これまで書いてきた通り、胃腸を健全化するためにはまず、材料が必要です。
材料(栄養)を消化吸収するためにすら酵素や消化液などの材料(栄養)が必要であり、ただ食べるだけでは吸収されないので、吸収されやすい方法を書いてきました。
弱ったままプロバイオティクスを入れると、思うような効果がでないだけでなく、悪化してしまう可能性すらあるからです。
特に必要な材料は、小腸のエネルギー源となるグルタミンを含むタンパク質、ビタミンA・B・D、亜鉛、マグネシウム、オメガ3脂肪酸、タウリンなどが言われていますが、治したいところは腸だけではないので、マルチビタミンミネラルをおすすめしました。
お勧めは、「 ニューサイエンス マルチミネラルビタミン 60日分 9,018円」+「ビタミンD 60日分1,513円」です。
もしくは、 「Dr. Mercola, ホールフード・マルチビタミン+バイタルミネラル (粒が大きいのでご注意)30日分6,096円」です。
高いですが、割引を考えれば一か月5000円程度です。一回の外食、飲酒、カフェに使っているお金を、回す価値がある商品だと思います。
その他、「 コラーゲン」、タウリンやタンパク質源としての魚介類も必要です。
(詳しくは、材料を全て入れるをご参照下さい。)
③-糖質編
④-脂質編
それらの準備ができたら、腸内細菌叢の健全化にとりかかります。
さっさとシンバイオティクスを始めたいところですが、良い菌を入れながら、良い菌を殺すものを大量に摂っていたのでは意味がありません。
今日は、摂ってはいけないものを解説していきたいと思います。
腸内細菌ではなく、腸自体に問題を起こしてしまうグルテンやカゼインの制限も忘れないでください。
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ディスバイオーシスの原因となる食物・飲料・薬
●抗生物質
ペニシリン群は特に乳酸菌とビフィズス菌群にダメージを与え、病原菌であるカンジダ菌とスタフィロコッカスとクロストリジウムなどの増殖を誘発します。3か月から2年などの長期にわたって処方された場合、腸粘膜のタンパク質組織に変化をもたらし、自己免疫疾患の原因となる事もあります。
アミノグリコシド系の抗生剤は、善玉大腸菌群とエンテロコッカス属に破綻的影響を与えて、これらの善玉菌を完全に除去してしまうことさえあります。
●抗真菌薬
水虫などの治療薬剤として内服処方されることのあるナイスタチンやアムホテリシンなどは、プロテウス菌感染症と病原性大腸菌の増殖を誘発します。
●アルコール類の過剰摂取
米国国立衛生研究所(NIH)の研究によって、アルコールを摂り過ぎると、腸内で毒性の強い細菌が増え、腸内フローラが悪化してしまうおそれがあることが判明しています。
●精製糖質
繊維のない糖質は、胃腸器官系の細菌、寄生虫、カンジダ、真菌類の異常繁殖を促します。砂糖や炭水化物の過剰は、特にカンジダ菌、ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、クロストリジウム、バクテロイデスなどを増殖させます。カンジダ菌は、砂糖と加工された炭水化物食品、パンなどに増殖する菌で、増殖すれば、カビとして腸管壁に根を生やすように定着し、リーキーガット状態を引き起こします。
例:ブドウ糖果糖液糖を加えた飲み物、スイーツ、クッキー、ケーキ、パンなど
●カビや細菌によって腐敗、汚染された食物や地下水
例:開封後、室内で保管された食品、ナッツ、低品質のコーヒー豆、粉類など
●着色剤、防腐剤、酸化防止剤などの食品添加物、農薬、有害重金属などの混入した食物や飲料水
例:加工食品、農薬の多い農産物、大型の魚類、抗生物質を与えられた肉・養殖魚、水道水など
見落としがちな水道水に気を付けましょう。
また、食器洗い洗剤の残留した食器も盲点です。石鹸洗いに切り替えます。
大型魚、赤身肉、養殖魚などは、多くても週に1~2回までにするだけでも良いです。
●非ステロイド系抗炎症薬
これらの薬剤は、溶血を引き起こす細菌や、カンピロバクター属などの病原菌を増殖させることが知られています。
(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン等)。
●プレドニゾンのような処方コルチコステロイド剤
ステロイドは免疫反応を抑制することで、腸内並びに腸管壁での免疫防御システムの機能を低下させます。
●避妊用ホルモン(ピル)
子宮骨盤周辺の血流と体温を変化させて、便秘を引き起こすホルモン作用などにより、腸内細菌叢のバランスを乱します。
●トランス脂肪酸やリノール酸(オメガ6)、脂肪酸の過剰摂取
サラダオイルを使用して加熱した食べ物など、トランス脂肪酸の過剰摂取。
また、良質な脂質でも、徹底した糖質制限でケトン食などを長期に続けた場合、腸内環境が悪くなっていきます。
●安定剤や睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬剤
これらは、胃腸の動きを抑制して、消化能力を低下させ、腸内細菌叢の乱れの原因となります。
●各種の腸管感染症、腸チフス、コレラ、赤痢、サルモネラ胃腸炎、嘔吐下痢などを引き起こす各種ウイルス感染症
腸内細菌叢を乱しますので、これらの感染症に罹患した場合、回復期の腸内環境の回復に十分な配慮が必要になります。
以上、特に気を付けたいものを挙げさせて頂きました。
My腸内細菌さん達にエサをあげたり、環境を整えてあげたりしているうちに、感情移入してみると暴飲暴食を抑える手段になるかもしれません。
「これを食べたらうちの子(マイ善玉菌)達が、酷い目に合うかもしれない・・・」な~んて考えれば、ランチ後のデザートを我慢できるかも?
次回こそ、過剰な免疫反応を抑える為のカギとなる短鎖脂肪酸のお話に・・・、続けるかしら(-_-;)
本日も、ご覧いただきどうもありがとうございました<m(__)m>汗
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本当にどうもありがとうございます(*^_^*)
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サラダにしらす、ヨーグルト、にんにく醤油をかけて食べるのがお気に入り♪