最近、ちょっと夫婦間でいろいろあって、改めて夫婦についてとか、主婦の家事負担だとか考えることが多かった今日この頃。
そんなとき、必ず思い出すのが祖父のことです。私は幼少期に祖父母に引き取られて、大人になって独立するまでそこで育ちました。正式に養女になっているので、血の繋がった祖父母ではあるけれど、同時に両親でもあります。
そして、祖父母にとって初孫で、私が生まれたときはまだ祖父50歳、祖母43歳という若さでした。祖父は普通かな?わたし自身が娘を出産したのが40歳なので、当時の祖母と対して変わらないのです。
夫婦共稼ぎのときの大正生まれ夫婦の家事分担
私が引き取られた当時は祖父母は共稼ぎでした。祖母はまだ50代前半でフルタイムで仕事をしていました。幸いなことに職場は自宅から徒歩3分という近さだったので、夕方5時半には帰宅していました。
祖母の平日は、朝洗濯をして朝食を作って仕事に行き、帰宅後は洗濯物を取り込んで買い物をして夕飯作り。朝食に関しては、ずっとパン派だったので、目玉焼きとフルーツとコーヒー。
片や祖父は、職場が遠かったので帰宅は7時半頃でした。夕食を食べ、風呂掃除をしてテレビタイム。時代劇ばっかり観てましたねぇ。
そして祖父は一番最後にお風呂に入って水周りの掃除をするのが日課でした。
日曜日、祖父は朝から玄関掃除、床掃除、洗濯干し、水槽の掃除・・・一日中掃除していた感じでした。これだけでも、かなりの良い夫です。
定年退職後の祖父は○○以外はなんでもこなしていた
そして60歳でいったん定年を迎えた後再就職。65歳になっていよいよ働かない生活が始まりました。そのとき祖母は58歳でした。祖母もまた65歳まで仕事をしていたので、夫婦逆転の生活が7年ほどあったのです。
私は中学生・高校・短大と帰宅すると「おかえり」と迎えてくれるのは父(実際には祖父)という生活だったのです。
祖父は一番早く起きて必ず玄関を掃除していました。水拭きで仕上げていました。とにかく家中の水回りを丹念に、毎日掃除していました。
洗濯も祖父の役割。干し方にもこだわりがあるらしく、私が手伝おうとしても断られるほど。正午頃には干してある洗濯物を違う面に太陽を当てるといって干しなおしていました。
近所づきあいも町内会の仕事も全部やっていました。もともと家事があまり好きではなかった祖母は、その頃は料理以外はなんにもしていなかったと記憶しています。
祖父が唯一しなかったのが料理です。男子厨房に入らず・・・が染み付いていたのか?でも家庭料理にあまり美味しいものを食べたいという欲求がなかったようにも思えます。祖母は家事全般好きではなく、料理もお世辞にも上手とは言えなかったし。
その代わり、週末は必ず外食に行ってました。日曜の昼食は出前。そうめんも出前で頼んでました。
風呂も洗面所もあっというまに汚れることを知った
こんな家庭で育ったので、一人暮らしをして初めて家ってこんなに汚れるんだ!と実感しましたよ。特に風呂と洗面所など水回り!実家はいつもピカピカでした。使用後は水滴までふき取っていたので水垢なんてまったく付いていなかったので。
お風呂場なんて掃除をしているつもりでも、あっという間にうっすら赤カビくらいは出ちゃう。祖父は毎日床はもちろん壁も天井まで乾拭きしていたのできれいだったのです。これ、毎日するってかなりしんどいです。今もやり切れていません。
ゴミ箱も、収集日には毎回きれいに水洗いしていましたから、こまかいチリひとつなかったです。いや、すごいとしか言いようがない。今でも祖父の家事力の高さには脱帽なのです。
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