新型コロナウイルス第3波が徐々に到来。
北海道、東京、大阪では連日新規感染者の記録が塗り替えられてきてます。
そのうち1日の感染者が1000人という日も来るのでしょうね。
そうなったら緊急事態宣言というよりロックダウン?
どうやったらこの感染症を減少できるのか…。日々不安が募ります。

 
今日はそのコロナの影響で春に中止になったアナスタシアの宝塚版を観てきました。
梅芸のチケットはかなり苦労して取ったのに無残にも中止。
ほんとに悔しい思いをしましたが、今回の宝塚版が無事開幕できて嬉しく思ってます。
このまま無事千秋楽までいってほしいですね。
無事に幕が開いて無事に幕が下りる…。今年はチケットを持っていても無事に幕が開くか不安です。

 

 
そんな中でも朗報?がありました。閉鎖と思われたフルールのタコ焼きコーナーが復活してました。
完全に閉鎖と思われただけにこの復活は嬉しい。今回はポンズ味も増えてましたよ(笑)
元々閉鎖ではなくてリニューアルする予定だったのかな?
それともここで呟いたことが効いた?意外と宝塚関係者が見てるのかもしれません。
宝塚ってほんとファン思いの所だと心底思ってます(笑)関係者様、ありがとうございました。
ちなみに今日はお弁当を持ってきたので食べてないです(笑)今度来た時いただきますね。

 


コロナの影響からか1幕終了後の休憩時間にテラスで食べる人が増えました。
席がほとんど埋まって密状態…。客席では食べれない…というのが影響があるのかな?

  
コロナの影響で閉まってた大劇場1階ロビーのドリンクコーナーが復活してました。

キャトルの整理券もなくなり自由に入店が可能になりました。

…というわけで大劇場の中は徐々に日常を取り戻しつつあります。
開演前に女性指揮者の客席への挨拶(会釈)がありました。
もしや生オケ復活?と思いきや、オケBOXは女性指揮者だけ。
音楽はテープ(録音)で指揮者が出だしのタイミングを指揮する…というものらしい…。
外部のミュージカルでは生オケは復活傾向…。宝塚もそろそろ復活してもいいのでは…。
今日は1階席の後方に座りましたが、お客さんが超満員。後方は立ち見もありました。
この状況火でこれだけお客さんが埋まるのはエンタメ界では宝塚くらいなんだろうな…。
長い歴史があって根強いファンがいる宝塚の凄さを改めて垣間見た気がします。

 
※1幕と2幕では緞帳が違います。

それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。


宝塚宙組公演
三井住友カード ミュージカル
『アナスタシア』
潤色・演出/稲葉 太地 
~宝塚大劇場~
2020年11月15日(日)天気:晴れ時々曇り


<公演時間> 
1幕 11:00  ~ 12:10
~休憩35分~
2幕 12:45  ~ 14:05

■主な配役
ディミトリ - 真風涼帆
アーニャ(アナスタシア) - 星風まどか
グレブ - 芹香斗亜
ヴラド - 桜木みなと
リリー - 和希そら
マリア皇太后 - 寿つかさ
リトルアナスタシア - 天彩峰里
ほか

■説明
アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされた1997年公開のアニメーション映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル『アナスタシア』。ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘アナスタシアが、密かに難を逃れて生きていたという「アナスタシア伝説」にもとづいたロマンティックな作品は大好評を博し、2017年の初演から2019年3月までブロードウェイでロングラン上演されました。2018年のスペイン、北米ツアー公演を皮切りに世界各国で上演されてきた話題作が、2020年春に上演された日本公演に続いて、ついに宝塚歌劇版として登場致します。詐欺師でありながらも純真な心を持つ青年ディミトリと、アナスタシアによく似た記憶喪失の少女アーニャが繰り広げる愛と冒険の物語に、どうぞご期待ください。なお、宝塚歌劇での上演にあたって、ブロードウェイのクリエイティブスタッフにより、真風涼帆演じるディミトリ役に新たに楽曲をご提供いただきます。


■ストーリー
舞台は20世紀初頭、帝政末期のロシア、サンクトペテルブルク。
ロシア帝国皇帝ニコライ2世/瑠風輝とアレクサンドラ皇后/美風舞良の末娘として生まれたアナスタシア(少女時代)/天彩峰里は、
パリへ移り住み離ればなれになってしまった祖母マリア皇太后/寿つかさから貰ったオルゴールを宝物に、家族と幸せに暮らしていたが、突如ボリシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け、一家は滅びてしまう。
しかし、街中ではアナスタシアの生存を噂する声がまことしやかに広がっていた。
パリに住むマリア皇太后/寿つかさは、アナスタシアを探すため多額の賞金を懸ける。
それを聞いた二人の詐欺師ディミトリ/真風涼帆とヴラド/桜木みなとは、アナスタシアによく似た少女アーニャ/星風まどかを利用し、賞金をだまし取ろうと企て、アーニャと三人でマリア皇太后の住むパリへと旅立つ。
ディミトリ/真風涼帆は逆境を生き抜いてきた孤児であった。
またヴラド/桜木みなとはかつて宮廷に出入りしており、パリでマリア皇太后に仕えるリリー伯爵夫人/和希そらはかつての恋人であった。
記憶喪失だったアーニャ/星風まどかは次第に昔の記憶を取り戻してゆく…
同じ頃、ロシア政府はボリシェビキの将官グレブ/芹香斗亜にアナスタシアの暗殺命令を下す。
マリア皇太后に仕えるリリー/和希そらの協力を得て、ついにアーニャはマリア皇太后と会う機会を得るが、グレブがアーニャを見つけ出し…

[感想]
ニコライ2世の一家がボリシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け滅びてしまう。
その末娘のアナスタシアが生きている…という噂を聞き、祖母で皇太后のマリアがアナスタシアを探すため多額の賞金を懸ける。
その賞金をだまし取ろうとディミトリとヴラドがアナスタシアに似た少女アーニャを利用し賞金をだまし取ろうとする。
アーニャは過去の自分がわからない記憶喪失。しかし、徐々に記憶を取り戻してゆくが、
ロシア政府はボリシェビキの将官グレブにアナスタシアの暗殺命令を下す。
マリア皇太后に仕えるリリーの協力を得て、ついにアーニャはマリア皇太后と会う機会を得る…。
…というのが主な内容です。

映画も見たことがなく今回が初見のアナスタシア。
音楽も芝居もディズニー感が満載。ちょっと普段の宝塚の舞台とは違う印象。
歌も1曲、1曲が長いし歌うパートが多い。久々に宝塚でTHEミュージカルを堪能した感じ。
なんかとても幸せな感じにしてくれる。そんな作品だと感じました。
そんな中、あえてマイナス点を言うと、メインキャストに集中しすぎて若手男役、娘役の出番が少ないこと。
これはあんまり大人数でやるミュージカルではないんでしょうね。作品は素晴らしいのですが…。
それにしてもまどかちゃん。今回の作品で歌の上手さが際立ってる印象ですね。
色んな人が絶賛してる。過去最高だと…。個人的にもそう思ってます。元々上手いですが、歌のレベルが大分上がってますね。
真風さんも歌がだいぶ安定して凄く心地いい。芝居も上手いし今や最強。
劇中で真風さんとコンビを組む桜木みなとさんも良かった。歌も上手いし演技も素晴らしく笑いもあった。
でも綺麗なお顔に髭はあんまり似合ってないけど(笑)1幕はほぼ出ずっぱりの美味しい役。
2番手の芹香斗亜さんの役がアナスタシアを暗殺する使命を持った役だけど結局使命を果たせずだった…。
なんかイマイチ2番手としては弱い役のような気がしますね。でも歌は良かったです。
歌が良かったといえば和希そらさんのリリー。男役の彼女が今回は女役。
2幕からは完全に彼女の魅力に嵌ってしまいました。美人だし娘役でも十分に通用するんじゃない?
フィナーレも女役で出てました。美貌もですが、あの歌唱力はかなり魅力的ですね。

物語の後半、マリア皇太后が頑なにアーニャのことをアナスタシアではないと否定してたのに、
再度会うことも拒んだはずなのに、急に再会の場があり、アーニャをアナスタシアと認めだす…。
オルゴールが決め手なんだろうけど、展開が早すぎる…。急になんであんな雪解け?
しかも最後は強引にハッピーエンド。この辺りはディズニーらしいんですかね(笑)
まあ、ハッピーエンドはいいんですが最後は結構強引ですね(笑)
でもこの作品が人気があるのがわかる。とても心に染み入りました。


…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点です。
文句なし。今年観たミュージカルの中では1、2を争う作品です。


以上です。