補正予算第４号

 

新型コロナウイルス感染症の拡大によって「緊急事態宣言」が発せられ、それにもとづく県知事からの自粛要請により、社会生活や経済に大きな影響をもたらしました。このため朝来市では４月、５月とあいつで臨時議会を開き、様々な対策を行う補正予算を可決してきました。

 

 

さらに対策を強化するため、6月定例議会においても2億7,630万円の補正予算案が提案され、下記の通り可決されました。また、農業委員会委員や人権擁護委員の人事案件も全て同意されました。

 

 

1、介護施設等感染拡大防止対策事業　2,355万円

介護施設の多床部屋を、パーテーション等で仕切り個室化するもので、ウイルスが空気中に拡散して外に漏れないよう陰圧装置も備え付けられます。

 

2、中小企業者等緊急経済支援事業　1,500万円

市内の各飲食店等で使えるプレミアム商品券を発行する商工会を支援するもので、500円券の12枚セット（6,000円分）を5,000円で購入することができます。朝来市に在住・在勤者している人が、購入することができます。

 

3、ふるさと旅行券事業　2,000万円

国の「Gotoキャンペーン事業」に市独自分を上乗せする事業で、準備期間を経て秋頃から市内の各宿泊施設で使えるお得な宿泊券です。この宿泊券は市内のコンビニで販売される予定で、2,000円分の宿泊券を1,000円で買えるようになります。

 

例えば、8,000円の宿泊施設に泊まった場合、国が半分の4,000円を補助するので、残りの4,000円に対して2,000券2枚使えば（実質、本人負担は2,000円）お得な価格で宿泊することができます。知人、友人等を市内に招く時、この宿泊券を利用してもらえば格安料金で宿泊することができるのです。

 

市民の皆さんが、あらかじめコンビニで宿泊券を取得しておき、それを知人、友人に使ってもらうことによって、市内の観光産業にも良い影響をあたえることができます。

 

4、特産品購入促進事業　2,250万円

市内の道の駅等の特産品・土産物店で使えるクーポン券で、1,000円の買い物ごとに200円のクーポン券を上乗せすることができるので、さらに買い物を促進することが期待されます。このクーポン券は市外から訪れた人も使えるので、知人や友人に配布することもできます。もちろん、市民も使えます。

 

ネット販売商品は対象外で、市内の店舗で直接購入される場合にクーポン券が使えます。

 

5、道路橋梁新設改良事業　１億9,438万円

市内の道路や橋梁15箇所分、長寿命化対策の工事をするもので、南は生野町川尻の新穴原橋メンテナンス事業から、北は和田山高生田の市道メンテナンス事業まで計画されます。

 

以上、主な補正予算の内容について報告します。これらの対策によって、市内経済が少しでも向上することを期待するものです。