あと1カ月半くらいで、このブログも3年が経ちます。

このブログと一緒に始めた方は、さすがにそろそろ大会への出場を検討しても良さそうかと思います。

自分の場合は、たしか2年目か遅くても3年目には、チーム戦に招集されていました。

個人戦よりもチーム戦の方が同じクラスでもレベルが高いので、個人戦の最下級ならば、さらに1年前に出るべきかとも思います。

 

このブログもフットワークとラケットワークを一通り書いてきましたので、これからは"試合のための"内容にシフトして行こうと思います。

 

大会に出るにあたって、どんな相方と組むのか?はチームや状況によりあまり自由には選べないと思いますが・・・。

部活経験者と組んだ場合の、恐らく障害となるであろう事柄について書いていきます。

 

部活経験者といえども、一緒に出るということは、「あなたとそれほどレベルが変わらない」経験者となるでしょう。

もちろん、経験者の相方の方が強いのは承知ですが、それにしても"ちょっと強い"くらいの、大きく見ればそれほど違いがないくらいなはずです。

かなりレベルが違っていたら、その相方は別の誰かと、上のランクで出ますからね!

 

経験者であるにもかかわらず、下のランクにいるには、やはりそれなりの理由があります、人によって違いますが・・・。

 

で、よく感じるのが、「経験者はローテーションをやたらとしたがる!」ということです。

なぜだか分かりませんが、パートナーがスマッシュを打ったら、その時にどちらかのサイドへ行き始めます。

そうすると、自分は別のサイドを経由して、相方と前後のポジションを入れ替えます。

 

そもそも、ローテーションは「後衛がスマッシュを打つなどして疲れた時に、スタミナがある前衛と交換する」ものです。

教科書を見ても、そう書いてあります。

でも、部活動(おそらく中学の)では、ローテーション練習をします。

中学生では、まだ理解力も大人に比べればありませんよね。

で、その練習をすれば「スマッシュを打ったらローテーション!」と間違って理解してそのまま今日まで至った人が多いのでは?と予想されます。

 

ローテーションは「疲れた時にするもの」なので、疲れなければしない、つまり基本的にはしないのです。

理想は疲れる前に決まる事ですからね。

なぜ、基本的には"しない"のか?それはすることによる弊害があるからです。

 

1.ローテーション変え時は狙われやすい。

サッカーが好きな方だと分かるかと思いますが、マークする相手をチームメイトと交換する時、その変わり目を狙われることがあります・・・というかこれはもう戦略の一部になってますね。

車のシフト(自転車でも)などは、ギアを変速した瞬間は出力がなくなりますよね、つまり機能していません。

このように、物事は"変わり目は弱い"んです。

攻めているのにレシーブでやられるときは、高確率でこの時が多いです。

 

例えば、スマッシュを打って、そのままローテーションの為に、前へ走る。

ネット際へ打たれた場合を想定して、それを取るためにダッシュしている時に後ろへ上げられたら?

あるいは、前衛が、ローテーションの為に、後へ猛ダッシュで下がっている時にネット際へ返されたら?

一気にピンチになります。

 

私がレシーバーなら、迷わずに、ネット前へ落としてそのまま前衛に入り、そのネット前へ落としたものを相手にロブを打たせて(以前書いたアシストショットですね)で、後衛にスマッシュを打たせておしまいという手を取りますね。

 

2.一瞬でもサイドバイサイドになってしまうので、奥やネット際に打たれると攻め切れない。

このブログをずっと読んでくださっている方なら、項目名だけで理解してるだろうと思いますが、サイドバイサイドは"対スマッシュにのみ効果がある"フォーメーションなので、それ以外を打たれると、ロブ(クリア)を打つしかなくなります。

 

ドロップやヘアピンでもよいですが、前衛がいますよ!

自分が相手ならば、1番と同じように、ネット前や奥へクリアを打ったら、「サイドバイサイドからのスマッシュは打てない(打っても弱い)」と想定して、縦に並びますからね。

まぁ、クリアを打った所で、私が相手にいた場合は後衛がスマッシュを打つ準備が出来ているので、打たれてほぼおしまいとなります。

というわけで、基本的には、ローテーション戦略には光は差しませんよ。

 

私のチームの練習にも、"上のランク"の外部チームの人が来ているんですが、その人がローテーションを使うんです。

その人が自分のパートナーになったら勝てる気がしませんしw、相手なら"勝った"と思っています。

他のチームにもお邪魔すると、こういう方がいますが、やはり"スキ"を突かれてやられているようです。

 

こういう人と組んだ場合、自分は頑として後衛なら後ろのままで、前衛なら前のままにい続けることで、次回以降「白い奇跡はその場にいるタイプだな」と思わせるようにしています、何回やられようとも。

何か言われたら「部活未経験者なので、そんな難しい事分かんないです~」と言って、相手に合わせてもらうようにします。

その方が、勝ちに近づきますので。

 

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