぎましたら夏の薄物でも秋の気配を秘めた取り合わせで、
帯揚げや帯締めに秋の色を取り入れたりの工夫がまた楽しいものです。

特に立秋過ぎの日の光は黄色味を帯びてきますので、

白地のきものや帯はくすんで見えてしまいます。

 

また汗をかくから洗いやすい洗える着物いわゆる化繊のきものや襦袢と思われるでしょうが、

化繊のきものは着ていて大変暑いんです。熱がこもるような感じで余計に汗をかきますね。

おすすめできないです。

 

お洒落着普段着なら何をどう着ようと自由ですが、茶会のきものは礼装ですから

恥ずかしくないように装いたいです。

もちろん日本列島は縦に長くて気候気温には地域差がありますから

細かいドレスコードはお茶の先生や社中の先輩にご確認ください。


テーマ 茶会の着物 こちらもあわせてご参考に

 

 


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