帰省中のことです

少しばかり吐き出させてください

 

 

母のいない実家へ帰省するのは

何年たっても辛いです

 

 

新幹線前去年の帰省のことはこちらから

 

 

どうしても父と

母を比べてしまう

 

 

○日に帰るね、と

先に連絡を入れているけど

当日になっても父から連絡はない

 

 

母なら、前日や当日に

何時ごろくる?何食べたい?

などと連絡を入れてくれたのに

 

 

迎えには来てくれる父だが

話題がない

 

 

というか

娘の近況にも

特に興味もないような

 

 

私の帰りを

楽しみに待っていてくれる人は

もう誰もいないんだと、感じてしまう

 

 

実家につくと

飾ってある家族写真が減っている

毎度のこと

 

 

最初は母方の祖父の写真

次は三人で撮った写真

 

 

今回は父と母の二人の写真

数枚がなくなっていた

 

 

理由もわからず

悲しくて腹が立って

 

 

問いただしても

知らない、とシラを切る父

つい喧嘩してしまう

 

 

ふと

祖父のお墓に足が向いたけど

 

 

もう

ずいぶんと行っていないから

すっかり変わってしまって

 

 

なんと祖父のお墓を

見つけることができなかったあせる

 

 

高台から

真っ青な空を見上げながら

 

 

おじいちゃん、きたよ!

つぶやくけど

 

 

返事があるわけもなく

あぁ、祖父も母も

遠くへ行ってしまったんだなと

痛感する

 

 

 

どうして

実家に帰ってきたのか

自分でもわからなくなる

 

 

帰っても父は

喜んでいないんじゃないか

 

 

うるさいやつが来た

そんな程度なんじゃないか

 

 

自宅に戻る日

父は少しばかりの小遣いをくれる

 

 

…。

 

 

“お父さんは一人でも生きていけるから

心配しなくていいからね

 

お父さんは頼りないけど

一応男だから、少しは役にたつよ”

 

 

そんな風に

私宛の手紙に残してくれた、

母の言葉を思い出す

 

 

お母さん

なんでもお見通しすぎて

泣けてくる…

 

 

いつもながら

心が折れて

自宅へと戻る私なのでした

 

 

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