今年の路線 | 愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

アイルランドはすでに馴染みのある国。
エメラルド・グリーンの国。妖精やレプラカーン、ダンスと音楽、詩と文学。
ここでは、上記のロマン的な面も踏まえつつ、日常生活から見聞した出来事、問題などを取り上げて、赤裸々なアイルランドを紹介していこうと思います。

 

 

もう1カ月以上も書いていない。

その理由として、早い話が自身の未来図を確固なものとするために、これまで試行錯誤を繰り返し、ほとんど本能的な行動のように知識の吸収に引き付けられていた。

そうして今年の初めに、ある一部の課題を発見し、即そのまま行動に移り、最近になって、ようやくこれまでの止観的自己凝視の結果がはっきりとしてきた。

 

<肉体彫刻プログラム>

まず、今年早々の課題とは、肉体彫刻を完成させることである。

このことに気付いたのは、丁度1年前のトレーニング成果と現在を比較してみたら、なんと肩と腕の筋肉が少し付いただけで、体脂肪に変化が見られなかったからだ。

吾人は体重計で体重を測ったり、カリバーなどで体脂肪率を測ることはしない。

日常的には鏡に映った体を見て、筋肉と体脂肪の変化を審査し、時々写真を撮って記録としている。

この体脂肪の変化の無さには、我ながら失望してしまった。

2019年2月22日と2020年1月3日の写真

脂肪細胞は毒を蓄積するし、メタボリック・シンドロームのリスクが上がる要因でもある。

しかも、我々の細胞は3カ月で刷新されるが、脂肪細胞は時として10年も交代期間が無いものがあると、まるで政治のようなウサン臭いものである。

これを素早く落とす為に、肉食ケトのダイエットを基本に、1日平均2200キロカロリーの食事と週1日だけカロリー除外の食事とのプログラムを作成。

このカロリーアップの日には糖質やスイーツも遠慮しない、ハイブリッド・ダイエットである。

次にトレーニング・プログラムとしては、筋トレは弱い筋肉グループに焦点を当てたエクササイズと、確実に筋肥大を起こすための強度とボリューム、頻度を徹底的に実行している。

カーディオはマシーンか空手、HICT(High Intensity Circuit Training)、ウォーキング、ジョギングと時間や疲労度に調節が付きやすいように、レパートリーの選択肢を広げた。

そして、メインテナンスのためにフォームローラーの習慣化と最低でも週1のサウナも実行している。

このように、トレーニングに忙しい活動的な日々を送っている。

 

 

<新たな挑戦>

次に、今年の3月から9月までの6カ月間集中コースを受講する。

コースの内容はニュートリション&ヘルスコーチの資格で、通常1年間の内容を6カ月に凝縮した強行カリキュラムだ。

IINH(Irish Institute of Nutrition & Health)と言う学校で、なんと山の下に所在地があるというご近所さんでもある。

早速、今月17日の金曜にウェビナーを受けた。

驚いたことに、この学校はヨーロッパで初の栄養と健康の専門学校で、アイルランドで権威のある学校でもあり、その証拠にこの学校から受ける資格は世界共通のご印籠であり、しかも健康になるための正しいケトジェニックやパレオ、ヴィーガンダイエットを教えるという、偏りのない公平なダイエットへの取り組み様だ。

しかしながら、これを聞いて驚いたと同時に、自身の内面の変化を知って少々驚いた。

それは、ケトジェニックはもう古い。

今ケトジェニックの最先端を走っているのは、カーニヴォ―である。

その証拠にツイッターを見れば、アメリカのジャーナリスト、ニーナ・タイショールや南アフリカのティム・ノークス教授、アイルランドのアイヴォ―・カミンズや英国のゾーイ・ハーコン等々、ケトジェニック推進者の大物は肉寄りであることが発見できる。

 

ところで、今回のこの初めてのウェビナーで頷けられたことは、ヴィーガンでも正しいやり方で健康になれるということである。

最近英国のテレビ局・チャンネル4が、あるヴィーガン小集団が農家の子豚を略奪するという犯罪行為を特集した番組を放映し、あちこちで沸き上がった。

新聞では、この被害を受けた農家の地元に支店を置く三菱が、スポンサーであるこの番組の放映時に、スポンサーの看板を下ろしたとの話題を取り上げた。

このヴィーガン・グループの行動はれっきとした犯罪行為であり、畜生にも劣る間違いである。

そこで、ヴィーガン・ダイエットも間違いであると羽を伸ばすことは、返って間違いであろう。

ヴィーガン・ダイエットはビタミン・ミネラルサプリの摂取や、料理も一工夫を凝らす必要があるなど、要は「不自然なもの」であり、決して間違ってはいない。

しかし、その歴史と巨大企業をバックに、歪曲改ざんした科学データを押し付け、権力的に、組織的に強制したり、ダイエットと動物愛護を繋げ、常識はずれな行為を行うことは、完璧に間違いである。

 

<早い変化の波>

昨年の暮から新年を迎え現在まで、資料調査または勉強に忙しかった。

ひょっとして栄養学の90%は間違いであったのかと疑ってしまうほど、栄養の常識が覆されるデータが飛び交い、それらの新しい情報の理解に努め、できれば充分に古きと新しきを比較して、納得しようとするや否や、また新しい発見が別の部分で起こる始末。

例えば、最近、これまで赤肉に対する評価は、ガンの原因、肥満の原因、やれコレステロールだ。心臓発作だと言われてきたが、これらの批判には、実は科学的証拠は無く、あっても菜食主義科学者による偏った研究結果であったとの、公式な科学的発表があった。

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2759201?utm_source=twitter&utm_campaign=content-shareicons&utm_content=article_engagement&utm_medium=social&utm_term=011520#.Xh_iLC7Dkfh.twitter

 

また、食物繊維神話。

炭水化物がなぜ3大栄養素のままなのだろうかとの疑問。

完全菜食主義とケロッグ、一宗教の理想であるエデンの園ダイエットと現代科学とのギャップ。

地球温暖化の嘘。

Eat Lancetの馬鹿さ下限にショック。

米国での牛によるグリーンガス排出率は2%。

ヘルスケア産業は、10%のグリーンガス排出率。

ワクチンは毒。

そして、「どうか氷河期が来ませんように」と念ずる始末。

 

矢継ぎ早に情報が更新されるのに追い付けられないのと、まだ見ていない過去の情報と、このような身の回りの情報の多さから、個人的に今年は執筆活動にブレーキをかけて、一歩引いて、もっと勉強に集中しようとの路線が浮かび上がった。

今年は文武両道と簡素に、そして静かに自己研鑽に打ち込む年と理解した。