みなさん、明けましておめでとうございます。

今年も医心接骨院をよろしくお願い致します。

今日ご紹介する症例は『腰痛』です。


数か月前から腰痛を発症しており
いろんな治療院で治療を受けてこられましたが、一向に良くならず。
時には悪化する事もあったそうです。


症状としては
仰向けになった段階で腰痛及び両股関節痛、下肢痛を発症し、椅子からの立ち上がりでも痛みが出ていました。

特に思い当たることもなく、徐々に症状が酷くなっていったそうです。

既往歴としては
●小学生の時の脛骨骨折
●学生の頃のスポーツによる股関節脱臼
●右肩脱臼(3回)
●交通事故(3回)

と、事故やケガの回数が多いです。。


初回に行なった治療は
まず、これだけケガや事故が多いですので
衝撃が加わらないと出来ないような頭蓋骨の歪みや自律神経の調整をまず行なう必要があります。
次に腰痛で大事なのが仙骨です。仙骨の歪みパターンにもいろいろりますが、今回はズレたまま固まってしまっている酷い状態でした。

後は今までのブログで述べたような
大腰筋の緊張をとり、恥骨のズレを治し、背骨全体的な調整を行いました。

2回目の来院時には左の股関節の痛みはほぼなく、腰痛も軽減していました。

3回、4回、5回と続けて鍼治療を加えました。
と、いうのも下肢と右腰部の痛みが少し残っており、その原因となっているであろう
小臀筋の緊張が強かった為です。あと鍼治療を加えた要因として、腹診(お腹を触り、内臓の状態を診断する方法)をした時に臍下の下腹部に緊張及び
圧痛があったのですが、これが何を表しているかと言いますと、、、。
『瘀血(おけつ)』と言って、体の中の血液が何らかの影響によって、滞っていたからです。
この瘀血があると血の循環に影響し、体の治癒力を低下させてしまいます。
なので今回は小臀筋の緊張をとるだけでは無く、瘀血を流すような鍼治療も一緒にしました。

6回目の治療開始時には、痛みも取れており、無事完治となりました。

最後に「どうお礼を言ったらいいかわからん。感謝します!」と言って頂けました。
非常に嬉しかったです。
やはり治療家として患者さんに良くなって頂くのは当たり前ですが、実際に言葉にして頂くと更に頑張らないと
という気持ちにさせられました。