ついにオリンピックが延期になりましたね。
この状況なら仕方がないと思いますが、日本は別として来年状況が好転するのかな?
イタリアとか中国を抜く勢いの感染者数。医療崩壊が早計に解消するとは思いにくいけど…。
宝塚もまた延期…。兵庫の知事が31日まで自粛要請を出してたので嫌な予感はしてましたが…。
もうチケットは再開してから購入したほうが良さそうですね。手数料だけ取られて大分散財してしまいました…。
2日から再開としてますが、大丈夫かな?変な横槍が入らないといいですが…。
 
 
…というわけで今日は昨日再開した梅芸のミュージカル「ボディガード」日本キャスト版を観てきました。
入口でサーモグラフィによる検温+手の消毒をしてから入場。凄く物々しい雰囲気。
ロビーには至るところに消毒液。ロビーの窓は全開に開けて換気の徹底。
客同志の会話も慎むように…というアナウンスもあり、非常に粛々とした雰囲気でした。
今日は3階のゴンドラ席に座ったのですが、私の周りには誰もいないコロナ仕様(笑)
そこから1階、2階を見ると、1階席は前12列目くらいまではほぼ満でそれ以降は半分空席。
2階と3階は半分くらいの入り。俗に言うガラガラですわ(笑)
でも、この状況で平日の昼なのによく入ったなぁ…というのが正直な感想…。
お客さんはありがたいですね。入れば少しでもお金を落とすことができますしね。
ちょっとずつ徐々にではありますが、大阪の演劇界も日常を取り戻すことができてるみたい…。
あとは病気を発症しない、感染を広げないこと…。それに尽きますね。
 
 
それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。
ミュージカル
「ボディガード」日本キャスト版
~梅田芸術劇場メインホール~
2020年3月25日(水)天気:晴れ時々曇り

<公演時間> 
1幕 13:30  ~ 14:35
~休憩25分~
2幕 15:00  ~ 16:05
 
■ストーリー
レイチェル・マロン<柚希礼音・新妻聖子(ダブルキャスト)>は、姉のニッキー・マロン<AKANE LIV>と共にオスカー賞を目指す、歌手であり女優でもあるスーパースターである。
彼女は数か月前から、謎のストーカー<佐賀龍彦・入野自由(ダブルキャスト)>に付きまとわれ、周りでは不審な出来事が続いていた。そこで、個人でボディガード業を営んでいるフランク・ファーマー<大谷亮平>に、彼女の身辺警護の白羽の矢が立つ。
緊迫した状況にも関わらず、フランクを邪魔者扱いし、忠告を聞こうとしないレイチェル。彼女の態度に、フランクは依頼を断ろうとする。しかし、身勝手から危険な目にあったところをフランクに救われ、レイチェルは彼に深く感謝をし、信頼を置くようになるのだった。急速に距離を縮める二人だったが、フランクは依頼人と深い仲になることに躊躇し、けじめをつけようとレイチェルを突き放す。
思い合っているのに、すれ違う二人・・・。
レイチェルとフランクの関係には亀裂が生じ、警護に支障をきたすようになってしまう。
スターとして走り続けるレイチェル。任務遂行に身を捧げるフランク。狂気を増していくストーカー。
家族が、仲間たちが、愛情、友情、恐怖、嫉妬、欲望がうずまく複雑な感情に揺り動かされていく―  
 

■主な配役とキャスト ※以下敬称略 ★が今回の出演者
レイチェル・マロン(Wキャスト):★柚希礼音、新妻聖子
フランク・ファーマー: 大谷亮平
ニッキー・マロン: AKANE LIV
ストーカー(Wキャスト): 佐賀龍彦(LE VELVETS)、★入野自由
サイ・スペクター: 水田航生
トニー・シベリ: 大山真志
ビル・デヴァニー: 内場勝則
フレッチャー(トリプルキャスト): ★島田裕仁、大河原爽介、福長里恩
 
青山航士 / 飯田一徳 / 小山銀次郎 / 宮垣祐也 / 加賀谷真聡
鹿糠友和 / 落合悠介 / 杉浦小百合 / 吉元美里衣 / 橋本由希子
HitoMin / 杉原由梨乃 / 熊澤沙穂 / 斎藤葉月
 
スタッフ
原作: ローレンス・カスダン、ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」
脚本: アレクサンダー・ディネラリス
訳詞: 森雪之丞
翻訳: 阿部のぞみ
編曲: クリス・イーガン
演出・振付: ジョシュア・ベルガッセ
 
[感想]
レイチェルは姉のニッキーとともにオスカー賞を目指す女優兼歌手。
しかし、謎のストーカーにつきまとわれて、不自然な出来事が続出。
そこでマネージャーのビルが彼女のボディガードにとフランクに依頼する。
ところがフランクを邪魔者扱いにし、忠告を聞かないレイチェル。
彼女の態度に依頼を断ろうとするが、その直後に彼女は危険な目に遭遇。
それ以来、彼と距離をとっていたレイチェルは徐々に距離を縮めていく…。
しかし、狂気を増していくストーカー。レイチェルに危険が迫る…。
…というのが大まかなストーリー。

ボディガードが大物女優を守るというお芝居なんですが、そこに色んな感情が渦巻いてます。
ミュージカル…ですけど、歌はちえちゃん(柚希礼音)が9割、残り1割はほぼAKANE LIVさん。
大谷亮平さんも主演ですが、歌はカラオケ?で1曲あっただけ?ほぼ歌いません。
カラオケの歌は結構酷かったですが(笑)
観劇前は吉本の内場さんも歌うの?…と危惧してましたが、彼も歌わずで杞憂に終わりました(笑)
逆に言うと、主演のちえちゃん(Wキャストは新妻さん)の歌にかなりの比重がかかった公演…。
だから凄い重要なんですが…。彼女の歌、ちょっと…という感じ…。
喉の不調なんでしょうか?高音が全く出ない…。声が掠れてやっと出てる…という感じ。
通常よりキーが高いというのもあるんでしょうが…。ちょっと厳しいな…という感じの歌。
ちえちゃんの後に歌ったAKANE LIVさんの歌が素晴らしかったので余計にそう感じるのかも…。
AKANEさん、4オクターブ出る人ですもんね…。比べる相手が悪いかな?
それにしてもAKANEさんの歌声は凄かった…。心にズシンと響きました。
同じ役でWキャストの新妻さんは凄いという噂ですし、余計ちえちゃんにプレッシャーがかかってるんでしょうね。
なんで新妻さんとのダブルなんでしょうか?彼女も4~5オクターブ出る人。歌のレベルがだいぶ違います。
キャスティングした人がどういう思惑だったのかちょっと疑問が残ります。
でもダンスのシーンはさすが…と思わせるハツラツとした動き。こちらはいつものちえちゃんでした。
新妻さんだったらあそこまで足は高く上げられないでしょうしね。
…でもピンスポットを浴びたちえちゃんの最後の歌は素晴らしかった…。
えんだぁぁぁぁぁ…のあの有名な歌です。声は不調でもとても心に響きました。
やっぱミュージカルはいいですね。改めてそう感じた今日の観劇でした。
 
…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、9点です。
 
以上です。