「もう堤防には頼れない」 国頼みの防災から転換を・・・・・(日本経済新聞!!)

首都を含む多くの都県に「特別警報」が発令され、身近な河川が氾濫する事態を「自分の身に起きうること」と予期していた市民は、どれほどいただろうか。近年、頻発する災害は行政が主導してきた防災対策の限界を示し、市民や企業に発想の転換を迫っている。と言う記事が、日本経済新聞に記載され、Twitterで話題になっています。

そして、八ッ場ダムの試験貯水が、本格的運用で、氾濫を防いだと、ネトウヨが騒いでますが・・・・・・

そもそも、防災意識は、個人の個々の意識です。

そこに国が関与する事もないし、個人を災害の最中に救うのは二次災害になるので、行いません。

そして、ネトウヨが言う八ッ場ダムの治水については、まずは、その資料です。 

集水面積 711.4km2
湛水面積 約3.0km2
常時満水位(注2) 標高583.0m
洪水期制限水位(注3) 標高555.2m
総貯水容量 107,500,000m3
有効貯水容量(注4) 90,000,000m3
計画推砂容量 17,500,000m3

 

そして、全国のダムの資料が、こちらに有ります。(全国ダム貯水量ランキング)残念ながら、八ッ場ダムは50位にも入りません。しかし、掛けた金額はトップです。そして、2ヶ月かける水の流れの水量の川、所詮溢れても利根川の氾濫を食い止めるほどの能力はありません。

その金額で、堤防を補強すれば、氾濫は防げたはずです。

防災意識を国が無くせば、そして、それを個人に押し付け政治をすれば、1次産業は確実に崩壊します。

本来ダムは、災害前に予備放流をして、貯水量を下げます。 画像は、神奈川県相模川水系、城山ダムの台風前後の水位です。青い線が下がったところが予備放流です。これをすることで氾濫をわずかですが、食い止めます。次の画像は、信濃川の浅川での水位計ですが、
予備放流するほどは溜まっていなかったので、なされていません。
まぁ、その貯水量によって様々の対応が有りますが。これは国交省の管轄の河川課ダム管理事務所が行なっています。
八ッ場ダムが出来た事で、利水、治水、発電、とどこに利用されるのか???その明確さがない中で、ツヅミを補強しなかった国や自治体の責任は、個人に押し付ける範囲を逸脱しています。
ゆえに日本経済新聞記事は、庶民への国家の責任の押し付けです。
騙されてはいけません。自身を守るのは、個人ですが・・・・インフラ整備や防災設備は個人の範囲を超えています。ばか新聞記事と感じるのは小生一人でしょうか!!!!

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村ランキング参加中です。よろしくね。


人気ブログランキング参加してま〜〜〜す。