人から「認められたい」の呪縛から解放される方法。
2019/05/18
自分はアダルトチルドレンだと感じる人や、生きるのが辛い方。
何をしても心が埋まらず、なぜかストレスがたまってしまうという方へ
心が解放されるためにとても重要な事実についてお伝えしていきます。
自分が生きづらいと感じる時、同時に“自分が思うように生きたい”という欲求が発生しています。
欲は人間なら必ずあるものです。その欲を満たす事であなたの生きづらさは解消されます。
ただ、私達はあまり自分の欲について知ろうとしなかったり、普段から考えてない…どころか“自分の欲など考えてはいけない”“欲を満たすなんていけない事”のように教えられてきたと思います。
正当な欲を“在るのに無い事”にして無視して生きていると
いつまでも欲は満たされないままなので、不安やさみしい気持ちが続いてしまいます。
欲があるのに無視して我慢してると爆発的に解放され、自分では言いたくないような事が口からぽろっと出て大変な事態になってしまうこともあります。
そんな生き方でこれから何十年も過ごしていたくはないですよね。
なので、この“欲”についてもっとよく知り←(ダジャレじゃないよw)
これからのあなたの生活を整えていきましょう。
あなたの中にもある「5段階の欲求」とは。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローによると
人には5段階の欲求があると言います。
一般的に「欲求」と言われてすぐに思い浮かべるのは
本能的な欲である「生理的欲求」だと思います。
食べたい。寝たい。出(排泄)したい。
です。
生命維持に関わることなので何よりも
この欲求を満たしたいと欲するわけですが、
その欲求が満たされると次に「安全欲求」を満たしたいと求めるようになります。
雨風しのげる家が欲しいとか、裸ではなく洋服を着て身を守りたいとか
最低限の生活をしたいという欲だと考えるとわかると思います。
この安全欲求が満たされると、人との繋がりを求めるようになります。
その欲求を「親和欲求」と呼びます。
親しみ和むという文字の通り、人と仲良くしていきたい。会話を楽しみたいなど、社会との繋がりを求める欲求です。
生理的欲求、安全欲求は外面(肉体)を満たしたいという低次の欲求でしたが
親和欲求からは内面(心、精神)を満たしたいという高次の欲求になっていきます。
親和欲求の次に起きるのが「承認欲求」です。
他者から尊敬されたい。認められたい。スゴイ人だと思われたい。などの欲です。
その承認欲求が満たされると「自己実現欲求」が生まれます。
他人の評価を求めて何かするというよりも(もうその欲は満たされているので)
自分の能力を最大限に引き出して、クリエイティブに活動していくことや
自己成長したいという気持ちです。
*ちなみに、この欲を過ぎると「無欲の欲」と言われる「自己超越欲求」という段階があると言われています。目的の遂行と達成だけを純粋に求める領域です。エゴがなく見返りも求めず我を忘れて純粋に目的(使命や仕事、課題)に没頭している状態だと言います。その領域にいる人は人口の2%だと言われています。
このブログの読者となる方は成長欲のある、賢い方だと思います。
なので、低次元の欲求はもちろんの事、一番次元の高い自己実現欲求。
ここか、それ以上を満たしたいと望んでいるはずです。
自己実現欲求を満たすには、まずその土台にある生理的欲求、安全欲求、親和欲求、承認欲求を満たしていなければいけません。
例えば、
ごはんが食べたかったら食べる。眠い時寝る、トイレに行きたくなったら行く。という事を我慢しないでやる事。
住む場所があり、着るものがちゃんとある事を認識する事。
あなたにはこのブログを読むだけのスマホ代があり、雨をしのげる場所もあるはずです。
危険に脅かされずに過ごせるところが必ずあるという事を確認しましょう。
「社会と繋がりたい」親和欲求を満たすには。
私達には人と仲良くしていたい、友達と会話を弾ませたい、みんなと一緒な事をして人と繋がっていたいという欲があります。
“満たされてない”という方は地域コミュニティと繋がりを持とうとしてみるでもいいし、SNSで共通の趣味の友達を作るでもいい、簡単な仕事を始めるでもいいので外との接触を持ってみてください。
この欲が満たされている高次元な人は仲良しの友達と遊んでいなくても『私はいつでも人に支えられて、他人の力によって生かされている。だから私は一人じゃない。』という状態になります。
↑※人とうまく合わないからと、スネてそう思い込むのではなく、素直にそう思えてるのが◎。
「認めて欲しい!」を卒業するには?
人や社会と触れた次に求めるのが承認欲求です。
この欲に苦しんでいる人も多いと思います。
凄い人だと尊敬されたい。
優れた能力をもっていると認められたい。
特別な存在なのだと感じられたい。
そのような欲求です。
例えば、お金持ちになりたい!と思う理由が
「人からスゴイね!と思われたいから」という場合。
この承認欲求を満たそうとしてる事に気がついてください。
その欲を満たすために成績を上げ進学し、大企業に就職したり、ダイエットしたり、着飾ったり、高級ブランドのバッグを持とうとする人も多いと思います。
他者からみて、「私って、素晴らしい人でしょ?」と、“承認されたい”という思いが根っこにある場合は 自分が自分の事を素晴らしいと思えてない時です。
自分ではそう思えないから他者から「そうだよ」と認めてもらいたいのです。
この欲求を満たす為に他人を自分の思うようにコントロールしようとするのですが
他人は自分の思い通りにはならないので苦しみます。
なので、このループを断ち切るには
自分で自分の事を“素敵な人だ”と認めることです。
本気で“私っていいよなぁ〜”と信じていると、他者に承認を求めなくなります。
誰かが誹謗中傷してこようと、気にしなくなるものです。
なぜ承認されたくなるの?
認めて欲しいとアピールしている承認欲求が強い人は、
幼少期に父親が褒めてくれなかったというケースがよくみられます。
または親から可愛がられて、褒められることが刺激になり、
褒められていないと『自分はダメな人間なんじゃないか?』と思い込み、
常に褒められる快感を求めて他者からの評価に執着します。
父親に認められようとして、
いい成績を取らないといけないんだって頑張ろうとしていたり
親から「立派だね」と言われようとしていた事に気がつくだけで
その欲求が落ち着いていくはずです。
小さな頃は親に認められることが生存するために大切でしたが、もう大人です。
「認められよう」「褒められよう」と頑張らなくても、
普通にしていて大丈夫。
存在できるのです。
この欲求が満たされてると、他者に認められる為に「何かをする。」とか、「何かをしない。」という選択はせず、自分がやりたいからやる、またはやらない。という自分の軸に沿った決断をしていきます。
そしてその次のステージ、「自己実現欲求」に入っていきます。
自己実現欲求を満たすには?
自分はこうゆうことを体験してみたい。
こうゆう現実になったら楽しいだろうな。
これができる自分になってみたい!
そんな感じで、自分から湧きでた事を現実にしていきたいと願う欲です。
例えば、専業主婦で5泊7日で海外旅行に行ってみたい!とします。
時間も、お金もあるわけでもない。
それなのに旅行にいけば世間からは『奔放でとんでもない』と
言われてしまうかもしれません。
しかし、そんな批判があったとしても
なんとかして自分がやりたいと思った事を叶えてく事が
“自己実現欲求を満たす”という事です。
お金がない、
時間がない、
外国語のスキルがない…
だからやらない!というのはこの欲を満たそうとしてない事と一緒です。
自分の実現したい『欲求』が満たされない状態なので
ストレスも溜まります。
本当は買いたいけれど、今はお金がないからやめておこうとか
本当はあの人に会いたいけれど、時間のせいにして会いに行かないとか。
やりたいことがあっても私には無理だと諦めている時もそう。
常識的には良くないと言われてるような願いであったとしても
“叶えたい”と湧き出た素直な思いを叶えた時、あなたの自己実現欲が満たされます。
この欲求を満たしていくことは、自分を大切にする。ということにも繋がります。
小さな欲から叶えてく、“私にはできない”と思う事は、
『じゃあどうしたら出来るかな?』と考えて、
自分の欲を叶えてあげる。
自分の欲は自分で満たせられる事を体感して知ると、
とても生きやすくなります。
人生の幸福度が増します。
それをするのはあなた次第です!
まとめ
- 人間には5段階の欲がある。
- 欲望を知り、満たすことで、不安やストレスがなくなり理想も叶う。
- 「みんなから認められたい!」は父親から評価されたかったから。(承認欲求)
- 素直な欲求を満たすことは「悪いコト」じゃない。「自分を大切にする行為」!
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