ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

中2男子の言い分~自閉症スペクトラム

2019-12-05 | 障がい児教育

4月に、以下の記事を書きました。

「アスペルガー児の反抗期~お母様の叫び」

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/e/1328afb5eab4f27959706246e26cb3d6

その後、夏休みが終わる頃に、

その男の子が体験レッスンに来られましたので、

その時の事を記しておきたいと思います。

 

ゲンキ君は中2の男の子。 

発達障がい(アスペルガー症候群)の診断を受けています。 

頭は良いのですが、人間関係が、かなり苦手のようです。

 

そんなゲンキ君が、ピアノに興味を持ち始めたそうで、

夏休みに体験に来られました。

 

ゲンキ君は、玄関に入るなり、

「緊張する~」 と言いました。

そして、レッスンを受けている間も

「緊張する~」と言い続けていましたが、

それでも、だんだんと打ち解けてきて、

体験レッスンはスムーズに進みました。 

ゲンキ君も、色々と質問したり笑ったりして、

興味を持ったようでした。 

 

お母様は 

「ゲンキの こんなに楽しそうな様子は、久しぶりに見ました

と言ってくださいました。 

私自身も手応えを感じましたので、てっきり 入門するだろうな~と 

思っていたのですが。。。 

 

その夜、お母様からの電話があり、 

「ゲンキは、入門を見合わせたいと言っています。」

とのことでした。

 

詳しく聞くと。。。 

「女の先生だと、お稽古の時に、
ずっと緊張しなきゃならないから嫌だ。」 

と語ったそうです。 

 

えっ

私は、女~というより、オバチャンなのに?

と思いましたが、 

ゲンキ君がそう言うのならば仕方がありません

お母様からは 

「先生からゲンキに電話をして、誘ってあげてください。」 

と言われたのですが、 

「ゲンキ君が、自分から行く!と言うまで待ってあげてください。」 

とお伝えしました。

 

この時期は、大人からの指図が一番うっとうしい年齢だからです。 

大人に反発したり、女の人に過度に緊張したり。。。

 

一般的に、思春期男子の反抗期は、なかなか難しいのですが、 

ゲンキ君は、発達障がいだからこそ、 

その特徴が、より顕著に表れたのかな~と思いました。 

 

。。。と云うわけで、 

私は、ゲンキ君が自発的に「習いたい。」と言うのを、 

気を長く持って、待っているのでした。

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