善財童子 ぜんざいどうじ とは

 

『華厳経』「入法界品(にゅうほっかいぼん)」の中心人物である求道(ぐどう)の菩薩。

サンスクリット語のスダナ・シュレーシュティ・ダーラカSudhana-śresthi-dārakaの訳。

 

福城長者の子であったが、発心して、「愛着に執われ、疑いで智慧の目が曇り、苦しみ、

煩悩の海に沈殿している私の目を覚ましてほしい」と文殊菩薩に願い、文殊の教えを受け、

55か所・53人の善知識(各自の道を究め、解脱への道を勧めるのにふさわしい人物)を歴訪して教えを受ける。

53人のなかには、長者、医者、婆羅門(ばらもん)、外道(げどう)(仏教以外の宗教者)、また女性が20人もおり、

先入観なしに謙虚に教えを受け、最後に弥勒、文殊、普賢の三菩薩のところへ行き、真実の智慧を体得した。

 

この故事より「東海道五十三次」が出たともいわれる。

文学性の高い内容から、偈賛(げさん)、図説、文学の素材となり、『華厳五十五所絵巻』(東大寺蔵、国宝)、

康円作文殊菩薩騎獅像(個人蔵)と安倍文殊院の善財童子像(快慶作、国宝)はとくに著名。

                                                コトバンクより

 

 

 

文殊菩薩が乗っている獅子の目線の先に居るのが善財童子です。

この獅子の「あ?」っていう表情も可愛らしい。

文殊菩薩に呼び止められて振りむいた姿が本来で(つまりお顔は文殊菩薩向き)

拝観する皆さんのためにお顔が正面向きに配置されているそうです。

 

 

 

こんな風に手を合わせてお顔は少し上向き、

髪型は耳の上にお団子ふたつの角髪(みずら)という童子形。キャワワ

 

そして53人の善智識=先生に教えを受けるという贅沢な環境羨ましい。

 

あ~欲しい、拙庵に善財童子さまをお迎えしたい。

随分前からそう思ってました。

 

実は善財童子の量産型フィギュアはあるんです。

今でも売られてます。最初はそれを買いましょうと調べたところ、

姿形は文珠院のそのものなんですが

素材がポリストーン⇒ 高分子素材と石粉を混ぜたもの。プラスチックに近い精度と石に近い重さを持つ。

硬さはアクリル程度でやや加工が難しい。衝撃に弱いので落とすと割れてしまう。

ええ?割れちゃったら厭でしょう。

生産国が中国だし、これはパスです。

 

そうこうしながら数年たって、願えば叶うってほんとですね。

あるところで善財童子さまをお見掛けして

作が華厳宗東大寺別当(第222世・第223世)狹川普文管長、共箱、

素材はブロンズ。

これはもう、迷うことなく早速お迎えいたしました。

 

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ふっくらぽっちゃりの童子みを増したお姿です。

 

第207世、第208世東大寺別当であった清水公照管長と

庵主の茶の師匠がお親しくしてらしたので影響を受けまして

当庵にもいくつか東大寺所縁のものがあります。

またひとつ増えましたね。

 

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管長は書家榊獏山氏のお弟子で

彫刻は水島石根氏に師事していらっしゃるそうです。

 

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しばらくはお稽古場の床脇棚に居ていただきますので

塾生の皆さまご覧になってください。

 

 

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