東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。
皆様は、毎日しっかり眠れていますか?
眠りに関する悩みは、世代を問わず抱えている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、鍼灸師の方に向けて「睡眠」に関する施術法についてお話をしたいと思います。
2つの睡眠障害
睡眠障害には、大きく分けて2つあります。
一つ目は、「眠りが浅い」場合です。
深い眠りにつきたいのに、どうしても寝ている途中で目が覚めてしまうという方が当てはまります。
二つ目は、「寝付きが悪い」場合です。
布団に入ってもすぐに寝られない、何時間もかかってしまうという方が当てはまります。
しっかり眠ることができないと、体力的にも精神的にも負担になってしまいますよね。
睡眠障害の原因とは?
■眠りが浅い場合
まず、眠りが浅い場合についてお話をします。
寝付いても何度も目が覚める場合、「気虚」であることが多いと考えられます。
また、気は肺と関係が深いので肺虚である可能性も高くなります。
肝と肺のバランスが悪く、肺虚が引き起こされている場合もありますのでそれも考慮に入れて施術する必要があるでしょう。
■入眠障害の場合
そして次に、入眠障害、つまり寝付きが悪い場合は「心陽の亢進」を考えて施術しなければいけません。
心陽の亢進は、脳が活発になった状態が続いていて、頭が冴えて眠れないのです。
ダイレクトに心陽の亢進を抑えるのも良いと思いますし、腎虚のせいで心陽が静まらない場合は腎虚から施術をしなければいけないでしょう。
お年寄りの場合は腎虚が原因の場合も多いです。
東洋医学では腎は脳髄を健康に保つ働きがあると考えますが、西洋医学では寝付けないお年寄りに対して睡眠薬を出しますね。
腎虚になると頭が弱るのに、睡眠導入剤で強制的に頭をシャットダウンしてしまうというのは認知症予備軍を作りだすようなものだと考えています。
その他、脾、肝、脾虚、肝虚が原因でも入眠障害は起きることがあります。
そのため、その患者さんの状態に合わせて、
- 脈診
- 腹診
- 望診
- 聞診
- 問診
- 切診
をして、睡眠障害の原因を探って鍼灸施術をする必要があります。
ちなみに、
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 加味帰脾湯(かみきひとう)
などの漢方も有効ですので、登録販売者の免許をお持ちの方はしっかりと診察をした上で、お勧めするのも一つの手でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、鍼灸師の方に向けに「睡眠」に関する原因と施術法についてお話をさせていただきました。
施術法の部分は、漢方なども含め少し専門的な話をさせていただいたのですが、やはり東洋医学の考えのもと施術をする私たちは、当たり前のことですが患者様の悩みの原因をしっかり特定して鍼灸施術をすることが重要です。
東洋医学は、一時的な対処療法とは異なり、体を総合的に見ることで原因を探り当て適切な施術をすることができます。
睡眠に悩みを抱えている場合、薬に頼ることも一つの方法ではありますが、それでは根本的に改善したとは言えません。
もし睡眠に関してお悩みであれば、一度東洋医学を専門としている鍼灸院に足を運んでみてくださいね。
院長 石丸昌志
睡眠を深くする方法 動画解説
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