スポーツ現場におけるコンディショニングについての考え方とは?

スポーツ コンディショニング


昨今のスポーツ現場ではよく「コンディショニング」という言葉を耳にします。


でも、選手も我々トレーナー業をしている人も明確に説明できない人もいていると思います。



今回の記事では、様々な側面から見たコンディショニングについてと、私が思うコンディショニングについて書いていきます。





コンディションとは何?

水泳 コンディション
コンディション=心技体のすべて!


コンディショニングは「コンディションを整えること」です。


ベストパフォーマンスを発揮するために心技体のすべての部分であらゆる方法を用いてアプローチを行い、すべての要素を包括的に総合的に整えることといわれています。


そのためにはコンディションという言葉を理解しなければいけません。


コンディションは何かというと


「スポーツにおいて変動する競技状態を構成する心身の状態、およびアスリートのパフォーマンスに影響を与えるすべての要因」(鈴木.2018)

といわれています。


コンディショニングの中でも、様々な分野がありそれぞれ様々な職種の人が関わっています。



コンディショニングに関わる人達とは?

私が思いつくだけでスポーツ選手のコンディショニングに関わるのは

・スポーツドクター:障害が発生した際の確定診断を行う。また現場でのファーストエイドを行う。


・フィジオセラピスト(理学療法士):障害が発生した際の患部へのリハビリテーションを実施する


・アスレチックトレーナー:競技復帰に向けてのトレーニング指導や、障害予防に向けてのトレーニング指導、また医師がいない現場でのファーストエイドを行う


・ストレングスコーチ:障害予防・競技パフォーマンス向上のためのトレーニング指導(特に筋力トレーニング)を行う


・マッサー:選手の疲労回復のための、徒手的な介入を行う


・栄養士:選手の疲労回復・フィジカル向上のための栄養や食事のサポートを行う。


・競技指導者:選手のパフォーマンスアップのための練習メニューを作成し、直接的な技術指導を行う。



他にも歯科医師や、メンタル面のセラピスト、また女性選手サポートのために産婦人科医師などのサポートが必要な場面もありますし、日本であれば鍼灸師や柔道整復師の方々も介入を行っています。



これだけの人が、それぞれの役割を持って選手のサポートやコンディショニングを行っていくわけです。



ですが、日本の現状では理学療法士・アスレチックトレーナー・ストレングスコーチ・マッサーのすべてが「トレーナー」という一括りに入れられてしまっている印象です。


つまり、現状のスポーツ現場ではメディカルな部分(PT)、競技復帰サポート・障害予防・ファーストエイド対応(AT)、パフォーマンスアップのためのトレーニング指導(SC)、疲労回復のための徒手介入(マッサー)のすべてが求められます。

理学療法士 トレーナー 
トレーナーに求められているものは多い。


実際、一つのチームについているトレーナーはせいぜい1~3人で、複数の役割を担う必要性があります。


理想はすべてのの役割をそれぞれが担うべきだと思いますが、そうはいかないのが日本のスポーツ現場だと思っています。


すべての勉強を行うことで、その専門家の人とあった時に「プロフェッショナルはやっぱりすごいな」と思います。


スペシャリストでジェネラリストが日本では求められます。


トレーナーがコンディショニングとして行えることとは?

私は理学療法士ですが、病院での業務では術後のアスレチックリハビリテーションも提供しています。


そして現場では疲労回復のためのマッサージも行っていまし、選手のパフォーマンス向上のためのトレーニング指導も行っています。



まさになんでも屋・・・。



でも私の考え方では障害予防も、競技復帰も、パフォーマンス向上もそれほどプログラムの軸は大きくは変わりません。(強度は変えますが)



我々トレーナーは

・可動性

・筋出力

・協調性(目的の動きをErrorなくおこなえるか?)


に介入することが主だと思うのです。



これって・・・



普段の臨床と一緒じゃないですか??



思うに、現場で行う仕事の大半は理学療法士が普段行っている臨床に近いというのが私の印象です!



ですので、理学療法士としての強み(動作分析・神経生理学・機能解剖に基づいた問題点抽出➡オーダーメイドの運動処方)は活かし、それ以外の病院ではなかなか勉強しない部分(栄養学やファーストエイド)をしっかり補っていけば現場のニーズには答えていえるように思います。


トレーナーとしての仕事内容をもっと詳しく!

直近にはなっているんですが、10/25に私の地元大阪の方で




というテーマでセミナーを開催する機会をいただいています。



私が競泳現場に関わる中で、トレーナーとしてどんなことを行っているのか?


障害予防や、自主トレーニング、実際のコンディショニングに関してお話させていただく予定です。


いつもの徒手療法・神経生理学からは少し離れたテーマになっていますが、ご質問があればそこの部分にもお答えさえていただきます!


詳細は下記HPまで!

http://rehamame.com/20181025

申し込みもHPから喜多先生の方にご連絡いただいてもいいですし、当ブログのお問い合わせなどから来ていただいても大丈夫です!


まだ若干ですが空きがありますので、スポーツ現場での活動に興味がある方はぜひおこしください!



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