多いと思います。
一昔前はノートPCがその役目を果たしていましたが、
近年はモバイル機器の性能が上がり、
タブレットでも十分実用に耐えれるようになって
きました。
Apple製品を購入している人はいいんですよね。
iPadを購入しておけば、スペックは申し分ない
ですし、価格も4万円以下で購入できる様になり
ました。
問題はAndroid勢。
昔から高スペックのタブレットは高額で、
スマホに追加で購入するとなると厳しいです。
それならいつでも使えるスマホを高性能機種にして、
家は”そこそこ”でもいいか、となります。
そこで人気なのがAmazonオリジナルのFire HD
シリーズ。Androidをベースにカスタマイズした
Fire OSという独自OSを搭載し、セール時期なら
7インチで4000円を切る価格から購入することが
できます。
GooglePlayがインストールされていないため、
使えるアプリケーションが制限はされるものの、
ムニャムニャすると、自己責任でGooglePlayを
インストールできます。
そうすると、低価格で”そこそこ”のタブレットの
できあがりです。
10インチのタブレットを欲しいと思ってはいたの
ですが、管理人はFire HD10の購入に踏み切れません
でした。
国内で購入できる2万円以下のタブレットも同様です。
その理由は、”RAMが少ない”ことです。
よく「メモリ○ＧＢ」と表現されるやつのことです。
AndroidはiPhone/iPadと異なり、とにかく
メモリを消費します。
スマホの低価格帯でも4GBの製品が増えていることを
みればおわかりと思います。
今購入するなら、せめて4GBは欲しい。
でないと、購入して数年間は使用するでしょうから、
アプリを複数起動すると昔のAndroidのように
”もっさり”してくるでしょう。
Fire HD10は、RAM2GBなんです。
Amazonで販売されている安中華タブでも、
多くて3GB。
8月末位から、ようやく4GBの製品がちらほら
出てきているので、選択するならば、それらを
候補にしてみてください。
さて、今回管理人が購入したのは
CHUWIのHiPad Xという製品です。
まだ日本では発売されていません。
中国から個人輸入しました。
ネットで検索すると、同様に個人輸入してレビュー
している方もちらほら見かけます。
CHUWI自体はAmazonにも出店していますね
(本製品は国内ではまだですが)。
CHUWIは昔はよくある中華品質のメーカーだったの
ですが、2014年くらいから品質が上がってきて、
人気のメーカーになっています。
中国の深圳(しんせん)に本社を構える大企業です。
設立は2004年。2015年からAmazonや米e-Bay用の
専門チームや倉庫を作っています。
読みは「ツーウェイ」です。「チューウィ」と
読みたくなりますが、ツーウェイです。
ちなみに日本版Twitterアカウントもあります。
サポートに問い合わせもしてみましたが、
こちらは残念ながら質はまだまだ。
公式サイトに日本語ページがあるので、
日本語で問い合わせたら英語で回答が来た挙げ句、
英語で返信したのにその後は無回答でした。
この辺はねぇ…
しかも、その1回届いた回答も、こちらの意図を
無視した斜め方向の回答でしたし。
日本語で回答しない(できない?)なら、せめて
問い合わせページは英語で表示して欲しいです。
さて、HiPad Xですが、定価は約5万円です、
しかし、はじめからこの価格で販売する気は
ないようで、上下はしていますが、ずーっと
セール価格です。管理人は18,000円ちょいくらいで
購入しました。
スペックは以下の通りです。
※CHUWIより
自動翻訳なので、日本語がおかしいのはご容赦を。
まずは購入を決定した点、良いところを紹介します。
いい点RAMが6GB
なによりこの点です。
安タブレットがようやく4GBになってきた中で
余裕の6GB。
複数アプリを起動しても、もっさりしません。
SoC(CPU)が及第点SoCはHelio P60 MT6771Vを搭載。
といってもわかりにくいと思うので、
まずはベンチマークスコアを紹介します。
すでにGooglePlayからは削除され、
ウィルス扱いのようにされているAntutuのスコア
ですが、17万を越えました。
Fire HD10が14万位なのでやや上位。
RAMに余裕があるため、複数アプリ起動時の
実運用時の快適性の差は歴然と思いますが、
速度自体は安タブの中ではいい方という認識で
いいと思います。
Antutuのバージョンが異なるため同じ比較はできない
のですが、実はXperia XZ1とiPhone7がこの位か、
もう少し上のスコア(18万～20万位)です。
なので、2016年～2017年のハイスペックモデルの
スマホと同じくらい、という認識でOKと思います。
ゴリゴリの3Ｄゲームを遊ばなければ、多くの方は
十分ではないでしょうか。
バッテリー容量が大きい(7000mAh)10インチのタブレットでもバッテリー容量は
5000～6000mAhの製品が多い中で、
余裕の7000mAh。
2年後にヘタってきたときに、この1000mAhの差が
モノをいいます。
遠出するときにも便利ですね。
ストレージ容量128GB安タブレットは32GB、多くても64GBの中、
余裕の128GB。
SDカードで128GB拡張できますが、
家で使うメインの方ならば、このままでも
十分という方も多いのではないでしょうか。
RAMにしろストレージ容量にしろバッテリー容量に
しろ、数年使っていて困らないというのは
実感しないと思いますが、ジワジワ効いてくると
思います。
デュアルSIM対応SIMカードに対応しているので、スマホ回線でも
使えるのですが、大きな注意点もあります。
対応バンドが残念ながら日本のキャリアのプラチナ
バンドを微妙に外しているんです。繋がりはします
が、安定しないなぁと感じたら、そのせいです。
都市圏は大丈夫そうですが、それでも地下やビルの中、地方で使われているバンドに非対応のため、
地方の方は要注意です。
特に楽天mobileの方。現在楽天の回線につながらない
方はauの回線を使っていますが、本製品は
auから間借りしている方のバンドには非対応です。
デュアルSIMですが、よくあるSDカードとの共通
スロットなので、SDカード使用時は1枚しか使えま
せん。
さて、次に悪いところを紹介します。
悪い点無線LANが11nいくら安タブとはいえ、いまどきまさか11acにも
非対応とは…
だって、11axが出てきてるんですよ
というか、よく今更11ac非対応のパーツがあったもん
だと逆に感心します。
管理人宅で速度測定をしたところ、78Mbpsでした。
確かに11nぽ。
これだけ速度がでればゲームも動画も十分(20Mbps
もあれば十分なのです)ですが、数年使うと考えた
ときに、う～んと感じてしまう点です。
大きいファイルのやりとりには向かないですね。
ストレージ128GB積んでいるのに、もったいない。
生体認証なし安タブにどこまで求めるかという点では、
無くても当然の機能です。
ただ、本製品は定価5万円です。実売はそうで
なくとも、メーカーが5万円という定価をつけている
以上は5万円の価値がないといけないわけでして。
そういう意味で、上記の無線LANと生体認証非対応は、
最近のスマホではPINコードやパターン認証すら
しなくなっているので、思っていたよりも面倒に
感じてしまいました。
特に、後述しますが標準のフィルムがとにかく
滑りが悪いため、パターン認証との相性は最悪です。
だって、iPadは定価39,800円です。
勝間和代さんが少し前にAndroidを絶賛して
「これからはAndroid」みたいに紹介していましたが、
一様に比べられるモノでもないし、タブレットを使う
なら安易にAndroidがいいよと管理人が勧めない理由は
この辺りにあるんですよね。
はじめからついているフィルムの質が悪い本製品ははじめから画面に保護フィルムがついています。助かります。本当に助かります。
国内では汎用品を購入するしかないわけですし。
しかし、このフィルムが指紋べったりだわ、
指が滑らないわ、結構なストレスの元でして。
合うフィルムを見つけたらすぐに張り替えたくなる
こと請け合いです。
無いよりいいんですけどねぇ、本当に。
背面が斜めっている今時こんなデザインをする工業デザイナーが
いるんだぁ… とこれまた逆に感心してしまった点。
サイトをみると、このデザインがウリらしいの
ですが、過去に音ゲーなどをプレイしていた方なら
このデザインがスマホやタブレットと相性最悪な
ことはお分かりでしょう。
”置いてタップすると揺れます”
”汎用ケースにはめるとどうなるか怪しい”
タブレットだよ
500ｇ以上あるんだよ
置いて使うでしょう
どうして誰も疑問に思わなかった
スマホもタブレットも、背面はフラット
これが至上です。
このデザインを採用するのであれば、10°～20°位に
斜めに置くためのスタンド機能を本体に付けるべき
です。
斜めデザインのために、MOFTのようなタブレット
スタンドの装着も厳しくなっています。
※MOFTより
最後の欠点は、個人輸入ならではの欠点なので、
本製品だけにいえることではありません。
故障時は海外対応はい。故障時、初期不良時は当然ながら海外発送が
必要になります。
やりとりは基本的に英語ベースです。
どんなに高品質なメーカーや製品でも故障率は0％には
収束しないわけでして、自分が不良品をつかんで
しまう可能性を考えると、博打と言えば博打です。
AmazonではVANKYOなどがよくセールしているのを
みますが、1度買えば数年使うものですし、
スペックも注意しながら選択の候補に入れてみては
いかがでしょうか?
