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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、現在開かれている臨時国会も、12月5日に会期末を迎えようとしています。
野党は、会期延長を求めていますが、政府・与党は、それには応じない構えのようです。
しかし、今回の臨時国会では一体何が話し合われていたんでしょうね。
このコロナ禍という現状においても、その中身は、相も変わらず、愚にもつかない非難と意味の無い言い訳の応酬で、まったく中身の無い議論ばかりです。
国会の運営には、一日約3億円がかかっていると言われています。
今までのような国会運営を今後も続けていくのなら、これこそ、最大の税金の無駄遣いと言えるのではないでしょうか。
政治家の自己欺瞞については、このブログでも何度か採り上げました。
彼らの自己欺瞞とは、何度も繰り返される失言や不祥事のことですが、これらの行動にもちゃんと目的があります。
彼らは、残念ながら、無意識的には、自分たちの政治家としての能力に疑問を感じています。
しかし、『政治家になる』ということに関しては、とても価値があると思っています。
そこで、必死のパッチで政治家になろうとします。
その後、運よく政治家になれたとしても、自分の能力には自信がありません。
そこで、大臣などの重要なポストに任命されたりすると悲惨なことになるわけです。
大臣というポストに付けば、自分の政治家としての経歴に箔が付くのだが、いかんせん、自分にはその能力がないと思っています。
そのため、大臣の仕事をまともにしたのでは能力の無さが露呈してしまいます。
そこで、失言や不祥事を無意識に繰り返して、能力以外のところで失敗をしようとするわけです。
そうすれば、
「あんなことさえ言わなければ、大臣を続けられたのに……」
「こんなことさえしなければ、大臣を続けることができたのに……」
と自分にも周囲にも言い訳ができるからです。
これこそ、まさに自己欺瞞です。
このようにして、政治家は、無意味な自己欺瞞を続けているのです。
政治家の自己欺瞞は、喜劇としか言いようがありませんが、しかし、私たち国民にとってはまったくの悲劇そのものです。
国の命運を握る彼らには、必死のパッチで政治家を目指す前に、もっと人間の行動の本質について学んで欲しいものです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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