重症化しやすいとされている方へ
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現在、新型コロナウイルスの致死率は3.4%程度となっています。
しかし、ご存知の通り、体の状態によって致死率は変わってきます。
中国での2万人くらいの感染者の調査結果の為、日本人に同じことが当てはまるわけではありませんが、基礎疾患のない人の致死率は、0.9%とのことです。
心血管疾患で、10.5%
糖尿病で7.3%
慢性呼吸器疾患で6.3%
高血圧で6%
がんで5.6%、とのことです。
おそらく、基礎疾患のない人で亡くなっている人0.9%のほとんどは、自覚がないだけで、体の硬化が進んでいる人です。
14歳以下の重傷者がほとんどいないことから容易に想像がつきますが、本当に基礎疾患や硬化のない健康な人では、限りなく0%に近いと思われます。
ここからは私の予想ですが、生活改善の無い膠原病患者で7.3%以上、ステロイド剤服用患者では、少なくとも10%を超えてしまうのではないかと予想します。また、重ねて、年齢が上がれば上がるほど、病状が悪ければ悪いほどパーセンテージは上がっていきます。
このようなことを書いて、不安を煽っているわけではありません。
これは、応援です。
身体は、食べる物によって、強く変えていくことができます。
今重症化しやすいタイプと言われている人でも、変わることが出来ます。
必要なことは、「悪いものを入れない、出す。必要な栄養をもれなく摂り、消化吸収する」ことです。
下の説明で本間先生が書かれているような「自然に沿った生活」は本当に素晴らしいですが、「病気にならない生活」「軽い病気が改善する生活」にとどまってしまい、膠原病の改善までは望めないかもしれません。
確かに、我慢と努力が必要です。
不自然な美味しい食べ物を我慢し、美味しいと思わないものも食べなければいけない努力です。
たったこれだけです。
たったこれだけで、今後、何十年にも渡って繰り返される感染症による重症化のリスクを確実に低下させることができます。
そして、不自然な食べ物が美味しそうに見えなくなり、美味しくないと思っていたものが、いつまでも口に入れておきた~いと思うくらい美味しく感じられるようになるかもしれません。
1日で変わる細胞があり、3か月で実感できる変化があり、正しく続けられれば5年経てば重症化するタイプから卒業できます。
嘘ではありません。
食事が良くなれば、血液、血管、細胞壁、血圧、血糖値、脂肪酸、腸内細菌、蓄積毒、代謝、内臓、免疫力が良くなるのだから、当たり前のことです。
薬を服用している場合でもやることは同じです。
「蓄積毒」と「代謝」が改善されませんので、5年で卒業とはいきませんが、確実に進行を抑えますし、良くなる方も沢山います。
新型コロナ騒動を機に、この際、健康になってしまいましょう(*^_^*)
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しかし、体質改善前に感染してしまっては、重症化・・・になってしまいますので、必ず予防にも努めましょう。
①栄養・・・亜鉛とビタミンD3が大切です。その他マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンC、蛋白質が必要です。
納豆、鮭(天然)、鶏卵、レバー、肉類、牡蠣などで摂取できます。
②ライフスタイル・・・禁煙、減酒、湯船、適度な日光浴
・人混みを避ける
・こまめにしっかり手洗い
・睡眠時間を7時間確保する
③サプリメント・・・☆マルチミネラルビタミン3~6錠、☆ビタミンD5000IU1錠、☆ビタミンC2000mgがお勧めです。
おすすめメニュー
●長時間煮込んで作るボーンブロスープ
酢手羽先・玉ねぎの皮・蓮根などの沢山の根菜・キャベツ・舞茸・ネギの青い部分・生姜・にんにくなどを入れる。舞茸は入れない方が美味しいですが、お勧めのきのこです。
●しらす、鮭フレーク、温泉卵、シソ、海苔、あおさ、を乗せたご飯(私はご飯は食べませんが^^;)
私は、☆生りんご酢とにんにく醤油とアマニ油をかけたレタスとルッコラのサラダに、しらすと鮭と紫蘇、海苔、温泉卵、LGGヨーグルトをのせ、ヨーグルトにニンニク醤油をかけています。これ大好き。糖質もフルーツ等で補っています。)
下記は、昨日ご紹介させて頂いた、本間先生の「重症化」について書かれた核心をついた素晴しい記事です。
重症化のメカニズムを知りたい方は是非、読んでみてください。
以下、☆本間真二郎先生のフェイスブックよりシェアさせて頂きます。
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新型コロナウイルスの記事を連続で書いています。
今までの記事のリンクのまとめをつくりました。ぜひ合わせてご参照ください。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2641620056162997
今回の記事は、COVID-19の重症化のカギはACE2(アンジオテンシン変換酵素2)にあることを説明します。
とても重要な情報でCOVID-19の核心に迫ります^^
ぜひ、今後の生活や考え方の参考にもしていただきたいと思います。
前回の記事の重要な点は以下の2点になります。
①新型コロナウイルスの細胞上の主な受容体はACE2である
②COVID-19の重症化は獲得免疫系が働き始める時期に一致している
体の血圧や水分量を調節する最も重要な系はRAS(レニン・アンジオテンシン系)になりますが、この系は、血圧の調節以外にもたくさんの重要な働きをしていることが明らかになってきています。
RASが働くと体が以下の方向にセットされます。
①血圧↑②炎症↑免疫反応制御↓③酸化ストレス↑ミトコンドリア障害↑④繊維化↑硬化↑⑤交感神経↑⑥組織保護↓⑦老化↑・・・など
RASが抑制されると逆の方向に動くと考えてください。
とくに重要なのはRASが炎症や免疫反応のコントロールをしているということです。
RASの亢進が続くと免疫機能は落ちている状態になります。
自然免疫系、獲得免疫系ともに働きが落ちていることに加え、慢性炎症の状態が続いており、免疫のコントロールが悪くなっています(免疫が暴走しやすい)。
炎症が亢進しているように見えても、免疫の機能自体は落ちているという点に注意してください!
そして、ACE(アンジオテンシン変換酵素)は、このRASをコントロールするためのもっとも重要な酵素になります。
ACEにはACEとACE2があり、ACEはRASを促進しACE2はRASを抑制します。
つまり、新型コロナウイルスの受容体であるACE2はRASをコントロールし、炎症や免疫の暴走を抑制する要の酵素になります。
あらゆる感染症で同じ傾向があるのですがCOVID-19では重症化し死亡に至るハイリスクの方がとてもはっきりしています。
今までに報告されたものをみると、
①高齢者
②高血圧
③糖尿病
④心血管疾患 虚血性疾患、心臓弁膜症、不整脈、大動脈瘤など
⑤脳血管疾患 脳動脈瘤、脳梗塞後、脳出血後
⑥慢性呼吸器疾患 喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)
⑦がん
などになります。
①〜⑤に共通しているのは老化(端的に老化とは固くなり、うるおいを失う事)や動脈硬化(血管が固くなる)が関係する状態、病気とまとめていいと思います。
血管が固くなると血圧を維持するためにRASが常に亢進した状態になります。
糖尿病は血管がボロボロになる病気と表現してもいいでしょう。
⑥慢性肺疾患
今回のCOVID-19の最大の特徴は肺炎の発生がとても高い事です。
メインの検査のRT-PCR法より肺のCT検査の方が感度(病気を見つける確率)が高いという報告もみられるくらいです。
健康者でも肺炎で重篤になりますので、肺疾患を抱える方は重症化します。
⑦がん
がんはあらゆる不調な状態の総体として現れます。
また、3大治療(手術、放射線、抗がん剤)では体に大きな負担をかけ、RASも亢進しますし、それ以上に免疫力が低下してとても重症化しやすい状態になっています。
ここまでをまとめるとCOVID-19の重症化や死亡の高リスクである高齢者や基礎疾患を持つ人は、すべてRASが亢進した状態(ACE2の働きが悪い)か肺の病気になります。
次にCOVID-19の主な死亡原因をみますと、肺炎、心不全、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、サイトカインストームなどとなっています。
これらは肺や心臓の重度の障害か免疫の暴走状態と考えられますが、いずれもACE2で説明する事ができます。
①ACE2の発現場所
ACE2の発現は肺に多く、そのなかでも肺を膨らませる物質(サーファクタント)を産生する細胞(2型肺胞細胞)に集中しています。
ここが広範囲に障害を受けると細菌感染の合併も含め重篤な肺炎になります。
また、心不全(COVID-19では心筋障害、不整脈も多く報告されている)は、ACE2が心臓に発現していることと関係していると思われます。
②ACE2の免疫機能(ARDS、サイトカインストームは免疫系の暴走によりおこります)詳しくは前回の記事を参照してください。
ハイリスクの人では、RAS亢進(ACE2機能低下)により普段から慢性的に免疫機能が低下しています。
この状態で新型コロナウイルスに感染すると、まず、自然免疫系の低下によりウイルスがたくさん増える事になります。
次に獲得免疫系が働く段階でウイルス感染細胞(ACE2発現細胞)が一斉に排除されます。
それにより、もともと低下していたACE2の免疫調節機能が完全な破綻をおこして、炎症のコントロールが効かなくなり免疫の暴走が起こると考えられます。
すべての病気は、今までしてきた日常生活(食、生活、メンタル)が本来の自然な状態から外れているサインとして現れます。
ですから、本当は自分の生活を見直し、自然な状態に改善することが根本の対策です。
これに対して、生活の改善(根本療法)ではなく、薬などの対症療法で症状や検査の値だけの改善をしている方は、根本は改善しておらず、初めからRAS亢進、ACE2機能低下、免疫力低下の状態になっているのだと思います。
COVID-19は、このような人に対してとても厳しい感染症であると言えます。
時には薬や対症療法が必要なこともありますが、真の健康は自分の力によるものであり、それを高める生き方をすることが大事であることを教えてくれているようにも感じます。
また、現代人はすでに腸内細菌などの常在菌のダメージが大きいことに加え、身の回りの微生物を排除し過ぎていますので、初めから免疫機能の低下、調節能力の低下があります。
日々の生活の仕方や考え方を含め、根本的に生き方が問われているのです。
今回の新型コロナウイルス感染症の重症化の予防および治療にACEを抑制する降圧剤であるACEi(ACE阻害剤)やARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)が効果を発揮する可能性があります(実際にこれらはサイトカインストームの治療に使われ効果が認められています)。
しかし、緊急時にこれらの投与は致し方ないにせよ、これらも対症療法であることは心に停めておきましょう。
また、上記のリスクがある人に加え、若年者であっても以下の方は重症化しやすいかもしれませんので注意が必要です。
①基礎疾患のある人
②何らかの理由(自己免疫疾患や喘息など)でステロイド治療をしている人
以前のSARSやMERSでは、ステロイドの使用による悪化が報告されており、今回の新型コロナウイルスも同様と考えられます。
つまり、重症化した場合、普段使っているステロイドは使いにくい状態になります。
③慢性炎症を起こしている状態の人
・腸内細菌の状態が良くない人 抗生剤、抗菌グッズ、食べもの(添加物、加工食品、ファストフード、遺伝子組み換え食品、放射能、塩素、フッ素・・・)、生活
・重金属汚染 ワクチン摂取、歯の詰め物、食べもの
・酸化した油の摂り過ぎ
・・・
④塩分制限をしている人 塩分摂取が低いとACE>ACE2の状態となる
(補足:精製塩を制限することは全く問題ありませんが、代わりに天日海塩を十分に取る必要があります)
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