ニューヨークの医療現場が崩壊していることは、日本でも大々的に報道されていることと思います。
医療の最前線で働く方々が、最も大変で、過酷で、偉大であることは疑いようがありません。
全世界を脅かす人類史上最大の敵と日々戦っている、彼らこそが英雄であることに異論の余地はない。
20年ほど前の映画で、リドリースコット監督の「ブラック・ホーク・ダウン」というソマリアの前線で戦う兵士を描いた作品があります。
その中で、エリック・バナ演じる、戦争経験者のデルタフォースの軍曹が言う以下のセリフがあります。
「実際(の戦場で)、顔先3ミリに弾丸が通る音を聞いてみろ、政治だの、経済だの、右翼だの、左翼だの、どうでもよくなる」
僕たちが、評論家きどりでSNSで好きに意見を発している、その時も、ニューヨークの医療関係者は命がけで戦っています。目の前の命を救うために。
今、ニューヨークでは、そんな彼らに、せめて拍手や歓声をおくる「CLAP FOR NYC」がムーブメントになっています。もう1週間以上前から続いている。
外出禁止令が出ているのだから、どうにもできない、ならば、せめて自宅の中で、彼らの勇気を讃えよう!感謝の意を込めて。
と、毎晩夜7時から、約2分間に渡って、バルコニーや、ルーフトップから身を乗り出し、数千人のニューヨーカーたちが、拍手、歓声、を送ります。中にはキッチンから、フライパンや鍋を持ち出して、カンカン叩く人もいます。
見えない彼らに向かって。
うちの自宅は、ミッドタウンのレキシントンアベニュー沿い。もちろん、うちのネイバーたちも、そして、僕も参加します。
やってみてわかりました。
意味がある。
みんなが一丸となって戦っていると実感できる。
こうしている今も医療従事者が命がけで戦っていると感じることができる。
▶︎ https://www.youtube.com/watch?v=7ky03VsUjUY
(見えない方は、CLAP FOR NYC で検索してみてください)
これがニューヨークだ、これこそがニューヨークだ、とやっぱりこの街が大好きだなと思ってしまいます。
とはいえ、もともとは、フランスとイタリアからスタートした運動なんだけど(笑
ハッシュタグ「#clapbecausewecare」とともに、ここニューヨークまで拡大してきました。
こんな〝感染〟なら大歓迎だ。
前述した映画「ブラックホークダウン」のラストシーンでは、主役の、戦争を初めて経験した兵士役であるジョシュ・ハーネットが言うこんなセリフもあります。
「 (出兵前)、どうして戦争なんかに志願したんだと、周囲に聞かれたよ。英雄にでもなりたいのか、と。その時は何も答えられなかった」
目の前の戦友の遺体に、こう呟きます。
「でも、今なら答えられる、〝違う〟と」
よろしくお願いします🙇♂️
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