東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。
本日は「耳鼻咽頭科で治らないかすれ声は東洋医学で改善できる」というお話をしたいと思います。
西洋医学の治療
かすれ声といってもハスキーボイスのようにいつもかすれるわけではなく、一時的なかすれ声や声が出にくいということを指します。
耳鼻咽頭科では、かすれ声の原因として、
- 声帯ポリープ
- 声帯結節
- 反回神経麻痺
- 声帯萎縮
- 喉頭がん
などを考えます。
反回神経麻痺というのは喉の周りの神経がマヒしている状態をさし、そのせいで声が出しにくくなる、かすれ声になるという考え、その他は喉や声帯の形が変わっているために声が出にくくなっているといった考えです。
これは病院が外科手術で形を変えるのが得意としているため、症状の原因が変形だと考えるのです。
本当に変形している場合は病院で処置する必要がありますが、一時的にかすれて、しばらく経つと戻るという場合は他に原因があると言えます。
これは、形はおかしくなくても体の働きが一時的に悪くなっているせいで症状が出ているからです。
西洋医学は体をバラバラに診る
耳鼻科ではかすれ声は診察してもらえますがその他の症状は診てもらえません。
他の症状というのはかすれ声以外に例えば、
- 偏頭痛、筋緊張型頭痛、など頭痛が起きやすい
- 鼻炎、花粉症、蓄膿症など鼻が悪い
- 気管支炎なりやすい
- 喘息の家系だ
- 風邪をひくと咳が治まらない
- 慢性扁桃炎など肺、呼吸器系が弱い
- 乾燥肌、アトピー、吹き出物が出やすい
- 皮膚症状が出やすい
- 逆流性食道炎、胃酸過多症、胸やけ、便秘下痢を繰り返すといった胃腸の症状
- 肩こり
- 動悸
- 不整脈
- 末端冷え性
- 生理痛、生理不順、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人病。
これらの症状があっても耳鼻科の先生はかすれ声以外は全く診ません。
「喉は耳鼻科」、「頭痛は脳神経外科」とバラバラの科に行くことになってしまいます。これが「木を診て森を診ない西洋医学」ということです。
東洋医学の治療
一方、東洋医学は「森を診て木を治す」といい、体全体を診て一番の症状を治療します。
かすれ声だけに注目しては治りません。他の症状もつながっているのです。全体を治すツボがあり、全体を治す治療法があります。
喉の変形ではなく、体の働きが悪くなっているためにかすれ声が出ている場合は、東洋医学での治療が有効です。
今現在、かすれ声でお悩みの方は、ぜひ一度東洋医学専門の治療院へご相談ください。
「かすれ声について」動画解説
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