2018年10月6日(土)
世界選手権に出られることになり、俄然レッスンにも力が入ります。そしてその書類審査が通ったと同時に発表された試合でのパートナーは、ピーターでした。桜流鏑馬で私は上手くピーターを扱えず、タイムオーバーで失権してしまいました。
最近良く習いに行っている流鏑馬牧場で、オーナー先生に相談します。
「馬のヤル気、テンションを上手く引き出せないって事だな。」
ふむ、と考えてオーナー先生がこの日、弓レッスンの後の馬場レッスンのお相手に選んでくれたのは
え、むっちゃイケメンじゃないですかそして飛にソックリです
おっとりマイペースの可愛いピーターはこちら
最初、ここの牧場の馬に乗り慣れている友人がヤマト君に乗って温めてくださり、その後私が乗り替わります。アドバイスなし。重い馬に私がどう乗るか、オーナー先生が見て下さいます。
まずは常歩で。時々オーナー先生の合図で速歩にしたり、常歩に落としたり。脚、鞭、舌鼓、声掛けを駆使して馬を動かしていきます。馬が止まりそうになったら、即、脚と声掛け。脚が効かなければ、鞭、その内私のやり方に慣れてきて、軽くなってきたので、鞭の代わりに舌鼓を。途中1回隅角でゴネる気配がしたので、即、脚と声で警告。
「今の良かったよ馬が試そうとしたのわかったんだね」
重い馬と聞いてはいましたが、牛さんレジェンドに比べたら全然「馬」ですし
、ゴネるのはエストで慣れているし、試されるのはブリちゃんで慣れています。まあ、その3頭の要素が1頭に集中している時点で、ヤマト君がなかなかの曲者だという事は分かります
「意外とやるじゃないか重い馬は苦手なんだと思ってたよ」
重い馬は苦手ではないです。レジェンドで慣れています。流鏑馬の時、重い馬をどう扱って良いのかが分からないんです。馬場だと時間はあるし、鞭も手綱もあります。流鏑馬の時は手綱も鞭もないんです。時間も20秒ないですし。その中でどうやって馬のヤル気を引き出せば良いのか、そこが分からないんです、と相談。
ヤマト君を停止させて、馬上から質問していました。
「じゃあさ、今、速歩出して、って言ったら速歩でるかい」
「出ませんっ」
「ふくらはぎで圧迫してご覧」
ぎゅううううっとしていくと、ヤマト君が首を振りはじめます。
「反応あったね今速歩出る」
「出ません。今溜まっている力はせいぜい常歩です」
「じゃあもっと圧迫して。」
ヤマト君が首を振りながら前に行こうとします。
「出さないで、溜めて」
「貯めて貯めて溜めて溜めて」
ぶんぶんふんふん
「今だして」
良い速歩が出ました
「ねこういうことなんだよ。テンションが低い馬なら、こうしてテンションを溜めて、いつでも前に向かうパワーに変えられるようにしなくちゃ。スタート前にココまで持っていかないと。走行中に何したって無駄だよ」
そこからは、ヤマト君のテンションを計りながら、今は速歩のテンション、今のはいい常歩のテンション、とテンションのレベルも分かるようにしていきます。なかなか出来ませんがっ
「kiriさん、それだけ重い馬をコントロール出来るんならイケるよ」
オーナー先生に励まされて、午前のレッスン終了。なんとかイケそう、、、なのかな
オーナー先生、ヤマト君、そしてレジェンド、ブリちゃん、エストありがとうございます