あの日あの時。

あの出逢いは、私は祥一郎の派手な色のシャツに
目を留めたからだと思っていた。

でも違うんだな。

世の中に赤い糸というものがあるのなら、
あの日あの時、その糸が一番短くなって、
そして、お互いを見つけることになったのだ。

東京へ来ることになったのも、
親戚と喧嘩別れすように仕事を
辞めたのも。

人生で一番貧乏になってしまったことも、
あの日、夜遊びして朝帰りしたことも。

全ては偶然にみえる、必然だったのだ
と、今はわかる。

祥一郎と私の絆。

それは遥か時を超えて、既に存在していた。

それがあの日の出逢いで、この世での
形になった。


私たちの絆は、永遠に消滅しない。

そして何度も何度もこの世で出逢い、

そして光の世界へ帰る。

それを繰り返しながら、
私と祥一郎の絆は存在し続ける。


ねえ、祥一郎。

おっちゃんは、それが嬉しい。

なあ、祥一郎。

↓祥一郎の供養の為によろしくお願いします。
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