新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

バルセロナ建築巡礼② カサミラの屋上は唯一無二のワンダーランド

2020-01-17 | バルセロナ

建物最上階の部屋に着いた。放物線アーチの回廊が出迎えてくれる。

こうしたアーチ型の回廊は、グエル公園の通路でも見かけたし、今回入ることは出来なかったがサンタテレサ学院にもある。通過しながら、一種異空間に侵入するかのような気持ちにさせられた。

 この部屋にはカサミラの模型が展示されていた。

 同じものでも材質が違うと別の建物のようにも見えてくる。

 また、ガウディデザインの椅子も展示されていた。

 窓から屋上が見える。さあ、屋上へ!

 屋上はまさに別世界。まるで武装した兵士たちが勢ぞろいしているような、煙突や換気口が立ち並ぶ。次の戦いに備えて英気を養う戦団のようだ。

 セメント、砂、砕いた陶器、磨いていない石などによって造られたものだ。

 大きめの造形に近づいてみると、威圧感さえ感じる。

 ニョキッとカーブする形も独特だ。そしてバルセロナの強烈な陽光にとても似合っている。

 さあ戦場へ!と意気込む軍団のように見えてくる。

 後方にはバルセロナの丘が見渡せる。ただ、床面も凸凹しているので、足元に注意が必要だ。私も2度つまずきそうになった。

 3人の兵士。何とユニークなんだろう。

 最初に見上げた中庭への楕円形空間を見下ろす。このように2つの中庭に通じるぽっかり空いた2つの穴の周囲に、起伏に富んだ立体通路が張り巡らされているのが屋上というわけだ。見下ろすとちょっと怖い。

 後方に立っているのは、軍団の大将?

 

 

 


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