言葉の遅れ hidaka発達記録 8歳1か月

hidaka 8歳|2019/04/26 posted.
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ご訪問いただきありがとうございます!

久しぶりの更新となりました。

 

小学校2年生を迎えたhidaka。とても落ち着き、元気に過ごしております。

2年生のクラスは1年生のクラスの持ち上がりとなり、担任の先生の変更もありませんでした。

幼稚園の頃からhidakaのそのままを受け入れ、自分らしくいる事を良しとしてくれているお友達と、hidakaの個性を理解し、温かく見守り導いてくれた担任の先生のおかげで、hidakaは就学という大きな社会の波を乗り越え、悠々と大海原を渡り始めております。

過去の事を振り返る事が多い私のブログですが、hidakaがどのように成長しているのか、応援してくれている方、励みに思っている方へ。

今のhidakaの発達、私の心境を記録してみようと思いました。

言葉の遅れ hidaka発達記録 8歳1か月

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どのくらいコミュニケーションがとれてますか?

「おはよう」というと「おはよう」とかえってきます。

「今日給食なんだった?」と聞くと「ん~何だっけ?忘れた!」と言います。

「hidakaちょっとお話してもいい?」と言うと、私の傍に来ます。そして手をとると目を合わせてきます。何かをしっかり伝えたいと思うとき、大切な話しを真剣にうなずきながら聞いてくれます。

自分から多くの事は話しません。

hidakaから振られる話題の多くは、今まさに見ているテレビの内容の共感、読んでいる本の内容の共感、「○○行きたい。」「○○食べたい。」という要求がほとんどです。

唐突に自分の興味関心のある話題を話し始めたりすることもあります。

自分の内なる感情や、感じた事・思った事を口にすることはほとんどありません。

学校の話題は、応えやすいように選択式の質問をすれば、何となく聞きだす事もできます。

漠然とした質問には弱く、「わからない。」や「・・・・」になりますが、具体的な質問にすると、「○○!」「○○が○○で○○だった。」というように思いつく関連の話しを繋げることもあります。

コミュニケーションは・・・・得意な子に比べると、苦手と言わざる負えません。

緊張している場面で、人と目を合わせて会話をすることはできないようです。

緊張している場面でも、うなずいたり首を振ったりと「YES/NO」は伝えられます。

日常生活で困るか?と聞かれると、困りません。

何かトラブルに巻き込まれたり、悩みなどを抱えると、きっとこんなにhidakaに対してオープンにしておりますが、hidakaからは簡単には伝わってこないと思います。

きっと私に「助けて・・・!」となったときには、よほどの困難を抱えたときだというところが、育てていて「怖い。」と感じることです。

凸の発達はどうなっていますか?

多くの記事で、私は凸の発達への働きかけこそ、不器用さを抱え、周囲の子どもたちと同じ事が難しいという“生きにくさ”を持つ子どもたちには、必要なことだと書いてきました。

凸への働きかけというのは、今の日本の発達支援にはありません。

誰がその子の持つスペシャルな部分に働きかけ、認め伸ばしていってあげられるのでしょうか?

それは、私たち“親”しかいないのでは?と日々感じています。

凸の発達を伸ばすのは、もちろん苦手を抱える発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子・育てにくい子の「自分はできる」「ぼくは(わたしは)認められている」という“自己肯定感”を高めるという効果は言うまでもありません。

でも、私はそれだけではなく、私たち“親”にとって難しい育児への励みになる効果が大きいのではないか?と感じております。

我が子の“スペシャルな部分”というのは、我が子を育てる醍醐味なのです。

その子の持つ凸の発達を伸ばし、輝かせる事というのは、何事にも代えがたい“楽しさ”でもあります。

先日、hidakaの個人懇談がありました。

例外なく、私は今年もhidakaの不器用さが、社会でどのように作用しているのか心配に思う気持ちを抱え、学校へ向かいました。

どきどきし、向かい合わせにされた机についた私。

一呼吸を終えた担任の先生の第一声は

「hidakaくん、勉強ぴか一です!最近、発表もがんばっているんですよ!」と。

気が抜け、ホッと笑ってしまいました。

誰だって、大切に育ててきた我が子の事を褒められると嬉しいのです。

ずっと不器用さを抱える我が子の育ちが、社会の冷たい風に触れたとき、ママとして劣等生であるかのように感じていた日々がありました。

誰よりも我が子の発達に向き合い、時間や手を掛け、丁寧に自分を抑え過ごしても、誰にも称賛されることはなく、その見えない努力を認めてもらえず、我が子の育っていない部分を見られ、“ダメな母親”と・・・。

誰が言うわけでもありません。ですが、感じてしまうこともあったのです。

でも、凸の発達というのは働き掛け、容易に伸ばすことができます。

その子の“長所”と呼べるものになるのです。

それが、我が子の自信になるだけではありません。

私たちの“自信”にもなるのです。

その“自信”が、“あなたはあなたらしく そのままでいい”とし、子どもの成長を干渉しすぎることなく、温かく見守れる原動力になります。

今、発達で気になっている事はありますか?

気になっていることは・・・・正直あります。

hidakaは、自分の思いを人に伝える為の“言葉”を使う事が上手ではありません。

家ではよくその内なる感情を、上手く言葉で発散することが難しく、自分の思い通りにならないと、涙を目にいっぱい溜めてぽろぽろと泣きだしたり、ひとり部屋のすみでしょぼんとなったりすることがあります。

お友達との関係のなかでは、“笑ってやり過ごす”ということを覚えたらしく、何を言われても何をされても“笑っている”という姿が見られています。

家庭では、上手に言葉で発散し、どうしていけばお互い納得できるのかということを交渉し、探り合うソーシャルスキルを。

お友達関係で見せいているその姿は、本当に嫌と感じていないのか、嫌と感じたときにはどのような反応を示すべきなのかを教えていく事。

お友達のからかいや八つ当たりが度を越したものにならないよう、エスカレートしないように、アンテナを張っておく必要があります。

気になる事。

なくなった訳ではありません。

hidakaは不器用さを抱えた子ということに、今も違いはありません。

まとめ

3歳の発達障害の疑いがあったときに、今の8歳のhidakaの発達を想像できていたか?と聞かれると、それは本当に微塵も想像できておりませんでした。

誰も今のhidakaの未来を予測できた専門家はおりません。

傍で成長を見守っていた私たち親でさえ、hidakaの不器用さは社会に適応できると確信を得たことは、今の一度もありません。

いつだって不確かなものなのです。

ですが、気持ちは少し形を変えております。

丁寧に関わってきた時間が、楽しく過ごしてきた時間が、今のhidakaを作っています。

目の前にいるhidakaの目は生き生きと輝き、一緒にいると私は“夢”をみます。

“あなたはみつけられるね”

やりたいこと。気を許した仲間。自分らしく居られる場所。

可能性に満ち溢れていることを知りました。

その為に、今してあげられることがあるのです。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

時に、道を見失うときもあります。

何をしてあげるべきなのか迷う事もあります。

そんなとき、参考にしてください。

同じにする必要はありません。

“選択”するのです。

そういう働きかけもあるのかということを“知る”ことで、見えてくる“道”もあると思うのです。

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