「 被災地ボランティアに行こうとしている皆様へ 」
 
経験を積まれたボランティアの皆様には
既に「釈迦に説法」というお話しですが
 
被災地では コロナウィルスに限らず
被災の状況下で感染症が広がってしまう事は
何としてでも避けなければいけないことです
 
東日本大震災の時
遺体安置所に入ろうとした私は
入り口にいた警察官の方に
家族を見つけても決して触れないようにと
厳しく注意されました
 
母と祖母を見つけたら 
ぎゅっと抱っこして
頬をくっつけて 温めてあげようと
ずっとずっと考え続けていた私は
どうして触ってはダメなのかと
警察官の方に食ってかかりました
 
警察官の方からは
こういう時には遺体からエボラ出血熱の様に
治療が難しい病気が伝染してしまうことだってあるんです
今病院がどういう状態かわかるでしょう
そう言われました
 
もし 万が一触ってしまったら
帰りに必ずここに来て「触った」って言ってね
全身!消毒して帰すからね
そう言われました
 
この厳重な約束は
被災下での感染症を防ぐためになされたものです
 
亡くなった家族の頬にさえ触れることが出来ない状況
それが 被災地で耐えなければならない現実です
 
マニュアルも助けたいという感情も
時に流動的に そして臨機応変に
被災された人を守るためにも
皆さんを守るためにも
どうか 添付したお知らせをご覧になってください
そして お友達にも教えてあげてください
 
                   語り部佐藤麻紀

 

こちらがお知らせのリンクです☟
https://www.saigaivc.com/20200704/?fbclid=IwAR2AtLl_V4sr03jbKUmvTE5_f6Iji_ZEi-ZQnz1oVpT4Bz71XoqoJ1yzXhM