2020年2月16日(日)
10:00 D先生 モンドール
モンちゃん、雨なのにレッスンに来ちゃうKYでごめんね〜
この日もこんな動画でスタート私がクラブについた時から実は気が付いてたりするのかな
遠くから見ているのに、近づくと目を逸らすのはなーぜ
さて、朝からしとしとと降っていた雨が徐々に酷くなり、ハナコに乗ってる時からクラブの電話がジャンジャン鳴っていて、キャンセルが続いていた模様。障害のレッスンの時にはいつも、広い馬場を確保するために時間をずらしたり、他の先生に交渉したりしているのに、この日は雨のため、
全面の馬場を占有
これから2時間は私が貸し切りですとはいえ、障害レッスンは馬も人も集中力と体力が必要なので、1鞍30分程度なんですけどね
でも雨がなかなかなかの勢いになてきたので、障害じゃなくて馬場レッスンかなあと思ってエアバッグをつけずに待機していたら
「跳ぶよっ」
と声を掛けられ、慌ててエアバッグを装着←ちょっと違うかなwww
「足元が悪いから高い障害は跳ばないけど、コース取りとリズムとスピードを考えて行こう」
はい
モンドールに跨って、常歩から。広いって素敵フラットワークで馬を歩かせるだけでも何だかとっても楽しいです
元気なモンドールですが、寒さで身体が硬いようでガタゴト言っているので、常歩をたっぷり。軽速歩、駈歩と徐々にテンションを上げていきます。
私がモンドールの調子を確認しながらフラットワークをしている間に、全面の馬場には障害が3つ組み立てられました。
長蹄跡に2つ。反対側に長蹄跡に1つ。
まずはひとつ。拒止スタート
「直線になった時から止まるって分かったぞ」
「馬が出てないって気がついたら、どうしてそのままにしている」
「障害を跳ぶぞ感が出ているのもマズイ」
私がモンドールの自主性に頼りすぎていて、モンドールに跳ぶ気がない時の対処法が確立されていないんです
試合の時はモンドールを抑えることしかしていなくて、今まではそれでリボンを取れてきたけれどそろそろそれだけじゃないケースも想定しないと行けない時期に来たということだと思います。私は今は「荒ぶらないモンちゃんバージョン」になった時の引き出しを持っていないので、D先生は今、作ってくれようとしているんです
恩師の期待に応えたい所だけど
無理〜
なんかね、鞭が使えないんですよね〜鞭が嫌いなモンドールに跳ねられるのが怖いというのもあるのですが、鞭を使う時は喧嘩する時っていう使い方しか出来ないのも問題ですね
「気がついて」
「もうちょっと脚だそうか」
なんて、優しくちょんちょんする事で意思疎通が出来るようにならなきゃね
それでもスピードは出なくても、モンドールが自主的に障害を見て障害をロックオンして集中し始めたら、跳べるように私もモンドールの邪魔をしないようにってなると出来るんですよね。私が指導権を持ってモンドールをこの域に連れて来ないといけないのですが、いつもモンドールが察してくれるのに頼っています。。。ごめんね。。
スピードじゃなくてリズム
これがまだまだ全然身体に染みつかない自分を感じた時間。特に左手前でモンドールが失速するのは、左手前だと私が左に傾いているので、障害に向かうモンドールの邪魔をして
モンドールの障害に向かう推進力を
ヒトが削いでいる
からだそうです
ちーーん
理屈で言ってもらえると私にもわかります。モンドールが障害に向かって100の力を出しているのに、私がモンドールの身体の上で左に傾いているから、自然とモンドールの背中を左から右に押すことになり、モンドールの100の力をどれくらいかしら右に向けさせてしまっていると。そして優しいモンドールは「えこの方向じゃないの」と不安になってますます減速するのだと思います。。。
馬のせいじゃない、ヒトのせいなんですよね
「何でモンちゃん止まっちゃうの」
じゃなくて
「何でkiriさん僕を止めるの」
なんだなと、今更の気づき
さてそんなバタバタしながらもコース走行にレッスンは進み、まずは左手前で2つの障害を間6歩で進み、2つ跳んだら反対側の1つを跳ぶ、を。
間の6歩ですが、6歩で全然行けるんです行けてるんですが、その6歩の合わせ方がD先生は気に食わない
最初の障害を跳んで着地、着地地点から次の障害への距離を瞬時に計算して、最初の3歩で調整して次の3歩はいつも同じ歩幅で行くようにって
コレがね、難しい
そんなの計算出来ない
私は最初の3歩を同じ歩幅で行って、残り3歩のところで「足りない」「届かない」と調整してしまいます
「そうじゃなくて最初の3歩で調整しろ障害の手前で調整するな馬が集中出来ないだろう」
ううううっっ
なんかね、馬とヒトって、アーティストとディレクターみたいって思っちゃいました
ディレクターが裏方で地味で大変な仕事を計算して調整して、主役のアーティストが最高の舞台に集中出来るようにする
モンドールが最高に気持ちよく飛越が出来て
私たち、僕たち
ナイスペアだね
って言って2人(?)でハイタッチが出来る関係になりたいななんてね
と言う、現実逃避の妄想をしている間にもD先生の追求は止まらず
ハイハイ
理屈は分かっております
大きく跳んだら
着地点が次の障害に近いから、最初の3歩を抑える
ちょこんと跳んだら
着地点が次の障害から遠いから、最初の3歩を追う
出来た。。。かな
「はい、次は5歩ね」
はい、頑張ります
コレも同じ
最初の3歩で調整して
1、2
跳ぶ
最後の2歩をいつも同じ歩幅で行く
左右出来たところで終了
雨の中、足元が悪かったので高さは70か75位までだったかな
それでも高さじゃなくて、馬に負担をかけないコース走行を意識することが出来て良かったです
モンちゃんが歳を取っても、長く障害レッスンが出来るように、私が出来ることは何でもやって行かないとね
モンちゃんが先輩馬からお借りしているこの薄馬着
胸元がなかなかパンクなデザインだとアスカさんからご指摘を頂いたので、新しい薄馬着をオシャレなU先生と一緒に選んで頂き、注文してきました。早く届かないかな〜きっと似合うと思うのD先生、モンちゃん、箱番をしてくれたYちゃん先生、雨の中全力でレッスンをして下さり、ありがとうございました