敗戦のショックの余り、すっかり更新し忘れて1週間が経ってしまいました
試合内容を忘れないうちに、遅くなりましたが更新します

準々決勝の相手は二松学舎
最近は二松学舎に選抜を阻まれることが繰り返されているので、そろそろ勝ちたい相手

だが、しかし、結果はご存知のとおり、、、

7回まで早実1点リードの緊張感あふれる展開から8回、9回と一気に試合が動き、二松学舎逆転、早実再逆転、さらに二松学舎に逆転されての負け
勝ち試合だっただけにショックが大きい

初回は田和君が立ち上がりの悪さと、いつもより曲がらないスライダー(大きなスライダーが曲がりきらずに抜ける感じ)を打たれ、いきなり二松学舎に先制を許す

それでも直後の1裏に國光君のヒットをきっかけに辻村君が流し打ってのタイムリーですぐさま同点に追い付く

これで田和君も落ち着いたのか、2回以降はいつものピッチング
辻村君も、田和君の大きなスライダーを控えめにリードで二松学舎打線を凌ぐ

初回のタイムリーとリードで乗っているのか、この日は辻村君が当たってた
5裏にランナーをためたところで辻村君が再びタイムリーで均衡を破る

その後の田和君のピッチングも調子よく、このまま終わるかと思ったら、8表突如として崩れる

ノーアウトでランナーを出し、あっさりタイムリーを打たれて同点に追いつかれる
さらに、盗塁、ヒット、セーフティを決められるなどして揺さぶられたところでタイムリーを打たれる

何とか後続を絶ったところで、8裏の早実
太田君が粘ってフォアボールで出塁すると、ここまで当たっていなかった横山君が値千金のセンター前タイムリーで同点に追いつく
二松学舎の守備の乱れもあり、きっちり三塁へ
横山君はこの試合フライでもきちんと走るなど全力疾走が徹底していたのが生きた

すると、代走でスーパー俊足三戸君の登場
バッターが田和君なので、誰が見てもスクイズという場面
三戸君のスタートの思い切りの良さと田和君がきっちりスクイズを決めて勝ち越し

これで勝負あったかに思えたが、それが甘かった

二松学舎は最終回にバスターエンドランが予想できる場面でバスターエンドランを決め、早実の守備の乱れも重なり、早実がバタバタするうちに同点、再逆転されてしまう

最後は秘密兵器佐藤君がピンチを凌ぐ快投を見せ、9裏の攻撃に繋げるも、力及ばず、、

敗因は挙げれば切りがないけど、一つは守備
投内連携、捕手の送球、内野手の守備範囲、外野からの返球、、、冬にびっしり鍛え上げて欲しい

もう一つは走塁
自分たちの走塁の意識が希薄だと、自分たちの攻撃に不利になるだけでなく、守備のときにも相手が走塁で仕掛けてくる場面や次の塁を狙った走塁をしてくるかがが想像できない
想像できなければ守備が後手になり、あたふたする

さらには打撃での非力さ
まだピッチャーのスピードや球威に力負けしている(だからこその流し打ちの多さのように見えた)
一日5000〜6000キロカロリー(そのうちたんぱく質は体重の2〜3倍グラム 体重80kgならたんぱく質160〜240g)食べてれば、高校生の代謝や練習量でも大きくなるはず

ケガで出られなかった選手やベンチに入れなかった選手も、冬にレギュラーを突き上げて春にレギュラーを奪うくらいの勢いで頑張って欲しい

あとは、ピンチになったときのメンタル
9表にバント処理のミスで失点したときは、2006夏の西東京大会決勝で斎藤君が三塁へのバント処理をミスして失点した場面を思い出した
あのときは、そこから1点を絞り出して勝ちきって西東京大会優勝
今大会で二松学舎に負けたのは、この差
同じようにミスで点を許して不利な展開になったときに、どれだけ落ち着いて、どれだけ勝負感を働かせて試合に臨めるか

日ごろ緊張感持っていれば、ここで相手が仕掛けてくる、相手も緊張してるなどが手に取るようにわかる
この感を身につけて勝ちきって欲しい

新型コロナでただでさえ神経質にならなければならない環境ではあるけれど、やらなきゃ勝てない

「和泉監督、甲子園に行きたいです」