さし穂の冷蔵処理の主な効果は,
発根が早くなり発根数が多くなります。
根が多い事は,
鉢上げ時の活着が早いので,
旺盛な生育をします。
それと,
最良の状態のさし穂が採取でき,
都合のよい日にさし芽ができます。
という事で,
今年の冷蔵処理はどうしようかなと思っていましたが,
持っていない品種や出来の良くないさし穂があり,
会員さんから余ったのを頂いたので,
昨日冷蔵処理を行いました。
昨年は4月14日に冷蔵庫に入れたのですが,
どうも今年はやる気が出ず,
後手後手に回っている感がします。
さし芽は,
5月でも十分間に合うので,
急ぐ事もないのではありますが・・・
冷蔵処理の採穂は葉を2枚多くつけて切ります。
採穂から30分後です。
さし穂の展開葉は6枚なので,
15cmくらいの長さにします。
2~3時間,日陰で軽く萎れさせます。
3時間経過しました。
新聞紙で巻きます。
ラブシートで巻いても良いです。
7~8本巻いています。
薄いポリ袋がいいそうです。
輪ゴムで止めます。
昨年はジップロックを使いました。
ポリ袋1枚に,
15~20本のさし穂を入れて満杯にします。
200本終了。
ブツを冷蔵庫に入れます。
7日くらいから効果が出ますが,
10日から2週間くらいでしょう。
上手く管理すれば,
1ヶ月くらい保存できます。
冷蔵庫の温度は5℃~10℃くらいが良いです。
葉に水がつくと葉が腐りますので,
水は厳禁です。
ポリ袋には1滴も水を入れないことです。