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ヤン・ケビ 絵本 「 Americanine 」 2015年

2020年06月14日 | アート
ヤン・ケビ 絵本 「 Americanine 」 2015年

 ヤン・ケビさんは1987年にフランスで生まれました。
彼は将来を嘱望された画家であり、イラストレーターです。
最近はパリ、 アールデコを卒業した後、 パリに留まり版画、
モノタイプ、 色鉛筆画を制作しています。

絵本 「 Americanine 」 は彼の最初の本です。 2015年
タイトルの Americaninは、America と canin ( 形容詞:犬の ) をつけた造語です。
彼の絵は、ニューヨーカー 、 ニューヨークタイムズ 、 レビューXXIなど、
雑誌や新聞にも数多く掲載されています。
この絵本のイラストと文を制作したヤン・ケビさんは、 1987年パリ生まれ。
エコール・エスティエンヌでイラストを学び、 その後パリ国立装飾美術学校に入学します。
同美術学校に在学中、この絵本でデビューを果たしました。





この絵本が認められ、 雑誌ニューヨーカー、 ニューヨークタイムズに、 作品を提供しています。
主人公はフランスで誕生した犬。 大都市ニューヨークを訪れた印象を、 帰国後、 仲間に語ります。
作家本人の、 ニューヨーク留学生活がもとになっているようです。

簡単に云うとこの方の描く絵が、とても今風で独特なのです。
私の様な老いぼれをも惹きつけて止みません。

ここで 「 PRESS ILLUSTEURO 」 の吉村正臣さんの彼への賛辞を引用させて頂くと
「 大胆でスピーディー、縦横無尽に鉛筆を動かしています。
一見粗いように見えますが、 しっかりしたデッサン力、 遠景・近景や建物のパースがしっかりしていて、
画面に人々や建物を多く描き込みながらも、 整理され安心感を与えます。
また、絵の楽しさを、上手に表現できる人です。全作品にピュアーな黄色が使われ、 全体を通じた流れが生まれています。
この色が、ナイーブな感情を沸き立たせます。 繊細性、純粋性が、とても爽やかで今風と思います。 」
となります。 私も同様の共感を得ました。

また昨年、 作家 Viken Berberian と共著し、 Fantagraphics が2019年5月に出版した
「 The Structure is Rotten、Comrade 」 のリリースのため米国ツアーをしました。

本について:
「 The Structure is Rotten、Comrade 」 ( 構造は腐った、同志 ) は、
「 廃墟の街、アルメニアの首都エレバンから始まります。
Viken Berberian さんが独自の視点と力強さで書き、
Yann Kebbi さんによる大胆な構図、 幻想的な色、 独特のイラストレーション、
動的表現技法で描かれています。 革新的で共鳴に値する作品です。 」とあります。






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2 コメント

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こんばんわ...。 (kiyasume)
2020-06-14 22:21:42
ヤン・ケビ氏の絵本、
凄くいい見たいですね。

私も機会があったら読んで見ます。
いい情報を有難う御座います。

私のblogで私の若い頃のブルースバンドでの、
ブルースギターの演奏の音源を上げて居ます。

よかったら、一度聞いて見てやって下さいね
宜しくお願い致しますね。。。。

いつも為になります
勉強させて貰って居ます。

また来ます。。。
kiyasume さんへ (空野くらし)
2020-06-16 23:12:01
いつも暖かいコメントを有難うございます。
それなのになかなか返信出来なくて御免なさい。
kiyasume さんが若い頃にブルース・ギターを(ボーカルも?)聴かせて頂きました。とても17歳らしからぬ、本格的なアプローチで驚きました。17歳と云えば自分なんかステージに立てた事にかなり興奮してリズムキープさえ出来ずにリズムが走りまくっていた記憶がありますが、kiyasume さんのリードは冷静で驚きました。

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