新年あけましておめでとうございます。
健康診断で異形成の所見が出た2015年から、ずっと欠かさずに神社の参拝を続けています。
途中でカトリックの洗礼を受けましたが、カトリックの信徒であると、同時に私は日本人でもあるので、毎年神社で祈祷を受けています。

今年は8月にアメリカ出張に行ってから、息つく暇もないほど波乱の半年間となりました。
はい、タイトルの通り、今年からアメリカの本社に赴任することになりました。病気が安定していること、親や兄がまだ元気でいてくれていることが前提ですが、私が18歳の頃から抱いていたアメリカへの憧れが、何年生きても消し去ることができずに、後悔として残っていたため、自分の気持ちに決着をつけるために、今回の辞令を受けることとしました。

病気になった人ならわかると思うのですが、死ぬまでにやりたいことリストみたいなことに思いがよぎるんですよね。実際、再発の治療しているときは、体が辛すぎて、それどころじゃなかったんですが、幸いにも、病態が安定してきて、当時一番の大きな後悔になっていたMBAを取るために、大学院に進学すると言う夢を叶えることができました。

人間と言うのは欲張りなもので、それだけでは飽きたらず、いつか海外に住んでみたかったと言う夢を思い出してしまいました。それが8月にアメリカに3週間出張に行った時に爆発した感じです。




ちなみに、会社にはそもそも病気の話をしていないので、こっそりと経過観察をしなければいけません。

また、11月位から加速度的にプライベートでもいろいろな感情の変化がありました。
変わらない気持ちと、変わらなくてはいけない物事達。
病気が再発するかもしれないと思いながら、決断を先延ばしにしてきたことがたくさんありました。
再発からもうすぐ8年です。もしかしたら、これからも生きられるのかもしれません。そういう視点で、将来のことを考えなければいけないようになってきたのかもしれない。

損われてしまったものは、もしかしたらけして元の形に戻る事は無いかもしれない。
赴任と引っ越しをきっかけに、しっかりと考えを進めていこうと思います。