フランスは只今子供たちの春休みです。一カ月半前に冬休みが終わったばかりなんですが、まぁ休みの多いことです。私たちの地域は今週で終わりましたが、最終のパリを含む地域が終わるのは5月6日になります。

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こういった休みにはサントルロワジールという学童があり、私たち夫婦は最初の数日をそこに入れて、あとの一週間は旦那がブルターニュに連れて来ていました(今は2週間の休みですが当時、秋と春は10日間でした)。

でも大概の家庭は祖父母宅に預けます。もしくは離婚している家庭などは双方一週間ずつ子供を見ます。

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私の日仏カップルの友人は、地方に住んでいる旦那さんの両親が、パリ観光を兼ねてヴァカンスの間一週間アパートに滞在して子供を見てくれていました。しかも子供を見てくれるだけでなく、家事一切を引き受け、食料品の買い出しもして夕食も作ってくれていました。帰る時はまた冷蔵庫をいっぱいにして帰って行かれたそうです。

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私は旦那の母親が存命中、一度も息子を預けたことはありません。一度息子が中学一年生(日本の小学6年)の時に、彼の父親に頼まれて二泊させたことがありますがそれだけです。

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旦那の両親は、私より一歳上の旦那の妹の子供を日常的に預かっていました。フランスではヴァカンスの度に孫を預かっても、日常的に預かるのは非常に珍しいことでした。

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丁度私たちが結婚してアパートが決まるまで実家に住まわせてもらっていた時、旦那の妹が母親に「ベビーシッターが見つからない」と泣きながら頼み込んでいました。彼の母親は何度目かで渋々承知し、彼女は3か月の息子G君を預けるようになりました。

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彼女は朝やって来ると、そのままG君を2階の部屋の簡易ベビーベッドに置きました。部屋は予め雨戸を閉めて真っ暗にしてありました。

そのまま誰もG君の様子を見に行くこと無く、彼女の母親(私のお姑さん)はG君がどんなに泣いても知らん顔でした。私はフランス式育児というものを全く知らなかったので最初のうち何度か「泣いていますよ」と言ったことがあるのですが、表情を変えずに「放っておいたらあきらめて泣き止むわ」と言われ驚きました。

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妹は毎日お昼ご飯を実家で食べており、お昼に戻るとG君をベッドに探しに行きオムツを替え、ミルクをあげて、また真っ暗な部屋のベッドに戻すと昼食を取り日課のトイレ(大きい方)をして再び出勤しました。

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フランスのおやつの時間は4時なので、お義母さんは4時に初めて2階に上がりG君を連れて降りてきました。そしてオムツを替えてミルクをあげ、ベビーカーに入れてお庭を散歩している時にG君の父親が迎えに来るサイクルでした。

これを見ていたので、私はその一年後に息子が生まれた時、「絶対、彼の実家に子供を預けるのはやめよう」と思ったのでした。

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そしてベビーシッターが見つかるまでの約束もなし崩しになり、結局旦那の両親(私の義父母)がG君をずっと見ることになり、その為ヴァカンスも彼らがG君を連れてブルターニュのこの家(その時私たちはパリ郊外住まい)に来ていました。

うちの旦那は息子を連れて日時を合わせて滞在したかったようですが、少しはゆっくりしたかったお義母さんに丁重に断られておりました。

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お義母さんはG君が6歳の時に亡くなったので、それ以降はお義父さんがG君を学校に迎えに行き預かっていました。

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私は(公的機関以外は)誰にも息子を預けたくなかったのは確かなんですが、まぁ、とにかく旦那には妹が3人もいますのでどのみち預けるのは不可能でしたね。

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