今日は久しぶりにフェスティバルホールに行ってきました。
大阪では一番と言われてる大きなホール。
前回はレミゼでしたが、今回はラ・マンチャの男の初観劇。
事前にネットで購入した上手側1階席24列目の席。
さすがに舞台からは遠いのでオペラは必須ですが、通路側だったのでストレスフリーで観れました。
今回は宝塚同様に生オケ。開演前のチューニングの音で若干テンションが上がりました(笑)
客層は50代~60代の女性客が多いですが、同世代の男性客の姿も多かったです。
着物姿の女性も多く、宝塚とはだいぶ客層が違いますね。
 
 
  
それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。

東宝ミュージカル
『ラ・マンチャの男』
~フェスティバルホール~
2019年9月8日(日)天気:晴れ時々曇り
<公演時間> 
13:00  ~ 15:05
 
■ストーリー
16世紀末のスペイン、セビリアの牢獄では教会を侮辱した罪で、セルバンテスが従僕共々投獄されようとしている。
新入りである彼らをこづきまわす囚人達で牢内は騒ぎになり、聞きつけた牢名主が詰問、裁判をやろうと言い出す。
なんとかこの場を収めたいセルバンテスは、即興劇の形で申し開きをしようと思い立つ。 それは、囚人全員を配役した劇。
――田舎の老人アロンソ・キハーナは本の読み過ぎで狂気の沙汰とも言えるとんでもない計画を思いつく。
何世紀も前に姿を消した遍歴の騎士となって、悪を滅ぼさんがために世界に飛び出す…その男こそ、ドン・キホーテだ。
キホーテは従僕のサンチョを連れた旅の途中、 立寄った宿屋でアルドンザという女と出会う。あばずれ女だが、キホーテにとっては“憧れの麗しき姫ドルシネア”その人に見える。 憧れの姫のため身を捧げる決意をするキホーテ。
不思議な彼の言葉にアルドンザの気持ちは揺れる。だが、そんな彼女にラバ追いのあらくれ男たちが襲い掛かる。
身も心もボロボロのアルドンザを目にして、それでも“麗しの姫”と崇め続けるキホーテ。
彼の求める夢とは、そして真実とは――。

■主な配役とキャスト ※以下敬称略
セルバンテス/ドン・キホーテ: 松本白鸚
アルドンザ: 瀬奈じゅん
サンチョ: 駒田 一
アントニア: 松原凜子
神父: 石鍋多加史
家政婦: 荒井洸子
床屋: 祖父江進
ペドロ: 大塚雅夫
マリア: 白木美貴子
カラスコ: 宮川 浩
牢名主: 上條恒彦
隊長: 鈴木良一
ギター弾き: ICCOU
ムーア人の娘: 真田慶子
フェルミナ: 北川理恵

作曲:ミッチ・リー
脚本:デール・ワッサーマン
演出:エディ・ロール(日本初演)、松本白鸚
 
 
[感想]
16世紀の末、スペイン・セビリアの牢獄。
作家のミゲール・デ・セルバンテスは教会を侮辱した罪で投獄される。
泥棒や人殺しの罪をおった囚人達は新入りのセルバンテスに暴力を振るう。
牢名主の命令で牢獄内で裁判を行うことになるが、セルバンテスは自分が書いた「ドン・キホーテ」の脚本を、劇として行うことを提案。他の囚人たちに役をふりわけ、その物語に巻き込んでいく。
セルバンテス(現実)が牢獄で考えた物語でアロンソ・キハーナ(空想)という騎士道妄想癖ある初老の紳士が、ドン・キホーテ(空想)という騎士になり活躍した三重構造のお話なのです。
 
悪かった点。
こういう風に書くとわかりやすそうに感じますが、実際観てたら結構分かりにくい。
一部松本白鸚さんの台詞が聞き取りにくい…という意見がありましたが、まさにそうでした。
歌は迫力があっていいのですが、セリフがほんと聞き取りにくかったです。上條さんもしかりでした。
なので物語が全然頭に入ってこなくてどんどん睡魔が襲ってくる…という有様(笑)
駒田さんが凄く良かったのでできたら主演を代わっていただきたかった(笑)
 
良かった点。
アルドンザという娼婦を演じた瀬奈じゅんさんの歌声がとても素晴らしかった。
清らかな清流のような綺麗な歌声がズンズン心に響いて心地よかった。
宝塚では元男役の人なのにそんなこと全然感じさせない澄んだ歌声。
迫力ある演技とともに満点の出来。ちょっとじゅんさんの虜になりました(笑)
 
…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度〇
おすすめ度(リピート含む)〇
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、8点です。
初観劇にはちょっと内容が難しかったかも…。
 

以上です。