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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、「結果にコミットする」。
これは、一時期流行った、ライザップのキャッチコピーです。
ライザップとは、完全個室のトレーニングジムのことですが、そのインパクトのあるテレビコマーシャルが話題になりました。
コマーシャルでは、まずトレーニング前のモデルが登場します。
彼らは、背中を丸め、たるんだお腹を突出し、生気のない顔をして、とてもみじめな姿を晒します。
それが次の瞬間、トレーニング後の姿に切り替わります。
たるんだ体は見事に引き締まり、その顔は自信に満ち溢れています。
この劇的な変化を強調した演出をすることによって見ている者に大きなインパクトを与えようというのが、このコマーシャルの狙いでした。
そして、その狙い通りに、多くの人たちがこの劇的な変化に目を奪われました。
私たちは、ある日突然、自分が劇的に変わることを期待します。
「今までの自分を180度変えたい」。
そう望んでいる人が沢山います。
そして、さまざまなことを学び、自分が劇的に変わったと思っています。
しかし、ほとんどと言っていい程、彼らは元の状態に戻ってしまいます。
なぜなら、彼らは劇的に変わったのではなく、ただ自らの上辺を取り繕っただけに過ぎないからです。
その本質は、何一つ変わってはいないのです。
多くの人たちが自分の本質だと思っているものは、その人の本質ではなく、本質を隠そうしている欺瞞なのです。
そして、私たちは、その自己欺瞞を変えようと必死になっているのです。
それは言うならば、自らの本質を新たな欺瞞で覆い隠そうとしているに過ぎないのです。
それゆえ、いつまで経っても本質を変えることができないのです。
自分を変えたいと思うのならば、自らの欺瞞の殻を打ち破り、自己の本質と向き合うことが必要不可欠なのです。
そして、その本質と闘う勇気を奮い起こすことが必要になってくるのです。
多くの人たちがしている行為は、自分を変えようとしているのではなく、ただ本質から逃げようとしているだけなのです。
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