バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

1つの区切り

2020年09月23日 | 成長記録
 バンビは現在身長約167cmで、体重は65.5kg。
新型コロナの自粛中に4kg近く太ってしまったけど
学校が再開してからは少し戻せたみたい。
身長も伸びたしね。😅 

BMIは23.7で標準値だけど、体脂肪率は29.9で肥満。
確かにお腹周りやお尻が大きいし、太ももも張っている。
筋肉がつきにくく、ぽちゃっとした肉質なんだよね。
でも、腕や足は普通なので それ程太っているようには見えない。

 現在、GHは1歳未満のうちから使用するような話を耳にしているけど
バンビがGHを始めたのは9歳。
元々身長が大きめだったし、これは長身家系の遺伝子によるところもあるだろうから
みんなに当てはまるものでもないかもしれないけど
でも、GHを始めるのに焦る必要はないという私の持論は変わらない。

 バンビが今 この体型を維持しているのは
もちろんGHのおかげもあるのは否定しないけど
それよりは 小さい時から運動好きな子に育てることを目標にして
特に歩くことを厭わないように意識して生活してきたことに他ならないと
自負している。

 私は、食事のカロリー管理なんてきっちりできないダメ母なので
適当に自分が食べたいと思うものを食べる生活をしている。
バンビにも ”食べられない・食べてはいけない”と我慢を強いたことはなく
基本的に”食べていいものを食べていい分量食べさせる”という方針で
食に関して不満を与えないように心がけてきた。

給食もみんなと同じ献立(おかわりも野菜のおかずを1回だけOK)
おやつも毎日食べるしね。

ここまでは許すから 後はその中で工夫しよう。
例えば マックに行ったらサラダを先に食べよう。
外食で夜ジュースを飲みたければ、昼はお茶にしよう... そんなカンジ。

最後は必ず”おいしかったね、たくさん食べたね、良かったねー。”って思えるように
おなかと同時に心の満足を重視してきた。

だからなのかどうかはわからないけど
バンビはいままで 食べてはいけないものを勝手に取って食べたりしたことがない。
万引きはもちろん、家の冷蔵庫を漁って食べるようなことも一度もない。

もちろん、今日まで大丈夫でも明日も大丈夫である保証はないのは
重々承知している。
それに環境因子ではなく、持って生まれたものの違い
つまりバンビは”たまたまそういう子だった”だけ なのかもしれない。

それでも ”そういう子もいる”ということが
PWSみんながみんな「食欲モンスター」ばかりではない ということが
誰かの希望の光になれたなら... と思う。

17年前、永遠に続くかと思うくらいの暗いトンネルの向こうに
そういう灯りが見えたなら あの時どんなに心強かっただろうと思うから。
(今思い返しても涙が出そうになる...。)

 今、バンビは休みの日に 一人で電車に乗って
自宅から30分くらいの公園でバスケのシュート練習をし
ファストフードでハンバーガーとシェークを飲むのを楽しみの1つにしている。
こういう日が来ることをあの頃は想像もできなかった。

高校を卒業したらどんな生活になるのか
今はまだわからないけど
彼が 毎日が楽しいと思える人生を過ごせるように
それを私が用意するんじゃなくて、そういう人生を自分の手でつかめるように
親としてサポートしていけたらと願う。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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