ようやく緊急事態宣言が全国で解除されましたね。
私が住む東京もです。
まあ、ずっとアトリエこもってる日々なのであまり変わらないのですが、「出られない」のと、自分の意思で「出ない」のは全く気分が違いますね。
さて、先日、所属している事務所整理中に、私が以前制作したエッチング作品が出てきました。
「あー！これ、作るの苦労したなあ」
2012年、代官山蔦屋で個展を開催するときに、新しい技法で作品を作りたい！と、調布にある版画工房に通って、教えてもらいながら制作したものなのです。
防蝕剤を塗布した金属版にニードルで引っ掻いて絵柄を描いていき、その版を腐蝕液に浸すと引っ掻いた部分が腐蝕されて凹部ができ、そこにインクを入れ込んで刷っていきます。
色ごとに版を作って、ずれないようにして絵柄を完成。
何度も重ねることで、不思議な立体感が出てきます。
久々にみるとやはりかわいい〜。
みんなにも見てもらいたい〜。
ということで、さっそく紹介していただいた額装屋さんと相談して、かっこよく額装していただきました。
絵柄の周りのくぼみを生かし、マット枠は広めにとり、また気持ちのいい空気感を演出するために額も大きめ、絵柄に合わせて正方形のものに。
さっそく購入してくださった方、ありがとうございます。
購入していただいてからの額装になりますので、少しお待たせすることになりますが、楽しみに待っていただけたら嬉しいです。
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