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ことばの教室に通って卒業

小学二年生

ひとつ前のブログで書いたとおり、息子は滑舌が悪いためにことばの教室に通いました。

実際に通ったことばの教室がどんな感じだったか、そして滑舌が良くなって卒業するまでを書きます。

ことばの教室とは

息子が通うことになるまで知らなかった「ことばの教室」とは、言語障害のある子どもを支援してくれる勉強場所のことです。

言語障害には、滑舌が悪かったり、どもってしまったり、お話が苦手だったりすることも含みます。

通っている学校内にことばの教室があれば国語の時間などに一人で移動して受けられるらしいですが、息子の学校にはなかったため、他校に通いました。

早退・遅刻をしても公休になるけれど、月曜日は4時間だったため、授業に全部でて給食を食べ、帰りの会を早退して受けに行きました。

ことばの教室の環境

一般的にはことばの教室は先生と1対1で行うそうで、息子も1対1でした。

ことばの教室専用の教室は、パーテーションで2つに区切られていました。

片方が勉強のスペース、片方はうちのように他校から子どもを連れてくる保護者が過ごすスペースでした。

勉強するスペースにあったものは、黒板・ホワイトボード・机・イス4脚のほか、子どもの後ろの棚にはおもちゃがたくさん。

おもちゃをとりいれて、楽しく授業をしてくれました。

ことばの教室でした勉強

ことばの教室でする勉強はその子の改善したい内容によって、また指導する先生によって違うらしいので、ここで書くのは滑舌が悪い息子が受けた一例になります。

1回目は先生と親しむことを目標に、自己紹介すごろく(お手製でした)をして、あいうえおを発音、講音カードというカードの読みをしました。

初回だし息子の希望で、私も勉強するスペースに入り、座って見ていました。

2回目以降は先生と息子が1対1で、私は声を聞くのみ。

やっていたことは舌の体操だけでもこんな感じに色々です。

  • あいうべ体操
  • 上下体操
  • 左右体操
  • ぐるりと一周
  • ほっぺふくらまし左右
  • 舌を丸めるトンネル

他には歯をカッチンと閉じて真ん中から息をスーっと吐く練習だったり、コップにストローをさして舌の真ん中から空気をブクブク出す練習だったり。

最後の頃は、言いにくいもじの入っている単語をたくさん言う練習もありました。

家での宿題

たまに、家でも練習するように宿題が出ました。

舌の体操、ストロー吹きなどの簡単なものです。

長期休みには舌の体操などいろいろな項目と回数がかかれた宿題の一覧表を渡され、毎日できたら丸をつけました。

ペロペロキャンディーをべろで舐めさせるのも舌にいいとのことで、子どもが喜んで毎日舐めたりもしました。

クラスメイトに応援される

ことばの教室の先生によると、クラスメイトにことばの教室に通っていることを隠すこともできるらしいです。

息子は別に隠さなくていいとのことで、オープンにし、担任の先生からもお話してもらいました。

初めの頃は迎えに行くたびにクラスメイト達に「だいすけくん、どこいくのー?」とか聞かれまくりでした。

先生がお話してくれてからは、クラスメイトに応援されるようになりました。

息子がランドセルをしょって出てくるときに「だいすけくんがんばれー!」「がんばってねー!」とか大合唱。

仲の良い男の子が激励のだきしめ?をすることも数回、なぜかお友達がついてきて靴を出して応援してくれることも。

先生からクラスメイトの皆にお話してもらって良かったです。

ことばの教室の卒業試験

ことばの教室に通い始めてからおよそ半年後に卒業試験がありました。

初めに教育センターで診断してくれた方と同じ方でした。

また、卒業試験の内容は、ことばの教室に通う前にうけた市の滑舌診断テストとほぼ同じでした。⇒滑舌が悪くて受けた市の診断テストと結果

結果は合格。

1年前とは全く違っていて、きちんと発音できているとのことでした。

ことばの教室が終わって少し経った時に、担任の先生を経由して、言葉の教室卒業証書という賞状が贈られました。

教室に通い始めるまでに半年待ち、およそ半年、週一回の通級で滑舌が良くなりました。

下の子に「く~ちゃぁん!おいしゃしゃんに、いきましゅよ~」とか言うことがありますが、私の視線を感じるとハッキリ言いなおすせています。

普段はちゃんと話せているし、わざとなら滑舌悪く言っていても大丈夫かな、と見守っています。

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