ついには一日の上限額を6,000Pにすると

発表しました。

これに不満を持ったのが、高額の買い物を

しようと、既に多額のチャージをして

しまったユーザー。

に加えて加盟店。

なぜ加盟店が不満を持つのかについては

後で説明します。

幸い管理人は一週目の初日でテレビを

買ってからは静観していたので影響は

なかったのですが、「これは悪手だな」と

見ていて思いました。

大幅還元で記憶に新しいのは、PayPayが

2018年12月に開催したものです。

この時は4ヶ月開催の予定が、

翌年の消費税増税の影響も受けて

消費を喚起したのか、10日間で予算の

100億円を突破し終了。

その後、2回目のキャンペーンを実施

しましたが、一度の上限を1,000P還元に

抑える対策を打ちました。

今はPayPayモールで還元祭を開催中です。

PayPayと大きく異なるところは、

PayPayは途中で規約を変更しなかった

ところです。

そのため、ユーザー側もネットなどでの

加熱状態や、公式の「今いくら」などの

情報を見ていたため、早期での終了でも

納得していました。

KDDIの場合は、2つの悪い点が重なって

いると思います。

1.ルールが分かりにくい

2.続けてのメーカー都合での規約変更

1.ルールが分かりにくい

管理人が今回の還元を始めてみたとき、

いつ、どれだけのポイントがいくら上限で、

各週いつ終わるのかの全てを理解するのに

数回規約を読み直しました。

規約を読んで「日本語でOK」と感じた方も

多かったのでは無いでしょうか。

期間を3つに分けて、それぞれの期間の

最高還元額が3万、3万、1万で最高7万P。

さらに、毎週の予算が10億円。

ここで、期間の考え方が、

ポイント還元の期間と予算の期間の2種類が

登場するため、既に面倒です。

さらに複雑にしているのが予算を使い切った

ときの、その週のキャンペーン終了の条件

でした。それが以下です。

「還元総額が翌日中に10億円に達すると当社が

合理的に判断した場合、当該判断日の

翌日23:59に当該週における本キャンペーンは

終了します。」

多くの方は、「で、いつ」と思う文章です。

きちんと読めば分かるのですが、

今回のようなキャンペーンでやることじゃ

ないのではないかと

月曜日にキャンペーンが始まります。

翌日中、つまり火曜日に10億円に達すると

判断した場合は、判断した日(月曜日)の

翌日の23:59に終了なので、

初めは最低でもその週で2日間は開催される

規約でした。

開始週は火曜日が祝日であったことも

災い()したのだと思います。

2.続けてのメーカー都合での規約変更

2週目には規約が変更され、月曜の23:59に

2週目は終了しました。

そして今。一日の上限額が大幅に減額され

ました

予想を大幅に上回る還元額になっているとの

ことなのですが、そんなのPayPayのときに

分かっていたことです。

PayPayとの最大の違いは、そのキャンペーンを

やりきったかどうかだと思います。

上記のように、今はユーザーはネットで情報に

触れることができるため、すぐに終わることは分かっています。

それでも最低1日は続くため、高額商品を

購入しようと考える人はチャージして

いました。

高く買い取られるapple製品などを転売して

稼ぐ人もいたようですが、そいつらが

どうなろうとしったことか

問題は高額チャージしてしまった人達で、

クレカからチャージした場合はキャンセルできない、

口座からチャージした人はじぶん銀行へは

手数料1%を自分持ちで戻せるようですが

15万チャージしてたら、1%って1500円です。

銀行の金利がどのくらいだと思っているのか

消費者契約上の不実の告知として消費者庁に

届ける人まででる始末です。

KDDIは、チャージ残額は有効期限がなく

他のクレカなどと同様に使えると説明して

いますけど、「ソウジャナイ」。

還元は他の電子決済でも行われています。

PayPayではPayPayモールとYahooショッピング、

d払いは色々なところで。

auPayにチャージしてしまうと、

それらを利用できなくなってしまう

機会損失になってしまいます

有効期限が無いことから、本当に細々と、

他の決済の還元がない時に使い切る用途で

しばらく放置するしかありません。

会計の知識を持っている方はご存じかも

しれませんが、使えない金には利子が付くのが

一般的です。

確かにauPayは使おうと思えば使えるけれど、

他の決済の高還元中にわざわざ使う必要も

ありません。つまりは死に金です。

例えば1年間15万のチャージを寝かせておく

事になったとして、ざっくりと利回り5%で

計算すると、7,500円の損失が出ています

これまで後追いになっていたauPayですが、

今後もキャンペーンの開催に期待するしか

無いと思います。

チャージしちゃった人は、本当に使わない

とね…

そもそも、利用者が少なかったauPayに

高額をチャージしておく理由が無い事が痛いです。

管理人の近所だとスーパーでauPay使える

ところって無いです。

強いて言えばドラッグストアかなぁ

KDDIは高額チャージした方に対して「クレジット

カードと同じように使える(ようにしたい)ﾄﾞﾔｧ」との

説明をしましたが、現実としてはこれではクレジットカードどころではない、という感じです。

大風呂敷広げる前に加盟店を増やしておくれ

いくらなんでも、これをクレカと同じように

使えるというのは、クレカに失礼と言うものですよ。

どの店に言っても「うちは使えないんですよ」って

言われるクレカ

次に加盟店側の不満です。

客が高額商品を購入するからと在庫を

持ちますよね

それが買わなくなったらどうなるでしょうか

在庫というのは売れないとお金にはなり

ません。置いておく場所の費用や管理費も

係ります。

不満を持って当然と思うのです。

家電店のauの売場の方、肩身狭いだろうなあ

電気屋の店員は携帯売場の人に言っても

筋違いとわかっていると思います。

そうではなくて、勘違いして不満を持った

ユーザーが携帯売り場に苦情を言いに来る

パターンですね。

自社グループの施策ミスなので、

ご愁傷様ですとしかいえませんが

さらに腹立たしいのは、チャージして使った

金額がauPayのシェアに計上されるという

ことです。成績になります。

今回裏切られた形になった方は、嫌でも会社の

業績に貢献してしまいます。

KDDIはクレカのように使えると説明して

いますけど、ソウジャナイと言っているのは

ここです。

被害者感情を嘗めすぎです。

彼達彼女達は、怒っているのです。

使えるからいいじゃないかではなくて、

機会損失&死に金による会計上の損失の

危機でもあります。

KDDIの業績に貢献する必要すら感じてない

のです。

企業が電子決済に何百億円も投資して

いるのは、ビッグデータ解析などによる

ビジネスに使えるからで、ペイそのものの

手数料はそこまで重視していません。

大きいですけどね、手数料。

下手に手数料を取ると、せっかく導入して

くれた個人商店とかがやめる可能性も

高いです。

そういったところにも、今回の被害者は

参加させられています。

auPayの規約を読めば問題ではないのですが、

消費者庁に連絡する方も出たことから、

法的には問題化するかもしれません。

日本は裁判にお金も時間も労力も係るので、

余程やる気がないと泣き寝入りのお国柄

ですけど、さてはて。

もう一つの問題が、更なるPay疲れです。

ただでさえPayの乱立と多くのキャンペーンで

戸惑っているのに今回の追い打ち。

auPayの評判が悪くなることに関しては

自業自得なので仕方ないとはいえ、

他のPayに対しても「めんどくさい」の

悪感情が広まりかねません。

今後は政府主導のマイナンバーカードの

ポイント還元が控えていますが、

どうなるやら

でも、6,000Pなら30,000円までは買えるため、

Nintendo Switchとかなら大丈夫。

どうぶつの森最新作も控えてますし、

助かる方はまだまだ多いことでしょう。

可能ならば、毎日分割払いで毎日auPayが

使えないか、お店に交渉するのも一つの方法

です。次は3～4日間はもつんじゃないかなぁ、

多分