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 マレーシアのマラッカの中華街のお店の窓際に鎮座していた招き猫。

 そういえば招き猫は確か日本発祥だったと思うが、昨今では中華圏や華僑が多いアジアの街などでよく見られる。日本の招き猫は小判を抱えているものがよく見られるが、中華圏のものは銀錠(元宝・銀鋌・馬蹄銀)を抱えたり、手にしていることも多い。

 日本では、右手(右前足)を挙げている招き猫は金運を、左手(左前脚)を挙げている招き猫は客を招くとされる。両手を挙げるのは「お手上げ」に繋がり、欲張りすぎるのは良くない、とされているが、中華圏では両手を挙げたものもしばしば見かける。両手を挙げた招き猫は、最初台湾でアレンジされて作られ、それが中華圏に広がったと聞いたこともあるが、詳しくは知らない。

 まぁそんなことはどうでも良いが、窓に並んでいたこの招き猫、なんだか和む。

【写真】2018年11月
【文章】2020年11月
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