昨年頭に大腸癌で亡くなった母の服をどのように片付けたのかをお話します
母の服を片付けたのは約1年前なのでもしかしたら今と違うところがあるかもしれませんが、悪しからず。
母は兎に角買い物が大好きでよく洋服を買う人でした
父亡き後、2つの和簞笥と1つのクローゼットには母の洋服がたくさん詰まっていました。
ちなみに父の服に関しては食道癌が見つかり、延命治療は一切しないと決めた父が早々に「必要最低限の服以外は全部捨てろ」と言って母と末っ子に片付けさせていました
なので父が亡くなった後の服の片付けは非常に楽でした。
さて母の遺された服をどう片付けるか…ゴミに出す?リサイクルステーションに持ってく?古着屋さんに売る?
色々考えたんですが、ある事を思い出しました
以前知り合いが断捨離をした時に服を寄付したと言っていたのを
プチプラ系が多いから売ったところで大した額にはならないだろうし、捨てるくらいならいっその事誰かの為になることをしようと思った私
そこで色々調べた結果古着deワクチンというサービスを利用することにしました
この古着deワクチンは、3300円の専用回収キットを購入する事で不要となった服やバッグ靴等を片付けることが出来る上、ポリオワクチンの寄付もできるサービスです。
中身はリーフレット、専用回収キット、着払い伝票。
★入れたもの★
・ズボン 19点
・半袖 11点
・長袖 24点
・ジャケット 10点
・チュニック、ワンピース 21点
・スカート 4点
・帽子 3点
・喪服 4点
・スーツ 1点
入れながらシミや汚れがないかをチェックして選び抜かれた服たちです
それにしても喪服が多い
実はあと5着位ありました
無駄に親戚が多いのと体型の変動が多かったのが原因のようです
④着払い伝票を貼り、ヤマト運輸に集荷依頼をする。
(約1年前はヤマト運輸でしたが、今は佐川急便に変わったようです。)
集荷依頼をする時に「サイズと重さはどのくらいですか?」と聞かれ、
小梅 サイズは160なんですが、持ち上がらないので重さはわからないです
ヤマト 大体どのくらいですか?
小梅 ちょっとわかんないんですけど、結構重いです
ヤマト 大体でいいんですけど…
小梅 持ち上がらないので本当にわかんないです
というやり取りを何度もしました
後で25㎏迄って書いてあるんだから大体25㎏位って言えばよかったって気づいた私です
翌日、重いことをアピールしたのでいつも来てくださる初老のおじ様ではなく、20代くらいの若いお兄さんが集荷に来てくれました
そのお兄さんが「割と軽いですね!」と軽やかに持っていったのが印象的でした
入り切らなかった服のうち、私の趣味に合う服は私が貰い、シミ・汚れがある服はゴミに出しました
黒紋付以外の着物は古着屋さんに持っていき、黒紋付は実家にあります。
ただ両親のお葬式の時も私も弟も着なかったので一生出番がなさそうな黒紋付です
そもそも母は私より10cm以上が背が高く、弟は父より15cm背が高く、服のサイズが合わないんです
そんな両親に合わせて作られた黒紋付、着られません
最後にそんな背の高い母の逸話をひとつ
神前式をした両親。
県内の貸衣装屋さんに母の身長に合う着物がなかったので美容師をしているお兄さんが知り合いに探してもらった結果、某有名ボクサーの奥様が結婚式で着た着物が届いたそうな
こんな感じで和簞笥とクローゼットの服の片付けは終わりました
が、今私は思い出してしまった。
押し入れにも収納ケースが入っていることを…
コロナが収まって実家に帰れるようになったら押し入れの片付けをしようと思います
あと10年以上押し入れで眠っている母の実家が買ってくれた田舎の見栄・8段飾りの雛人形と五月人形、それに付随する日本人形はどうしたらいいのだろうか