自己免疫疾患は多彩な眼病変を引き起こすことが知られています。
中でも、全身性エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リウマチ(RA)、シェーグレン症候群、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織、結節性多発性動脈炎などは眼病変を生じる頻度が高いです。
また、成人の失明の第一要因は糖尿病です。
糖尿病では10%の人が糖尿病網膜症に、乾癬性関節炎では、30%ほどの人に眼症状があります。結膜炎10-20%、ぶどう膜炎15%です。
自己免疫疾患の眼病変は、外眼部の代表的な眼症状は乾性角結膜炎であり、上強膜炎や強膜炎、角膜病変も見られます。
眼内ではぶどう膜炎、もう膜炎、網膜血管炎、虚血性網膜病変、神経病変などがあります。
私も、関節炎を発症した頃は、目の異常を強く感じていました。
夜になると眼精疲労を強く感じ、眠ると目が覚めた時、目玉がクルックルッと勝手に回り落ち、瞼が開けられず、毎朝とても怖かったです。
膠原病センターの先生に相談すると、「それは・・・何でしょうね・・・?眼科に行ってみてください。」とのこと。
それで、眼科の先生に相談しても「異常ないので大丈夫ですよ。」とのことでした。
病院では、何も解決しませんでした。
(病院を変えて見てもらうと、少し白内障が出ていると言われましたが、治療するほどではないと言われました。)
その後、糖質制限を始めるとこの症状は出なくなりました。実験的に食べてみると面白いくらい確実に症状が復活します。
(今では、糖質を食べすぎてしまっても、この症状は出なくなっています)
根本解決法ではありませんが、糖質制限は、眼症状の悪化を抑えてくれているのは確実でした。
(※徹底した糖質制限を長期に続けると体に悪いです)
では、病気によって、一定の割合で起こると言われている目の合併所は、受け入れざるを得ないのでしょうか?
30%の確立で目の合併症が起こると言われている病気であれば、「自分は残りの70%でありますように・・・・」と祈る事しかできないのでしょうか?
答えはNOです!幸運なことに、様々な方法で、目の健康を保つことは可能です。
視力低下・失明などはほぼ不可逆的なので、絶対に予防しなければなりません。
●なぜ自己免疫疾患で目の合併症が起こるのかを理解することが大切です
目の血管・毛細血管がもろくなっていること、その血管を通る血液の質も悪いことが原因となっていることは、容易に想像できると思います。
血糖値が高い状態では血管に多くの負担がかかり、血液の流れが悪くなってきます。
細かい血管が密集している目は、高血糖の影響を非常に受けやすいのです。
高血圧状態でも、血管の壁に大きな負担がかかります。
血管壁はその負担に対応するために硬く変化し、動脈硬化を起こします。
動脈硬化が進行すると、血管内径が狭くなって、ますます血圧が上がります。
さらに進行すると血流が途絶え、そこから先の細胞の機能が停止します。
また、多くの病人で、動脈内における血液の pH が低く(酸性体質に)なっています。
pH 異常の影響を受けやすい臓器である眼球に、緑内障、白内障、角膜障害、盲目などの異常を引き起こします。
その他、様々な影響を受けているからこそ、必然的に眼病変を生じさせています。
高血糖、高血圧、PHの低下、これらはそもそも生活習慣病と言われていますね。
つまり、生活習慣・食事を変えることで、予防も改善も見込めるということです。
ステロイド剤の長期利用も合併症の一因です。医薬品を選択する際は、許される範囲の最低限になるよう担当医師に相談します。
お医者様は、「お仕事」をまっとうして下さっています。残念ながら、私たちにおこる副作用の責任は、選択した私たちにあります。
このような簡単なことでも、意識しなければ合併症を起こす3割のグループに入り、意識している人は残りの7割に入れる可能性がぐっと上がります。
●では、実際には何をしたら良いか
長くなってしまったので、次回にしますが、私のブログを長く読んで下さっている皆さんならもうお分かりですね^^
酸性体質の改善、食材選び、運動、かかせない習慣、やってはいけない事など、目の合併症予防方法について、書いてみたいと思います。
毛細血管が弱くなっている状態で、キレッキレな目の体操をすると危険を伴いますので、無茶なことはおやめ下さいね。
本日も、ご覧いただきどうもありがとうございました<m(__)m>
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