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高品質オイル7種を味見&酸化が気になる食用油の保存の仕方

高品質オイル7種を味見&酸化が気になる食用油の保存の仕方

脳を育て、人生の質を高める!高品質のオイルを味見・体験♪

マクロビオティック歴30年(以上)、日本の自然食品の歴史を体現する講師が語る、食や環境にまつわるシリーズ講座があり、日本マクロヘルス協会が企画協力しています。

その一環で、食用オイルがテーマとなりました。

スプーンでちょっととったり、おいしいパンにつけたりと、全種類味見もできる内容です。

ここで、一部で恐縮ですが、当日気になった油をご紹介します。

オイルの大切さは知っているつもりだけれど、あまりにもたくさんの種類があり、選ぶのに迷うこともあるかたは、参考にしてくださいね。

食用油7つ


当日、講師の岸江さんがセレクトしてくださった、7種のオイルを味見しました。

左から、ココナッツオイル、有機エキストラバージンオリーブオイル、古式なたね油、有機亜麻仁油、有機サチャインチオイル、玄米オイル、低温圧搾ごま油。

キラキラ美味しそうに誘ってきます♪

オリーブオイルを比較してみて

すぐ上の写真では、左から二つ目の大きなびんが、オルチョ・サンニータ。

 

とある大手マクロビオティックのお料理スクールに通っていた友人から、学校推薦だと聞いたことがあります。

そういうオイルですから、安心・おいしいオリーブオイルであることに疑いがなく、逆に細かく気にしたことがありませんでした。

オルチョ・サンニータは、樹齢を経たオリーブの木からとれたオリーブオイルなんだそうです。

そのオルチョ・サンニータと、もう一種、若い木からとれた下のオリーブオイルと、オリーブオイル同士を食べ比べてみました。

 

オルチョ・サンニータは、うん、この味という、ちょっぴり苦みばしったおいしいオイルの味。

若い木からとれたオイルのほうは、味も、なんとなく若い(青い)んです。

柑橘系などと合わせてフレッシュさを味わう時には、若いほうが合っているかもしれないと思いました。

どちらも高品質なオイルなのでおいしかったのですが、オリーブオイルの味わいが樹齢によって違う、というのは、あらたな発見です。

 

玄米オイルっておいしいんだ。

米油は味わったことがあるけど、「玄米」とついた油は初めてでした。

化学的に抽出・精油しないので、びっくりするくらい大量の新鮮なぬかから、少量しかとれないという貴重なオイルなんだそう。

 

確かに、うっすらと、ぬかの香りがしておいしかったです。

玄米のもつ栄養価、機能性を考えると、日本人にとって、生活にとりいれるべき油なんじゃないかな〜というのは容易に想像がつくのですが、

「油の食物繊維」といわれる植物ステロールがダントツに多い、というのが面白かったです。

さすが玄米オイルになっても、腸内環境にいいんですね。

ここまで良質なお米系の油は間違いなく珍しいので、ご興味ある方は、とにかく入手して、味見してください。

7種類のオイルの色、香り、味を体験

酸化が気になるオイルですから、その場で、びんから小さなプラスチックカップにうつし、みんなでシェアしていきました。

オイルとプラスチックの組み合わせが気になる、というかたもいらっしゃるかもしれませんが、色がよく見えて、この場合はわかりやすいですよね?

自分で使っているオイルも複数含まれていたので、純粋な比較とは言い難いのですが、わたしがこの日、劇的においしかったのは、上の玄米オイルと、下の亜麻仁油です。

オメガ3のオイルは、いまは麻の実からとれたオイルにしていたところ、亜麻仁油を、久しぶりに食べてみると、こってり、妙においしくて。

下の亜麻仁油が高品質で、美味しかったこともあると思いますが

 

亜麻仁油(フラックスオイル)は大手スーパーのオリジナルブランドなどでも有機のものが買えたりするので、逆にそういうもので済ませる機会が増えていたのです。

同じ有機でも、全体のこだわり度の違いで、より高品質なものはやっぱり味がちがうんですね……(量産にはむかないから、なかなか大手スーパーでは取り扱うのにむかないようなやつはやっぱりすごいということで……)

オメガ3はからだにいい、ということでとりいれるかたも多いと思いますが、いちど、高品質のものを味わってみて、これか!という感想をもってみるのも楽しいのではと思います。

 

加熱できるオメガ3オイルがある!

亜麻仁油の話に続いて、サチャインチオイル。

オメガ3のオイルって加熱しちゃいけないっていうじゃないですか。

サチャインチオイルだと、加熱できるときいて、驚きました。

 

上の亜麻仁油よりはあっさりした印象。

そしてたしかにオメガ3のオイルすべてに共通する、あの風味……!

オメガ3のオイルを生で食べるのが生活に根付きづらい人は、サチャインチオイルを利用したらいいと思います。

 

からだにいいオイルのとりかた

油は陰性なので、人によっては摂りすぎるとゆくゆくは冷えるとのことでしたので、わたしはやはり、多くとるのには向かないと思いました。

油で冷えを感じた話は以前書いています。↓

酸化しづらい油代表、ココナッツオイルで冷えが入る?

が、脳の60パーセントは脂質といわれていますし、60兆個の細胞の細胞膜も脂質でできている、とのこと。

だからこそできるだけ良質な油をとったほうがよい、良質な油を適量、バランスよくとっていく大切さを再認識しました。

講座では、とある機能に特化させるなどの加工で、油に害が生じたことがあとになって発見された、という歴史的ないくつかの事例の説明がありました。

そのあと、オメガ3、オメガ6、オメガ9をバランスよくとるのがよい、というお話があったのですが、言われてみると当たり前のことなのですけど、大変リアリティがありました。

講座そのものもまた再開催しますので、講座で複数味見をしたいかたは、このページの最後に出ているメルマガに登録してくだされば、今後、開催日に気づいていただけるかと思います。(参加人数が限られているので、ブログではあまり告知しません)

 

良質なオイルを日もちさせるには……

エッセンシャルオイルの保存法としても聞いたことがあるのですけど、温度変化をへらすのが1番のポイントとのことでした。

もちろん遮光タイプの瓶があるオイルなら、遮光タイプの瓶を選びます。

そして、あけたら冷蔵庫の野菜室で保存。使うときだけ出せば、かなりもつ、との説明でした。

温度変化に弱いという意味では、冷蔵庫に入れたものを外に出しっぱなしにするのも当然良くないので(瓶に水滴がつくのをみたらわかりますよね)、使い切るまでの期間と、ふだんの使用頻度を考えて、好きなオイルを、おいしく食べていきましょうね!

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執筆者について

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本やムックの編集者、時々ライター、一般社団法人 日本マクロヘルス協会理事。3人の子を育てる高齢出産ワーキングマザー。編著に『子どもを守る自然な手当て』、企画・翻訳書に『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』『親子で楽しむ おむつなし育児』など。大人向けのノンフィクションや小説、実用書、児童文学、絵本など、多くの出版物を編集・製作中。趣味はマンガ読み。

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