バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

夏の終わり…将来に向けて

2019年08月27日 | 社会的自立に向けて
長かった夏休みも残すところ数日…

小・中学校は支援級だったので、宿題もバンビには少し頑張らないと終わらないレベルの内容と量が出され
この時期は戦いの日々だったけど。
それも 高校生になると、というか 支援学校だからなのか
宿題は 先生:「出しますか?」 親:「ないと勉強しないので、お願いします。」という状況で
毎日コツコツ頑張ったバンビは 先週早々には終わらせてしまったから
親子共に気持ちが楽で助かる。


この夏休みは デイサービスも利用したりしながら、いろいろな体験を積み重ねたバンビ。
水族館やら博物館やらにも あちこち連れて行ってもらい
スタッフさんのお手伝いや、小さな子のお世話もさせてもらった様子。


2年後、学齢期を卒業して 社会的に自立を目指していくわけで
”余暇の時間をどう過ごすか” は、とても重要なテーマ。

未就学の療育時代から親子共によく知っている同級生と一緒にプールに出かける というのも企画してみたけど
アニメやYoutubeが好きなインドア派の子と、ゴルフやバスケが好きなアウトドア派のバンビとでは
まったく興味の接点がなく…
一緒に泳いで楽しいのは楽しかったらしいけど、積極的にまた遊びたいというカンジでもなく
うーん、こういうのって ほんと難しい。

私と一緒に 映画やプラネタリウム、カラオケ等 いろいろ連れだして遊んでみたけど
同性ならともかく、この年になって異性の親子で連れだって出かけるのもねぇ…
まぁ、出かければ楽しくないわけじゃないんだけど
この経験が 将来他人と出かける時にプラスになるかなと思って頑張っている(親の私が) というところかなぁ。


あとは 一緒に出掛けて、途中で別れ、数時間後にまた合流 という形をする機会が何度かあって
その数時間を バンビは外で一人で過ごすという体験をしてるわけだけど
(スマホのGPSがあるからこそ成せることではある)
図書館にいたり、プールのロビーでゲームしていたり、駅で電車を見ていたり
まぁ それなりに楽しく過ごせたみたい。

友達と出かける というのもいいけど、それがなかなか難しかったりするので
この 一人の時間をいかに過ごせるか、しかも楽しく快適にー というのが
この年代でやらせておくべき訓練のテーマなのかなぁ と思っている。  



将来に向けて、就労施設も多機能型を2ヶ所 バンビを連れて見学させてもらった。

PWSも症候群なだけに、能力や症状も 個人差が大きいけれど
私の知る限り、企業就労よりは福祉就労(作業所等)している人が多いように見受けられる。

バンビも能力的には 企業就労と福祉就労の狭間かなぁ と思うけど
私としては 将来のことを考えても、できることなら企業就労してほしいと思っている。

ただ、高等部卒業後すぐを目指すのか
まずは 就労継続支援のB型、もしくは就労移行支援の事業所で 訓練を積んでからなのか
その辺が迷うところなんだよね。

事業所も 本当に千差万別。それぞれカラーがある。
どこに伺っても 「よく見て選んでください。」って言われるんだけど
見れば見るほどどこがいいのかわからなくなって、余計悩むんだよねー。

まぁ、こういうのも 縁と運とタイミング なんだろうな、という気はするけど。


今日行ったところはかなり手先の器用さを求められる作業をしていて
不器用なバンビには勤まるのか… というカンジだったけど
そういうのは 慣れもあるので、そこは気にしなくてもいい。
大切なのは 勤労意欲だったり、集中力だったりですよ と励まされながら
横を見たら、バンビはあくびをかみ殺していて、集中力は0に近い…(涙)

まだ 1年生で、2年からぐっと伸びますよ と慰められるも
これから先は 毎日があっという間に過ぎて、すぐ社会に向けて自立が求められるんだもんねぇ。
親としても焦る...。


そんなこんなの夏の終わり。
新学期は怒涛の日々の始まり。
親子共に 頑張って乗り切っていかなくちゃ~

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏休み 軽井沢の旅② | トップ | 初めてのパブリックビューイング »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会的自立に向けて」カテゴリの最新記事