怪獣堂ブログ-HOBBY BLOG-

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「かいじゅう&えすえふ」をテーマに創作活動している”怪獣堂”が、映画や旅、身近な色々等々をテーマをあーだ、こーだとつづるブログ

Amebaでブログを始めよう!

■メサ子のサイト「地球防We部」(ホームページ版)開設しました!

 

兼ねてより、再建設しておりましたオンライン秘密基地が、かいきサイト「花子会」Webにひきつづき・・・・・・

再開しました!

([地球防We部]https://kaijudo-mesako.amebaownd.com/

 

 

ようやく、映画や怪獣、センスオブワンダー専門の創作サイト「地球防Web」をお見せできる段階となりました!

このブログの管理者「怪獣堂」のキャラクターのメサ子や、怪獣メイドカフェ「もん★カフェ」等を軸に、文はもちろん、絵やFlashアニメ等で構成したサイトになっています。

自分の好きなことの<オンライン遊び場>として改めての開設なので、うかんだアイデアも、持ってる知識も今後は全ツメ予定

どんどん内容増し増しにしていきます。

 

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↓このブログでたまにやっていた「映画グッズ紹介」をスッキリ<写真メイン>に移設しました!

 

 

↓初企画【怪獣メイドと日本を巡る妄想デート ラクガキ館】も掲載中。

 

↓ねこでSFするちょっとかわった<ねこ作品コーナー>「ねこえすえふ」もやってます

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かいきサイト「花子会」ともども、”暇がつぶせるちょっとしたサイト”をコンセプトに更新しておりますので、暇な時など、たまに、ぜひのぞいてみてください。
 

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[地球防We部]

①センスオブワンダー、怪獣・映画好きという方はこちら↓
https://kaijudo-mesako.amebaownd.com/

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ちなみに・・・・・・

[花子会Web]はこちら!

②UFOやUMAや、みじかいSFが好きという方はこちら↓
https://hanakokai.amebaownd.com/

ついにアメリカ版「三大怪獣地球最大の決戦」こと「ゴジラ2:キングオブザモンスターズ」の予告編が公開されましたねぇ。

 

 

いやぁ、ワクワク。

まだシルエットだけど、翼の形状をリファインされたと覚しく、ドラゴン感(=悪魔感)の増したキングギドラが素敵すぎ!

 

アメリカ版ゴジラには否定的な方も多いのだけど、わたしは90年版(エメゴジ)含めて、比較的肯定派。

 

という訳で、今回はちょっと肯定論なおはなし。

 

アメリカ版は、ちょっとやっぱりゴジラじゃないという方が多かったのだけど、いつも思うのが、そもそも、ゴジラ的なゴジラってなんなの?

 

そう聞くと、たいていは、「破壊神」「水爆の象徴」と判を押した様な答え。

どこかの本の受け売りか?

本当に自分の感じ方や考え方で、自分なりの答えとしてそう答えている人ってどの位いるの?

 

だって、1作目はどちらかといえば「水爆の象徴」ではなく「戦争そのもの」の象徴として描かれている訳だし、「三大怪獣地球最大の決戦」は、「幻魔大戦」の東丈だし、「南海の大決闘」はキングコングの代役で、「ゴジラの息子」あたりは教育パパだよ。

 

84以降は、原子力そのものの象徴であり、”世間の求めるゴジラ像”の象徴だったりじゃないですか?

 

幻の台本では、巨大美女と海辺でラブシーンあったりするんだよ?

 

基本的には、香山滋先生が関わった初期2作目以外は”水爆感”って存外、薄い訳で。

 

ちなみに、わたしの世代は「地球を守った正義の怪獣」。

 

お風呂の中では、いつだってゴジラが正義の怪獣で、他が悪の怪獣として戦っていたもんです。

 

そりゃ、生まれた時には「ガイガン」とかと戦っている訳だから、ビデオもない時代、「人間の敵」というのは本でのみ知るデータだ。そっちに感情移入は難しい。

 

逆に「人間の敵」というのが新鮮だったものですよ。

だからなのか、わたしは、アメリカ版ゴジラ(ギャレゴジ)は肯定派。

 

とかいうと、「破壊神」偏愛主義の方などから「ゴジラ」ファンにあらずとかいわれたのですが・・・・・・

 

ゴジラのプロデューサーの田中友幸さんはおっしゃっていた。

「人それぞれのゴジラがあっていい」(要約)

 

好きなガンダムで世代がわかるという例えが如く、ゴジラも生まれた世代で大きく感じ方は違うと思うのよ。

 

まぁ、ガンダムも「1st以外はガンダムにあらず」とか・・・割と、ファンの観点がゴジラファンと似ているところがあるのですが・・・・・・というのは余談。

 

実際、時代によってゴジラへの観方は移り変わっている訳で。

世の中、「ある時点」から「ベストゴジラ」は一作目ではなく「VSビオランテ」ですよ。

上映当時、「面白いけど、なんか足りない」と批判されていたゴジラ作品が今や1位。

 

世代交代を感じたもんだけど、つまり、今の若い世代には1周回ってゴジラは「破壊神」。

 

守護者然としたアメリカ版ゴジラは逆に新鮮だっただろうし、これがまた日本人には不評の一因。

 

でも・・・・・・

アメリカは深夜テレビやアメコミでゴジラを知った方が多い。

しかもそこで放映されるのは「メガロ」や旧「メカゴジラ」ばかり。アメコミだって、アベンジャーズと戦ったりもしたけど、悪の怪獣と戦うヒーローの一員になったりもした。

 

つまり、あのアメリカ版は、アメリカ人にとって最もポピュラーなゴジラ像。

 

にしても平成ガメラだろ、という人もいるが、これも的外れと思っている。

そもそも、「地球の守護者」として描いたのは「ゴジラ対ヘドラ」の方が先。

子供との交流・・・みたいな描き方をされているが、よく見れば、アレは子供の思い込み。

ゴジラは意外と無視している。

空なんて飛ぶからイロモノ扱いされているけども

(わたしは大好き。ムァー、ムゥアー・・・な旋律の多い、眞鍋理一郎さんの音楽が一番かっこいい瞬間でしょ?)

・・・やっぱ、よく出来ている。

これがなければ「シン・ゴジラ」は生まれなかったろうし。

(ちなみに、ゴジラ映画史上、というより怪獣映画史上、最も怪獣による犠牲者が多いのがえぐい)

 

その「ゴジラ対ヘドラ」の坂野義光監督が(わずかでも)関わっているのだから、そりゃ「地球の守護者」になりますよ。

 

アメリカ版はドラマが薄くて、特に渡辺謙の芹沢博士がいる意味がない?

おいおい、忘れちゃいけない、「キングコング対ゴジラ」の重沢博士。

この人だって、小難しい説教と解説をするが、本編には特に絡まない。

 

設定を説明するための狂言まわし。

 

つまり、正しく”東宝怪獣映画”の”科学者像”を再現しているキャラクターだと思うよ。

みんながみんな、1作目の芹沢博士が如く、アグレッシブに悲劇を背負ってゴジラに立ち向かっている訳ではない。

 

そもそも日本のゴジラだって、最近はやっぱり・・・

「シン・ゴジラ」も面白かったけど、コレじゃない感はある。

 

アニメゴジラも、アニメとしてはなかなかに良作なんだろうけど、怪獣映画、ゴジラ映画としては失格だと思う。

(というか、映像にならない設定部分が無駄に面白いのは、今時のアニメっぽすぎて。メカゴジラは、ちゃんと出すべきだった・・・・・・)

 

あと、「破壊神」にしても、最強の破壊神であるが故に、最終的には「止められなくては」ならず、それが逆に閉塞感やそんなに「最強でもないかも」感になりかねないジレンマが毎回最大の敵。

 

だからこそ、アメリカ版ゴジラは逆に”割り切って”最強の怪獣として”抜けきる”ことができている。

 

わざわざアメリカで創るのだから、アメリカ流のゴジラが見たいし、そうじゃなきゃ、アメリカで創る意味がないと思ってます。

 

なもんで、そこに、日本人の魂(ソウル)や考え方を持ったゴジラを求めるの違うのでは?

 

だいたい、アメリカのキャラを日本人がアニメや映画にしたって、彼らが求めるソウルを織り込めているのか疑問だし、そんな時、いうじゃないですか

 

「日本流に解釈するとこうなった。これが日本の誇るやり方での(アメリカキャラ名)」

 

そう考えるとアメリカ版ゴジラは、割とちゃんと、どちらも立てているのでは?

 

前作、ギャレゴジ初登場時の咆哮が(自分も含めて)「おかえりなさい」と多くのファンに感じさせた、日本人にそう思わせただけでも、すごい偉業ですよ。

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追記)

監督の発表では、ラドン、キングギドラ、モスラ以外にもサプライズがあるらしいのですが・・・・・・

 

メガロか!ついにメガロなのか?

 

それとも・・・・・・本来、ギャレス・エドワーズが二作目に出したがっていたメカゴジラなのか!

あ、でも、そっちは「レディ・プレイヤーワン」でもうやってるからなぁ・・・・・・

 

まぁどちらでも大歓迎なのですが・・・・・・ただ、

なぜか、やたら(中国資本に買われてからの)レジェンダリー映画にやたら出てくるジン・ティエン(「パシフィック・リム アップライジング」でなんか敵っぽい登場しておいて、おいしいトコロをもって行って作品を駄目にした女優)だけは出なくていいです。

 

いろいろと、”艶っぽいオトナ”の力学もあるのでしょうが・・・・・・

「キングコング髑髏島の巨神」の時しかり、いらないし。

 

さすがに、そこまで肯定するほど、ぼくもオトナではないもので・・・・・・

 

A LONG LONG TIME AGO・・・

 

3年に一度のお楽しみだったのはもう昔。

 

ここんところ毎年!なので、もう頻繁すぎて以前の様なお祭気分はまったく盛り上がらず、今年は、ちょっと初日をはずれて、惰性な気分で遅ればせながらの「スターウォーズ」。

 

ということで、ようやく観てきましたよ「ハン・ソロ」。

 

いわゆる「スターウォーズ」スピンオフ。

 

新旧トリロジーの足りないところや、ファンしかしらない様な裏設定を映像化、のシリーズ。

つまり隙間ビジネス!

 

いやぁ、「ローグワン」はもう、個人的には非の打ち所がない程よかった。

最初はウェッジのローグ小隊の話だと思っていたのですが・・・・・・

ちゃんとウェッジも出てきて、この事件が後にあのコールサインに繋がるのか、とか勝手に妄想して燃えたりして・・・

 

スピンオフって、いわばトリロジーの冒頭にダラーっと流れるあの字幕を映像をしている様なもので、そんなもので金取るなや!という方もいるのですが「ファントムメナス」以降のプリクエルトリロジーも、結局、エピソード4の冒頭で流れた字幕に、三部作も費やした様なものなので、「何を今更」と言いたい。

 

で、今回はいわゆる旧トリロジーでハンソロ自身が語った諸々や、話には聞いたハン・ソロの若い頃(帝国アカデミー時代)が映像化ということで・・・・・・

 

なにぶん、「スターウォーズ」なので観に行ってしまうのですが、素材が地味すぎて、あと知ってることだらけなのでどうにも楽しみにできる部分がなくて期待していなかったのですが・・・・・・

 

予想外に”ちゃんとしてました”

 

ケッセルラン、見れたし!

サヴァック、見れたし!

噂には聞いていたミレニアムファルコンの先割れの理由みれたし!

なぁんでソロがあんなに女性にひねくれる様になったのかもわかる!

 

流れるべきところで流れるあの音楽!と、あの名シーンの再現!

 

で、センサーディッシュはお約束!

 

何より”先に射つ”!

しかも、そのことにはちゃんと納得の理由をつけてある。

改変前のエピソード4のハンソロのキャラクターに、ちゃんと愛をこめている。

あの面倒くさいファンとルーカスの論争に決着をつけてるよ!

(改変前、後の件は気になったら自分で調べてみてください。カンティーナのグリードのことです)

 

一番不安だったハン・ソロ自身も・・・・・・

ハリソンFの立ち振る舞いをよく研究して、別の役者なのにしっかりハン・ソロに見えるしね!

 

どちらかといえば、新トリロジーより、はるかに上を行く出来ではないのか?!

 

まぁ、「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」を観る限り、トリロジーは、いわゆる昔からの(ちょっと面倒くさい)ファンをそろそろ締め出し・・・・・・一新したいのがディズニーのお考え。

 

なもんで、正直、「フォースの覚醒」にも「最後のジェダイ」にも掴まれるものがなかった訳ですが・・・・・・。

「ああ、世代交代なのね」と、「最後のジェダイ」の本編ままの感想に、さびしくもあったのですが。

 

大好きなあのアクバー提督までああなっちゃったしね!

 

とはいえ、古えからの、そういったご贔屓さん(からのグッズ収入)に支えられてきたのが「スターウォーズ」ビジネスなので、そういった皆様も大事にしたいのか、

 

前の「ローグ・ワン」もそうですが・・・・・・

こちらのスピンオフこそ、昔からのごひいきさんこそ”燃える”内容がいっぱい。

 

でも、今、本作は大変不調。

(とはいえ、あくまで「スターウォーズ」としては、なので通常の映画に比べてヒットはヒットらしいのですが、結局制作費の3倍は興収が必要なので大赤っぽい)・・・・・・

 

「ローグワン」と比べて、ファンはみんな知ってた、うん、それ知ってたし、の話だしね。

 

あと、むやみやたらに壮大にするこれまでのポスターと違って、西部劇風(というより昔の活劇風)のポスターで絶対損したし。

いや、実際のところノワールでウェスタンなので、あのポスターは正解だけど、観た人しかわかんねぇよ。

 

ここでヒットしてもらわねば、今後のスピンオフが見られない、それは困る。

このまま旧シリーズファンはフェードアウトだ!

いや、計画中の(またユアンマクレガーになるかもしれぬ)オビワンも見たいじゃないか。

 

むしろ、実現確立は激低!というか絶望的、というか誰が見たいんだの(個人的に嫌悪転じて愛に変わった)ジャージャービンクスのスピンオフまでがんばってほしいのだっ!

 

という訳で、このまま新世代に「スターウォーズ」を受け継ぎたくのはちょっとさびしいと考える(面倒くさいファン系の)銀河帝国民・・・

 

鑑賞は義務!

そして盛り上げるのだっ!

 

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■ようやく、<新・怪奇ペディア>「花子会」プロジェクト第一段階が始動しました! 

 

かねてより、出したりださなかったりしてました、【みじかい空想物語集「みじ怪」】の、Webサイトを始動しました。 

 

30秒以内で読める空想物語が、全86話(動画3本含)

※2018/7/14段階 

 

※URLはこちら!

https://hanakokai.amebaownd.com/

 

もちろん目指すは星新一先生の「ガラクタ博物館」。

よきもわるきも、思いついた物語のアイデアは全部ぶっこんで、今後も増殖していきますので、 お暇な時にでも、ぜひご覧くださいませ!

 

よろしくお願いいたします。

 

【マスコットキャラの”花子さん”がお迎えします】

 

自分の作品が手軽に発表やら販売やらができる時代になってらから、(昔の仕事柄)身近な人から、結構な頻度でインディーズ販売(または通販用)あるいは同人用の「ゲーム(アプリ)を創りたい」と、大々的な発表を受ける。

 

たまに相談も受ける。

 

なもんで、具体的な内容などを聞いこうなどと思うが、結構な頻度で「それはこれから」となる。

 

で、これまた結構な頻度でその構想は「潰れている」。

 

で「そのゲーム構想は潰れる」あるあるができた・・・・・・

 

・仕様書はもちろん、簡単な企画書もない

・キャラクターと設定だけがやたらこまかい

・あらすじは「感動する」など結果が先で細かい内容はない

・何部作かの「壮大な」物語の予定

・「プレイする人の数だけ展開が変わる」

・売りがキャラ数

・**システムはあるが、構想だけで仕様はない

・完成予定日は未定

・とりあえず「(ゲーム名)風」または「(ゲーム名)を超える」なゲーム

・なんか声優起用とか、夢だけでかい

・何も動いてないのに、発表だけしたがる

・売り上げの皮算用はすごい、または損してもいいと言う

 

理由は細かくなるので割愛するとして・・・・・・

 

とりあえず、もし、今構想しているものがあって、この内3つほどあてはまったら、それはもうぽしゃる。

 

あ、あと、やっかいな”あるある”としては、

 

・他力本願な人が多い

 

キャラだけやりたい、とか、シナリオだけやる、とか・・・・・・ゲームの華やかな部分だけやろうとする(で、だいたい進まない)。

 

それなら、それでもまだ役に立つからいいけど、まぁ、ひどいのになると上から「口は出すが」同じ位置から「手はださない」とかいうのも、たまにある。

 

例えば、

プロデューサーを名乗り「ゲームのことはわかんねぇ」から「営業」と「予算確保」任せとけ!といいながら、あとあと「だってゲームのことわかんねぇから、全部よろ!」とまさかの展開をぶっこんできたり・・・

 

企画書の挿絵を頼んだけど、〆切になってもあがってこず、結局、ひいひい言いながら自分で書いて「おいおい全部一人で廻してるぞ」な状況の中、企画会議で上役の前という、まぁこんな時だけクリエイター面して、挿絵やら組み立てた予算やらを全否定してきたりの・・・

 

丸投げなんちゃってゲームプロデューサーもいた(実話)

・・・・・・(涙目)おまえのことだよ!

 

ちなみに、これに関しては(涙目)ゲームどころか部署ごと潰れた(実話)

 

まぁ、予想できていたので、先に色々忠告はしたが、たいていこういう、ゲーム(創りではなく、ゲームというメディア)に理想を抱きすぎる(ゲーム創りごっこな)やつは・・・・・・

 

・とにかく、人のアドバイスや忠告は聞かない

 

そして、なぜか

 

・未経験でも、自分の考えに無駄に自信がある

 

・・・・・・ところで、仮に実現できていたとしたら、万が一にもそれなりにでも利益があがっていたら・・・・・・

 

この人は収益はまさかの山分だったのか、それが今でも知たい。

何もしてないのに・・・・・・?

ぜひ教えてほしい。

 

それはさておき、

 

創ったことがないのであれば、分相応にツールやカジュアルなゲーム等、まずは簡単なものから創りその経験と反省を経てスケールアップしていくべきなのだが、こういう人達の厄介なところは、

 

・アイデアがあれば「スケールの大きなもの」をいきなりできる

 

と思っているところだ。

しかも、どうやら、この手の人の頭の中には、

 

・自分は寝ている間に小人さんたちがゲーム作ってくれると思っている

 

節があるファンタジー思考。

 

ほんと、ファンタジーなのは、ゲームの中だけでいいって。

 

まあ、そんな訳で「俺・・・・・・ゲーム創るんだ」な頭文字D(デジタル)な話は、上記あるあるに該当するなら、あまり聞かない、乗っからない、相談うけない方がいい。

 

だって、損するだけだから。

大体は”口”だけだから。

 

そろそろ、もういい歳だし。

 

そもそも、本当に創りたい人って、まず動く。そりゃもう動いてる。いい訳しないで動いてる。

で、自分に計画持ってる。

 

で、それを言うと・・・

 

・情熱があれば実現できる

 

とかいう奴がいる。

 

情熱だけで空想が現実になるのは、少年マンガの中だけなんだよね。

大体、本当に情熱のある人間は・・・・・・

 

・・・・・・やっぱりまず動くんだよね。

 

でも残念ながら、これまで出会った「ゲーム創りたいと言う人」あるあるの中に

 

・まず動く

 

は、意外とすくない・・・・・・。

 

で、そして、また一つ、周りで<空想の中だけは>大ヒットゲームが消えていくのであります。

まぁ、もしかしたら、本当に大ヒットしたかもしれないけど・・・・・・。

 

完成していたら、の話だけど。

で、結局、究極のあるあるは・・・・・・

 

・完成しない・・・・・・

SFアニメとしては悪くはないけど、怪獣映画としてはまるでなっちゃないアニメ・ゴジラでたまった欲求不満をはらすべく、観てきました!

 

「ランペイジ巨獣大乱闘」。

内容は・・・・・・
遺伝子操作とか、今となっては大作映画では使わない設定を堂々と使って巨大化した猿、狼、ワニが街を壊しながら大決戦!
という、小学生の頃にノートに描いた怪獣マンガの様なお話。

予告編で想像できる内容以上に話が膨らみません。

 

■「ランペイジ巨獣大乱闘」予告編

 

ゴリラと人間の友情等、なかなか粋でイナセなほっこり感のドラマもありますが(特にラストはシャレてて良いよ)見終わった後には、”小難しい教訓的なものは何も残りません”。

「こいつがいれば大抵の事態は大丈夫」俳優の一人、ドゥエイン・ジョンソンも、いつもに比べて「一人でやんなよ、みんなでやろうよ」と諭される程に、強さ控えめでバランスのとれた能力パラメーターで、怪獣の邪魔になりません。

元特殊部隊員で霊長類学者、とかいう、そこには遠慮のないワガママアビリティが気にはなりますが、映画の中では、そんなに”特殊部隊員の戦術”や”霊長類の博識”が役立つ訳でなく、”とりあえず肉体派”、”とりあえずゴリラと仲がいい”の説明の為程度なので、覚えておく必要もありません。

 

あと、怪獣といわずに、巨獣と言い張るあたり、怪獣という言葉に自信をもってくれない映画会社の思惑の寂しさを感じますが・・・・・・

 

こういうのでいいんだよ こういうので。

ところで、この映画、実は見落としがちではありますが、なんだかんだ8Bit時代のゲームの映画化。
ゲームの内容も至って単純。
固定画面でビル壊しながら、攻撃してくる軍隊を退けて、人(や食べ物)を食って体力回復。
ビルを破壊しつくすと、クリアという内容。

こういうのでいいんだよ こういうので。

 

■「ゲームのランペイジ」

 

映画内にもこのゲームの内容(やゲーム画面の雰囲気)を再現したシーンもあって、知る人が見たら泣ける仕様。

「巨大化がとまらない」とか大袈裟なコピーにして、主演のドウェイン・ジョンソンにまで言わせた割に、映画ではこじんまりなサイズにまとまった怪獣達でしたが、ゲームでもそんな大きさなので、これもまた原作愛。

今となっては単純明快なシステムながら、実はこの「ランペイジ」のシステムは現代まで脈々と受け継がれており、「ランペイジ」自体のリメイクはもちろん、カプコンが日本でライセンスをうけて販売した「怪獣大激戦 War of the Monsters」や、PS3(PS4)の「GODZILLA」等、いろいろとっぱらたったらこのシステムに行き着く、いわば怪獣ゲームの基本形。

最近、アメリカでは8Bit時代のゲームの映画化(というより80年代カルチャーの映画)が多いのですが、ノスタルジーな部分もさることながら、表現が潤沢になることで、逆に「イメージが固まってしまったことで違いが目立つ」今のゲームと違い、表現が乏しい分、いろいろ広げやすいことなどもあるのでしょう。

ついでに特にストーリーのない固定画面ゲームなので、クライマックスが(=ゲーム内容で)創りやすいのもあるんでしょう。

それはともかく、とはいえ、映画は元がゲームだとは想像できない位、監督の”俺ジナル”。


かつてハリウッド版「GODZILLA(エメリッヒ版)」が、大予算で「原子怪獣現る」のリメイク兼往年のB級モンスター映画をリメイクしようとした様に、こちらも往年のB級モンスター映画感の中に、「ここは金掛けた見せ方してやんぜ」の大作感がほどよくMIXで、きどった映画ファン置いてけぼりで、開き直って、とにかくどう怪獣を魅せるかの、怒涛の飽和攻撃。

監督が「怪獣映画で見たことのあるシーン、詰め込むだけ詰め込んだ」というだけはあります。


そもそも、怪獣がビル壊すだけのゲームの映画化な訳ですから、怪獣の暴れっぷりを徹底的に見せるのが正しい映画化、な訳です。


とはいえ、余程のゲーム好きでもない限りは知らない(というか忘れられていた)ゲームの映画化なもので、当然、元ゲーム知らない人でも十分に楽しめる、実に器のでかい映画になってます。

ところで、この映画の原作ゲームの一番の改変点といえば、猿に狼とトカゲ、ゲームでは実は人間が変化したものなのですが・・・
(そして、その事実はゲームオーバーという形で判明するのですが)
「人こそ怪獣さ、いや怪獣は人そのものさ」
という、実に深いテーマが・・・・・・ある訳もないですが・・・・・・

あ、、、それ、アニゴジの二作目・・・・・・

最後に、
8Bit時代の映画といえば、そういえば「テトリス」の実写映画も動いている筈ですが、内容は、どうやら宇宙から迫るブロックを消すSFになるとか・・・・・・。

宇宙から迫るブロックを消すって、それコナミの「クォース」じゃん!

 

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ゴールデンウィークで疲れたぁ、仕事に行き詰まりを感じてつかれたぁ、
なんか、ストレス発散して、スッキリしてぇなぁ・・・・・・

大丈夫!
「D」があるからね。


という訳で、今回ご紹介するのは「D」

・・・・・・バンパイアハンターでも、頭文字でもありません。


一部の好事家には有名な特撮ビデオです。

映画ではなくて、あくまでもビデオ作品なのです。2000年には一応劇場公開もされました。

内容は・・・・・・
宇宙から飛来してきた謎の物質によってサラリーマンや鶏が変化した怪獣と、パワードスーツで戦う傭兵!

さぁ、もう観たくなった筈!

パワードスーツ(ロボットではない!)で怪獣と戦うビジュアルは、「エイリアン2」しかり、その元ネタになった小説「宇宙の戦士」しかり男の子の憧れ。
ちなみに「宇宙の戦士」の映画版「スターシップトルーパーズ」は予算の関係でパワードスーツはカット!(3作目やアニメ版には登場)

最近でも「ゴジラ 怪獣惑星」でもパワードスーツでゴジラに挑みました。(基本、爆弾を仕掛ける!という地味な役割で、使い方まちがっている)
しかし、遡ること18年前、すでに低予算で、しかも実写で、パワードスーツと怪獣は戦っていた次第。

ちなみに、かなり昔、東宝は「宇宙の戦士」の映画化権をもっていました。

もし実現していたら、操演のクモンガの群れの様なアラクニドがパワードスーツを来た東宝自衛隊と戦う一大スペクタクルになっていたのでは?

妄想は尽きません・・・・・・

このパワードスーツのバックボーンは結構素敵で、ソ連で開発という設定になっています。
この作品の頃にはすでに解体されていたソ連は(というかはるか前から)兵士をすばやく走らせる、Dr中松のジャンピングシューズの20000倍予算をかけたジャンピングシューズの様なものを開発したりと、そのテクノロジーはどこかおかしかったので、この設定には実は妙な説得力があったりします
(そういえば、「パトレイバー」の実写版でも、奇想な兵器はソ連製だったっけ)

デザインは無骨で、いわゆる「宇宙の戦士」の挿絵で有名な、スタジオぬえ的なルックス。
これじゃなきゃ許されない、パワードスーツ界でいうところの、イケメンです。

また、用途に合わせて武装転換なんかもしたりする訳ですが、この辺りの(いわゆる稼動部分の限界をカバーする)ギミックも細かく描かれており、大きな子供のテンションは間違いなくMAX。

更に、あれをやってくれます。
「カエル飛びで前進だ!」
すみません

・・・・・・わからない方はぜひ「宇宙の戦士」をお読みください。

まぁ、いかんせん、いわゆる大きくなった子供の妄想を映画にした様な作品なもので、ドラマ性やらテーマ性やらなんてものは、元よりある訳もなく、とにかく(予算が許す限りは)見たいもの形にしちゃった、てへ!な割切りジャリムービーなもので、とりあえず、小難しい何かを求める方には向いていません。

ただ・・・・・・
この方向性って、「パシフィックリム」と全く同じ。(「パシフィックリム」は巨大ロボ、という違いはあれど)
とはいえ、本シリーズ、2話目からこの”一番見たい、パワードスーツで怪獣と激戦!”という部分の面白さが一気に失速してしまいます。
そこは残念。

2本目から失速なあたりまで、コンセプトが同じとは、先見の銘ありですな(両作、決して狙った訳はありませんが)

とりあえず、羽をむしった鶏はトラウマになります。

さて、この作品、やたら”ダーク”で”猟奇的”な方向へは話が動いていき、結構衝撃的な終わり方をします!
でも、この終わり方、原作版の「仮面ライダー」なんだよねぇ。

うむ・・・・・・徹底的にかゆいところまでも好きなことで徹底しており、子供の心を失わぬオトナはきっと燃え上がることでしょう・・・。

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※予告を探しましたが現段階で発見できず。

 発見したら改めてLINKします。

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↓さらにマニアックに紹介へむけワンポチください。

 

 

あなたは、もしもデート中に恋人から「とても時代劇の映画が観たい、すごく観たい」と言われたら、どうします?

 

そんなシチュエーションがあるとはとても思えないけど、でももし、万が一起こってしまった、その時・・・・・・

「七人の侍」は鉄板だけど、ビギナーにはちょっと重過ぎる。
「柳生一族の陰謀」か「必殺4」を観せたいところだけど、あまりにも渋くて通好み。
ここは一つ「魔界転生」(旧作)としたいが、観終わった後のムードはどうする、これ?

でも大丈夫!

そんな時にこそオススメしたいのが・・・・・・


「激突-将軍家光の乱心-」

東映が平成元年当時、まさに「日本人よ、これが映画だ」とスーパーキャスト陣で制作した超時代劇ですよ。


当時「笑っていいとも」にご出演された、出演者の一人、故 長門裕之氏が、邦画不振の時勢に「日本でもこんな映画が撮れることを若者に知ってほしい」と本作の番宣でおっしゃっていたと記憶しており、割と嘘ではありません。

物語は、いわゆる黒澤明監督が「七人の侍」で形づくりし「七人モノ(様々なスキルをもった7人が一つの目的を達成すべく行動する)」。
訳あって傭兵となった故 緒形拳さん率いるプロフェッショナル達が、将軍の嫡子の命を守るため、たった7人で巨大な敵、、、幕府に戦いを挑むアクション巨編。

 

【予告編(これしかみつからなかったもので)】

 

この映画、とにかく冒頭から熱い!

そして、緒形拳さんらが強い!
 

ある筋にはゴジラ音楽で有名な佐藤勝さんの力強い曲にのって登場する、ケンさんの格好いいこと、格好いいこと。
ものすごい武装集団にたった7人が無双状態です。
 

ハート、つかまれます!


個人的には、これに並ぶつかみは「ゴジラ×メカゴジラ(機龍)」か「アベンジャーズ インフィニティーウォーズ」くらいしか思いつきません。

もちろん、アクションのみならず、この将軍嫡子と傭兵集団の交流はしっかり泣かせてくれます。


劇中で描かれる、このケンさんのキャラの背景を知れば知るほど、この交流に深みが増してこそ、そして、繊細な表情の演技で心情を表すケンさん、理不尽に戦いを挑む意地、これまたブラヴァー。

ごちそうさまです!

最近の映画なら「命をかけて守るほどのものか?」等と、登場人物が、途中で今更余計な葛藤を繰り広げ、ダレたりして、いい加減イライラさせられたりするものですが、、、

そんな葛藤など無用!とばかり、ケンさん軍団全員が”清清しく”命を掛けて戦うことに、説得力がでます。

邦画不振の時代に、”絶対面白い映画を撮ったるで、おらぁ!”といわんばかりの、東映撮影陣のプロ意識がそのまま乗り移ったかの様に、プライドをかけた”プロ”の、男達の戦いが、アルフィーの歌をバックに繰り広げます!

 

ぐっと燃えます。

ちなみに、このアルフィーの劇中歌、「You Get Run」、カラオケで歌いたい”男の歌”第一位だったのですが、最近、ようやく見つけました。

 

【名曲!You Get Run】

これ、もう一曲の劇中歌「Faith of love」も名曲です。

すげえよ、アルフィー!

 

その他の見所のひとつ(?)に、事件が起きている現場に行っていない頃の織田裕二さんも出演しています。
こんな時代もあったのねと、暖かくなります。

あと、おさえた演技ながら存在感を感じさせ、ケンさんを支える参謀役の長門裕之さんもすごい。
とても「スチュワーデス物語」で堀ちえみをいじめ、「相棒」で陰湿な閣下を演じた人と同一人物とは思えません。

サニー千葉は言うに及ばず!

「柳生一族の陰謀」では実現しなかった、サニー対タンバも見所です。

さて、決して勝目のない戦いに、意地とプライドを掛けたプロフェッショナル達の戦いの行く末・・・・・・


まさに、予算、技術で勝目のない洋画に戦いを挑んだ日本映画陣の姿に被さるのですが・・・・・・
故に、ラストはケンさんたち(日本映画)が将軍嫡子に託した、受け継がれていく言葉に、
・・・・・・男泣き必至です。

「スラムダンク」安西先生の名言並みに人生訓です。

もちろん、一本の映画である以上、欠点がない訳でもないですし(一部、中国から招聘した役者がしゃべらない違和感、特殊メイクがあらい、おいおい馬大丈夫?、、、など)好みの問題もありますが、そんなの微々たるもの。

 

何しろ、東映がDVDソフトを発売開始する際に、ユーザーリクエストで販売ラインナップを選んだのですが、東映の数ある作品をおさえての、堂々のラインナップ入り。

「割と映画好き」以外に意外と知られていない作品ながら快挙です。

間違いなく、日本時代劇史上、燦然と残る密かな名作の一本ともいえるでしょう。

最近、邦画はドラマの延長ばかりじゃねぇか!とお嘆きの皆様、ぜひ、一度はご覧くださいませ!


「日本人よ、これが邦画だ!」

 

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「アベンジャーズ インフィニティウォー」を観て来ました。

で、感想ですが・・・・・・。

 

基本的には、これまでのマーベルシネマティックユニバースを観了の上で、本作の事前情報一切取得無。
さらに、「どうなるんやろ?こうなるんか?」の妄想有りの心構えでの鑑賞環境がオススメ。


「TVで独立した一本の映画として楽しめますよ・・・・・・とかいうとるけど、あれはうそなんかぁい?」

と思われた皆様・・・・・・

 

嘘です。


そもそも、よくそんな宣伝をされたりしますが、「ゴジラ」シリーズの様に、毎作、リブートされている訳でもない、作品フォルダの一作を、果たしてマーベルシネマティックユニバースを観ていない人が、どれほど、この映画を普通に楽しめるのか?

疑問です。
疑問に思いましょう。

「男はつらいよ」でヒロイン総登場して、これまでの寅さんとのやりとりを伏線にした物語もいきなり見ても「はぁ?!」ですよ・・・・・・

が、山田洋二監督なら、そんな映画も単作として成立させそうだけど。

それはさておき、とりあえず本作・・・・・・
何を書いてもネタバレになりかねないので・・・・・・つまり、「ネタバレ」という言葉を使うくらいだから、展開は予想のナナメ上をいきます。


それが”妄想有り”の観賞をオススメする理由。

 

【予告編はコチラ!】

 

普通、映画というのは、「15分の法則」というのがありまして、だいたい人間は15分もダラダラ内容の垂れ流しをされると飽きてしまうので、一本の作品内のだいたい15分毎に目的の提示やら、重要な伏線やらの明示がされる訳ですが・・・・・・

「アベンジャーズ」一作目のクライマックス程の情報量が冒頭から押し寄せてきます。


しかも、普通、この手の”オールスター映画”というのは、大体、いずれかのキャラが(例えば「ゴジラ ファイナルウォーズ」のヘドラの如く(涙))”顔見せ興行”程度の扱いに終わるのが常なのですが、いつもながら上手だなぁと思うのが、どのキャラも”映画の中で、パーツとしてしっかり活きています”。

また、これまでのマーベルシネマティックユニバース作品の数々で張られた伏線が、イースターエッグ程度から、重要なポイントまで、様々な形で回収までされていき、限られた時間の中で上手く運びが計算されているのは勿論なのですが・・・

 

【せっかくなので、一作目予告編】

 

これは他の映画でいえば”脇役すらヒーローの映画”・・・・・・
いわば、ほぼ一般人がいない構成。

つまり、史上初の”純然たるヒーローの映画”という訳です。


しかも日本の様にお約束によりキックだ!光線だ!と、”特技がルーチン化”されているヒーローと違い(日本のヒーロー否定ではないですよ。それはそれで大切)それぞれが”互いに外を向いた個性”のヒーローなので、特技を繰り出し合うだけでも、入り組んだ情報が整理されてしまう便利機能。

さらにその個性が絡むことでドラマが積み重ねられていくので「とりあえずビール」位、感想を聞くと「ドラマが薄かった」としか言わない、なんちゃって映画マニアも感想の言いようがなくなることでしょう。

Wシャーロック、最高!

しかし
「そうなると、個性が互いを殺しあって、結局、明確な主役がわかりにくくて感情移入しにくいじゃん?」

わかった風な方に言わせると、なっちゃう訳ですが・・・・・・

映画を観終えた後、これは、実はあと一人、これまであまり語られることのなかった”あるヒーロー”が主役なのだと気付かされ、なる程、それが、本来二部作だった筈の本作を「一本の独立したストーリーとして楽しめます」と、監督が言ってた理由ね、となり、それが怒涛の如くの余韻となって、ボー然となるしかなく、”ある意味で”すがすがしい(?)観了感をもたらします。

毎回「アベンジャーズ」毎、それまでのマーベルシネマティックユニバースの流れからのお祭り感含め、”こう来たか!?”の、新しいヒーロー映画体験を提供してくれた訳ですが(「エイジオブユニトロン」はそうでもなかったですが)、それでも、さらに”こう来た!”な作品といえるのではないでしょうか?

 

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■本日の映画

「恐竜カルノザウルス」

(DVD「ダイナソークライシス」)

 

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まぎらわしいですがゲームの「ディノクライシス」ではありません。

 

マイケル・クライトンの「ジュラシックパーク」が映画化されると知り、あのB級映画の神、ロジャー・コーマンが、ならば先に作って待ち切れない客から搾り取ってしまえ、と作ったのが本作なのです。

 

とはいえ実は、「ジュラシックパーク」とは浅からぬ因縁。

原作は、イギリスの作家、ハリー・アダム ナイトの「恐竜クライシス」。
恐竜の子孫である以上、遺伝子工学を駆使して、鳥の胚から恐竜を蘇らせることはできる筈的な論理で、”趣味”で蘇らせた男の恐竜(と海竜)が町を恐怖のドン底に突き落とす・・・というあらすじ。

こう書くと、パチモノ臭充満ですが、実は「ジュラシックパーク」より書かれたのが早く、兼ねてよりアイデア盗用疑惑の多いマイケル・クライトンは、「ジュラシックパーク」のアイデアを本作より頂き!したのではないかと疑惑がもたれた、隠れた名作。

で、ゲームの「ディノクライシス」は、どちらかといえば、この「恐竜クライシス」に雰囲気が近い。


正直、小説対決では、恐竜が暴れるよりも理屈をこねることを明らかに楽しんでいる「ジュラシックパーク」より娯楽色が強く、こちらの方が個人的には楽しめます。

映画の方は・・・・・・言うまでもありません。
ただ、恐竜映画好きの大好物、重機対恐竜!だけは、「よくやった」と言いたくなるかもしれません。

あと、無理やりくっつけた因縁として、エリー・サトラー博士演じる、ローラ・ダーンのお母さん、ダイアン・ラッドも出演。
さすが、ロジャー。コーマン!隙のない便乗っぷりです。

ところが、映画は、さすがロジャー。コーマン。
原作小説の面影は、微塵程度(鳥の胚を使用して恐竜を蘇らせる)以外は、全く別物。

 

しかも、後半はあの「クレイジーズ」ばりに・・・
「恐竜クレイジーズ」とでも呼ぶべき驚愕の展開になっていきます。
 

しかも、これが・・・・・・ダルい上に、編集も悪く、テンポも悪く、脚本も悪いので、面白くない。
「恐竜ダルいのザウルス」です。

実写版「進撃の巨人」や「テラフォーマーズ」など等は原作改変どころか、原作にものすごく忠実にやっているレベルと感じられるはずです。

 

その位、映画の中の被害者の食べられっぷりがごとく、原型残らぬほど、コーマンらに食われてグチャグチャです・・・・・・

別の意味で”クライシス”な映画です。

という訳で、人生においては取り立てて観る必要はない本作ではありますが・・・・・・

 

ただ、さすがロジャー。コーマン。
この映画で作ったセットや恐竜を、ボロボロになるまで使いまわし、この後、別設定の「エイリアン2」っぽい続編数本に、「ワンダーウーマン」とアマゾネスの設定だけが似ている一方、エロ・グロ・ナンセンスの映画も基本に忠実な快作「ジュラシック・アマゾネス」等の別映画を数本作るという、映画ビジネスの匠の技を見せてくれ、しかも結構な率で日本でもDVD発売という、映画の神業を見せてくれていますのでそれらを探す楽しみ方はあるかもしれません・・・・・・


笑うもよし、怒るもよし、意外に感動するもよし・・・・・・
そんな、自分に正直になりたい時、見てほしい映画です・・・・・・。
 

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