ホビーアニメを観ていたらいつの間にかアホになっていた

現在放送中の子ども向け番組を中心に、アニメや特撮ドラマについて書いていく。毎話「感想」を書くわけではなく、気になった話数や一般的な議論に関する記事を書く予定だ。

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【遊戯王】2020年「新ルール」についてまとめる

マスタールール改定と新商品・ラッシュデュエル

2019年12月。

イベントで遊戯王の「新ルール」が発表され、ネットで話題になった。

「新ルール」は2つある。

一部には誤解もあるようなので、その内容をまとめたい。

 

マスタールールの変更:リンクモンスターを出さなくても、融合・シンクロ・エクシーズ召喚が可能に。

遊戯王ラッシュデュエル:OCGと並行した新商品。ルールやカードデザインが違う。

 

 

 

マスタールールの改定:リンクマーカーの制限を緩和

ひとつは、OCGのマスタールールが変更されること。

 

現ルール:エクストラデッキから特殊召喚するカードは、エクストラモンスターゾーンか、リンクマーカーの先にしか出せない。

 

新ルール:融合・シンクロ・エクシーズは、エクストラモンスターゾーン・メインモンスターゾーンに好きなように出せる。

 

一方的な大量展開でインフレした遊戯王。

‪それを調整する意図で作られたリンク召喚だったが、ユーザーの不満を招いた。

リンク召喚を経由しないと、強いモンスターをたくさん出せないという問題もあった。

 

そこで、ルールを改定し、リンク・ペンデュラム以外はリンクマーカーの制限をなくした。

リンク召喚の登場で使いづらくなっていたカードも、日の目を見る可能性がある。

逆に、効果を持たないリンクモンスターは存在意義が薄れた。

 

エクストラリンクの弱体化

自分と相手のすべてのリンクモンスターをつなげた状態を「エクストラリンク」と呼ぶ。

今回のルール改定で、エクストラリンクが弱体化する。

 

現行(2019年12月時点)のマスタールールではリンクマーカーを利用して、相手のフィールドにもモンスターを特殊召喚できた。

これを利用して、自分のモンスターだけでエクストラリンクができ、相手のモンスターゾーンの制圧も可能だった。

エクストラモンスターゾーンが使えないと、エクストラデッキからの特殊召喚が一切できなかった。

 

しかし、今回の改定でメインモンスターゾーンが空いていれば、制圧を阻止できるようになった。

エクストラリンクが廃止されたわけではないが、これまでよりも弱くなった。

 

ラッシュデュエル:OCGとは別のゲーム

今回登場したもう1つの新ルール「ラッシュデュエル」。

これは、OCGとは別に展開する新たなカードゲームだ。

(全く別の商品が発売され、OCGはなくならない。)

 

  • 毎ターン手札を5枚になるようドローする。
  • 召喚する権利に制限がない。

など、小学生でも遊びやすい内容になっている。

 

後述するアニメのPVでは、下級モンスター3体を一気に召喚している場面もあった。

執筆時点では、ラッシュデュエルの詳しいルールはわかっていない。

 

カードのデザインはOCGと違っており、OCGのデッキと混ぜられるかどうかは明らかになっていない。

このデザインの画像だけがSNS上で拡散し、「OCGが改悪された」とする書き込みもあった。

それはデマなので、信じてはいけない。

 

ちなみに、カードにはOCGと同様、レベル・種族・属性も書かれている。

偽造防止のためか、見本のテキスト欄は隠されていて、わかっていない。

いわゆるコンマイ語がなくなるのか、注目される。

 

スピードデュエル・ライディングデュエルとの違い

ラッシュデュエルはスピードデュエル・ライディングデュエルとは全く違う。

 

スピードデュエルはフィールドを縮小し、メインフェイズ2を廃した簡易的なデュエルだ。

それ以外のルールはほぼOCGに準じており、カードもOCGのものを使う。

このルールは『遊戯王VRAINS』の一部のデュエルと、「遊戯王デュエルリンクス」などのゲームでも使われている。

 

『遊戯王5D's』のライディングデュエルは、同アニメ内と一部のゲームでしか扱われていない。

「スピードワールド」というフィールド魔法の効果のもとでデュエルをする。

Sp(スピードスペル)という特別な魔法カードと、スピードカウンターを使った効果が特徴だ。

 

いずれも、ラッシュデュエルとは異なる。

 

4月からアニメも展開

2020年4月からテレビ東京系にて、「遊戯王SEVENS」が放送される。

遊戯王ラッシュデュエルを基にしたアニメだ。

 

旧作からスタッフが一新され、キャラクターデザインもこれまでと大きく変わっている。

主人公は小学生の少年で、史上最年少。

PVではコメディタッチな内容もあった。


一方で、管理国家が舞台であり、シリアスな展開もありそうだ。

OCGと同じ「青眼の白龍」を使う敵も出てくる。

 

このアニメではラッシュデュエルを扱うことが分かっているが、OCGが全く登場しないかは不明である。

 

見出しや画像だけで判断しないで

今回のルール改定の情報を見て、何らかの勘違いをする人はかなり多かった。

おそらくタイムライン上に流れてきた画像や見出しだけを見て、判断したものと思われる。

 

世の中にはアニメやゲームを専門とする、企業のニュースサイトもある。

誰かがつぶやいた二次情報ではなく、企業がつぶやいた二次情報を。

できれば公式ホームページなどの一次情報を参照してほしい。

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